Tradeview(トレードビュー)の評価・評判

TRADEVIEW MARKET(トレードビューマーケット・以下Tradeview)は2004年創業のニューヨークに本社を置く海外FXブローカーだ。イギリス領ケイマン諸島に本部を構え、ロンドン・ペルー・ボコタ・ラブアンに支店が存在する。

海外では老舗ブローカー・100以上のホワイトラベル・50以上のLP(リクイディティ・プロバイダー)と巨大グローバル企業として受け入れられているが、日本人には認知度がまだまだ低い。

その理由の一つとして、Tradeviewは日本の顧客確保に積極的ではないことが挙げられる。

Tradeview

Tradeviewの総合評価

総合評価 3.3
安全性 2.5
アカウント 3.0
手数料・スワップ 3.5
取扱銘柄の種類 3.0
プラットフォーム&ツール 4.5
モバイルトレーディング 4.5
リサーチ 3.0
学習コンテンツ 3.0
サポート 3.0
メリット
  1. 補償保険に加入しているため、35,000USD(約350万円)まで補償される
  2. 取引方式はNDDと透明性が高い
  3. とにかくスプレッドが狭く、ECN口座は取引手数料が片道2.5USDと業界最安値
デメリット
  1. ロスカットレベルが100%と国内ブローカー並み
  2. 日本在住者を管理している”Tradeview Financial Markets S.A.C”は金融ライセンスを所持していない
  3. 公式ホームページの日本語対応ページには情報がほとんどない

安全性

項目Tradeview
安全性50
運営会社Tradeview Financial Markets SAC Global
住所ペルー共和国
Los Mirtos 239 Urb.
San Eugenio, Lince, Lima – Perú
設立年2019
株式公開(上場)なし
銀行運営なし
資金管理区分分割管理
高信頼度 ライセンスなし
中信頼度 ライセンスなし
低信頼度 ライセンスケイマン諸島通貨局(CIMA)585163
ラブアン金融サービス庁(LFSA)MB/19/0037
マルタ金融サービス局(MFSA)IS93990

Tradeviewは”Tradeview Ltd.”が運営している。日本在住者を管理しているのは”Tradeview Financial Markets SAC Global”だ。また、冒頭にtradeviewは「100以上のホワイトラベルを持つ」と記載したが、Tradeview自身もPrimeXMのホワイトラベルである。

金融ライセンス

Tradeviewはケイマン諸島通貨局(CIMA)の監視の元運営を行っている。

オフショア国であり、あまり日本人になじみがないが、ケイマン諸島はFATF(金融活動作業部会)というマネーロンダリング防止の基準を確立する多国間機関でアメリカに次いで5位にランクインしている。ちなみに日本はFATF第4次対日相互審査にて「不合格」と評価された。

FxpediaではCIMAを低信頼度ライセンスと評価しているが、その他の低信頼度ライセンスと比較しても頭一つ抜き出ているライセンスである。

しかし日本在住者が口座開設した場合、2019年に設立したペルーにある”Tradeview Financial Markets SAC Global”によって管理されるのだが、ペルー版公式ホームページにはCIMAの記載どころか一切のライセンスに関する記載がない。問い合わせてみたところ、やはり金融ライセンスを所持していないと回答を得た。

資金管理区別

Tradeviewの資金管理は分割管理である。多くの情報サイトで「サンタンデール銀行にて分割管理」などと記載しているが、現在英語公式ホームページにはそのような記載はなく、「ティア1銀行にて分割管理」としか記載されていない。

補償保険

他サイトにはよく「Tradeviewは信託保全完備」との記載が多いが、英語公式ホームページには記載がない。Tradeviewに問い合わせたところ「35,000USD(約350万円)まで保証する信託保全を設けている」との回答を得た。

しかし、日本の金融庁が国内FXブローカーに義務付けている信託保全の定義は、口座残高はもちろん、未決済損益やスワップも含めた有効証拠金残高全てを補償することである。言わば”完全信託保全”と言えよう。

しかし、これに対しTradeviewの場合「自社のみが破産した場合以外は最高金額約350万円まで補償する」としているため、”部分信託保全”と言える。

この”部分信託保全”に該当する海外FXブローカーはExnessFXGTTitanFXなど数多く存在する。ちなみに、”完全信託保全”と呼べる海外FXブローカーは筆者が見たところ、現在確認できるところで、AXIORYのみだ。

スポンサー契約

現在、Tradeviewは数多くのローカルラグビーチームとスポンサー契約を結んでおり、将来的には世界のすべてのトップローカルラグビーチームのジャージに「TRYTRADEVIEW」ロゴを付けることを目標にしている。その理由として、以下の2点を挙げている。

  • スタッフの多くがラグビーに携わっており、スポーツがスタッフの生活にプラスの影響を与えていることを認識しているため、Tradeviewなりのスポーツへの還元方法
  • お金を必要としていないプロのチームと契約するのではなく、ローカルアマチュアラグビーチームに投資することで本当に必要としている場所に投資をしたい

昨今、企業の社会的責任を問われることが増えた。自社プロモーション軸での有名人の起用なども否定はしないが、社会貢献を兼ねたスポンサー契約は非常に好感を持てる。社会貢献に重きを置いているブローカーはTradeviewとXMTradingだけだ。

口コミ

海外最大級のFX掲示板FPA(Forex Peace Army)でTradeviewの評価は133レビューで”4.123”だ。レビュー数が163のiFOREXは”3.217”であるため比較すると評価が高いことがわかる。しかし、ここに投稿されている内容は真偽が不確かな投稿も多いため、点数は参考程度にすると良いだろう。

アカウント

項目Tradeview
口座タイプ4 ※1
最大口座数5
注文方式NDD(STP/ECN)
レバレッジ最大500倍
ゼロカットシステムあり
法人口座あり

Tradeviewは大きく以下4つのサービスに分けられる。本項で記載する内容は基本的にTradeview forexの内容である。

  • Tradeview forex(FX・CFD)
  • Tradeview stocks(株式・ETF)
  • Tradeview GATE Hub(教育・ニュース・分析)
  • TV Prime(機関投資家向け)

Tradeviewでは個人口座、法人口座以外に共同口座というものが存在する。共同口座とは通常夫婦で銀行口座を所持していた場合にトレード口座も夫婦名義にする口座である。

口座タイプ

Tradeviewでは、NDD/STP口座であるX Leverage口座(スタンダード口座)とNDD/ECNであるInnovative Liquidity Connector口座(ILC口座)・cTrader口座・Currenex口座の4種類の口座タイプが存在するが、現在Currenex口座は提供を停止しており、再開の予定は未定となっているため実質3タイプとなる。(※1)

ECN

TradeviewではILC口座・cTrader口座・Currenex口座でNND/ECNによる取引方式を採用している。特徴としては、最低取引数量が0.1ロット・最低入金約10万円とやや敷居が高く、初心者向きではない。

しかし、ECN口座はスプレッドと取引手数料が競合他社を寄せ付けない水準であり、中級者以上がスキャルピングを行うには最適の環境だ。

TradeviewではX Leverage口座をスタンダード口座と説明することがあるが、ホームページのトップ画像にてILC口座の現在のスプレッドを表示するなど、ホームページのあらゆるところでILC口座をおすすめしている。

最大レバレッジ

公式英語ホームページにはX Leverage口座は最大レバレッジ400倍、ILC口座は100倍と記載がある。しかし、日本在住者で希望があればそれぞれ500倍、200倍に変更することが可能だ。

また、公式英語ホームページには記載がないが、tradeviewでは資金によって最大レバレッジの変更を求められることがある。問い合わせたところ「資金が10億円ほどになると最大レバレッジ100倍への変更依頼を差し上げる場合がある」としている。しかしレバレッジ規制ではなく、あくまでも変更依頼であるため、顧客の許可なしに最大レバレッジが変更されることはない。

TitanFXでは、口座残高や有効証拠金残高によりレバレッジ規制を受けず常に最大レバレッジ500倍で取引できるが、Tradeviewもこれに匹敵するレバレッジ制度を実装している。

最大ロット数

Tradeviewでは最大ロット数75ロットと設定しているが、顧客によって特定の基準を満たした場合、変更可能となっている。

ロスカット

海外ブローカーでは一般的にロスカットレベル20%とするブローカーが多い中、Tradeviewでは100%と国内FXブローカー並みに高い。老舗大手ブローカーのFxProもロスカットレベルが50%と高めの設定だが、その倍の数値である。

ストップレベル

Tradeviewではのストップレベルが設定されていない。つまり、EURUSDをロングしたい場合、現在のレートの0.00001pips下に指値を入れることができ、スキャルピングには最適な環境だ。ちなみに、ブローカーがDD方式による注文方法を採用していた場合、ストップレベルをゼロに設定することはその性質上難しい。

手数料・スワップポイント

項目Tradeview
最低初回入金額100USD(約1万円)
取引手数料あり
スプレッド(USD/JPY)0.0pips~
スワップポイント(USD/JPY)ロング:-2.12
ショート:-4
口座維持手数料なし
ボーナス/ディスカウントなし

多くの海外ブローカーでは、一定期間取引を行わないと口座維持手数料が発生するが、Tradeviewでは口座維持手数料は発生しなく良心的だ。また、Tradeviewではボーナスキャンペーンを一切開催していない。

入金

Tradeviewの入金方法は数多く取り揃えているため、英語ホームページに記載されている円で入金可能な方法を以下にまとめた。

このように円で入金できても日本人になじみが薄いものが多い。しかし、Tradeviewに問い合わせたところ「VISA・master cardで入金可能」との返答を得た。また、Tradeviewではいかなる入金方法でも入金手数料は発生しない。

出金

Tradeviewでは出金する際、入金金額分は必ず入金した方法で出金しなければならない(返金扱いになる)。また、クレジット入金の場合、一般的には返金期間が各クレジット会社により定められているが、Tradeviewでは時間制限がなく返金扱いとなる。入金金額以上の利益分を出金した場合、銀行振込によって支払われる。

取引手数料・スプレッド

X Leverage口座では取引手数料は掛からない。スプレッドは他社と比較するとやや狭い水準であり、使い勝手がよい口座だ。

特筆するべきはILC口座とcTrader口座(ECN口座)である。まず取引手数料は他社のECN口座の場合1ロットあたり片道3.5~4.5USDとするブローカーが一般的だが、Tradeviewでは片道2.5USDと破格である。XMのECN口座(ゼロ口座)では片道5USDとなっており、Tradeviewの往復料となっていることからいかにこの価格が優秀かお分かりいただけるだろう。

さらに、EURUSDの平均スプレッド:0.00001pips、USDJPYの平均スプレッド:0.002pipsとなっており海外ブローカーのみならず、国内ブローカーも顔負けする水準である。

スワップポイント

マイナススワップがほとんどだが、現在の海外FXブローカーの多くがマイナススワップばかりであり、Tradeviewだけが特別なわけではないことを考慮すると”並”といったところだ。

ボーナス

Tradeviewではボーナスキャンペーンを一切行っていない。ボーナス重視であればGemForexやFXGTが積極的に取り組んでいる。

取扱銘柄の種類

項目Tradeview
外国為替60種類
株式なし
株式指数9種類
ETFなし
コモディティなし
貴金属3種類
エネルギー3種類
仮想通貨5種類

上記の表はTradeview forexで取り扱っている商品である。Tradeview stocksでは現物株式・株式CFD・ETFを取引することができる。

TradeviewではMT4・MT5・cTraderによって取扱商品数が異なる。Tradeviewに問い合わせたところ「LP(リクイディティ・プロバイダ)によってはMT4でのみトレード可能な銘柄があるためMT5やcTraderよりもMT4の方が銘柄は多くなっている。

また、銘柄はLPのシステム改善などで随時MT5、cTraderにも追加がされる。」とのことだ。しかし、「どの通貨ペア・商品がMT4以外では取引不可能なのか」については言及を避けたため、確認できなかった。

プラットフォームとツール

項目Tradeview
デモトレードあり
独自のプラットフォームなし
メタトレーダー4(MT4)あり
メタトレーダー5(MT5)あり
cTrader(シートレーダー)あり
ソーシャルトレード/コピートレードあり
VPSなし

X Leverage口座・ILC口座はMT4・MT5から選択することができる。しかし、現在Currenex社が開発したプラットフォーム”Viking”の新規受付は行っていない。

cTrader

cTraderとは2011年にロンドンの「Spotware System」という会社が開発したプラットフォームだ。特徴として以下の3点が上げられる。

  • ECN専用なので価格操作がない
  • 株のように板情報が見れる
  • リクオートがなく、同時決済も可能

上記の特徴から、透明性が高いことがわかる。また、約定スピードが優秀で、スキャルピングやデイトレードとの相性が良い。

これだけ聞くと「口座開設する際はcTtader一択」となりそうだが、cTtaderを使っているトレーダーはさほど多くない。理由として、日本在住者を受け入れているブローカーでcTtaderを取扱っているのは、Tradeview・AXIORY・FxRroの3社しか確認できず、まだ普及していないことが挙げられる。

また、MT4やMT5に慣れていると、扱い方が独特なうえ、初期設定のインジケーターが少ないといったデメリットがある。ただ、使い慣れればMeta Traderより利点が多いので、今から慣れておくのも手と言えよう。

モバイルトレーディング

項目Tradeview
Android アプリあり
Apple iOS アプリあり

MT4・MT5・cTraderではiPhone、Androidに対応しているが、Vikingは対応していない。

リサーチ

項目Tradeview
デイリーマーケット解説なし
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース)なし
ウィークリーウェビナーなし
経済カレンダーあり

Tradeview forex内では経済カレンダーしかないが、”SURF’S UP!”というTradeviewが管理するニュースを専門としたサイトでは様々な情報を購読することができる。ただし日本語での配信はなく英語のみになる。

学習コンテンツ

項目Tradeview
FX教育の実施あり
CFD教育の実施あり
ウェビナーなし
ウェビナー(アーカイブ)なし
トレーディング動画なし
投資家辞書(用語集)あり
チュートリアル/ガイドなし

Tradeview forex内では以下の教育コンテンツが存在する。

重要な外国為替指標

もっとも重要な外国為替指標:欧州連合・日本・イギリス・アメリカの重要な指標を一覧表にて解説している。

CFD・ETF解説

CFDやETFの解説はもちろん、注文タイプ・取引時間・オーバーナイトポジションについても解説をしている。

ビデオ

全編英語で日本語字幕なし。

用語集

アルファベット順に配列されているため、どちらも英語を理解していないとコンテンツを使いこなすのは難しい。

また、Tradeview forex外では”tradeview GATE Hub”にてさらに詳しい情報・分析・ニュースが盛り込まれている。

サポート

項目Tradeview
日本語対応あり
ライブチャットあり
メールあり
電話なし

海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分がゆえにうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、Tradeviewでは日本語対応しているためそういった心配はない。日本語サポートはマーケットが空いている時間帯は24時間対応している。

英語公式ホームページにはライブチャットはあるが、日本語公式ホームページにはライブチャットがないため日本語対応は行っていないのだろう。電話番号も公式ホームページに記載はあるが、住所と一緒に記載があるためサポートセンター直通ではなさそうだ。

総評

特に特筆すべきはスプレッド・取引手数料である。NDD/STP仕様のX Leverage口座も優秀だが、やはりECN口座のスプレッド・取引手数料は国内、海外ブローカーを問わず群を抜いた存在だ。スキャルピングには最適の環境と言えよう。

また、ロスカットレベルが100%というのは正直高すぎるが、安全第一と考えるのであればメイン口座として活用する分にはよいだろう。

しかし、忘れてはいけないのは日本在住者を管理している”Tradeview Financial Markets S.A.C”は金融ライセンス未取得ということ。流石にTradeviewが何か問題が起きた時”Tradeview Financial Markets S.A.C”の顧客を無下に扱うことはないと思うが、規制を受けないということは可能性がないということだけは忘れてはいけない。

結論、金融ライセンスを気にする方には向かない。しかし、極小コストでスキャルピングをしたいトレーダーにとっては最適と言える環境が取り揃えてあるため、しっかり長所・短所を検討した上でTradeviewを使用するべきであろう。

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著者情報

トレード歴8年の元証券会社勤務の編集長を筆頭に、複数名の現役トレーダーとサイト情報の更新を行っている。トレーダー目線で偽りのない有益な情報を発信することを心掛ける。また、コンテンツ内には客観的な事実をもとに編集部の見解を述べている。

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