TitanFX(タイタンFX)の評判・評価

TitanFX(タイタンエフエックス)は、ニュージーランドで2014年に誕生した海外FXブローカーだ。現在はバヌアツに拠点を移している。

この2014年は、かつて日本市場に参入していた”Pepperstone”が本年いっぱいで日本市場撤退を決めた年であり、このことから分離独立したのが”TitanFX”である。ちなみに、Pepperstoneは”MyfxMarkets”のホワイトラベルであり、MyfxMarketsは”Axitrader”の子会社である。

このことからTitanFXもホワイトラベルである可能性が高いが、真偽は確認できていない。

TitanFX バナー

TitanFXの総合評価

総合評価 3.3
安全性 3.0
アカウント 4.0
手数料・スワップ 3.5
取扱銘柄の種類 3.0
プラットフォーム&ツール 3.0
モバイルトレーディング 3.5
リサーチ 2.0
学習コンテンツ 2.0
サポート 4.5
メリット
  1. 口座残高によるレバレッジ規制を受けず常に最大レバレッジ500倍(株式CFD、仮想通貨FXを除く)
  2. 取引方式はすべてNDDかつMarket Executionとなっており透明性が高い
  3. スプレッドや取引手数料が他社と比較しても安い
  4. ストップレベルがなく、指値・逆指値を直近に入れることができる
デメリット
  1. ライセンスが低信頼度ライセンス1つのみ
  2. ボーナスキャンペーンはなく、最低入金は約2万円と初心者にはやや敷居が高い

安全性

項目TitanFX
安全性60
運営会社Titan FX Limited
住所バヌアツ共和国
1st Floor, Govant Building,
Kumul Highway,Port Vila, Vanuatu
設立年2014
株式公開(上場)なし
銀行運営なし
資金管理区分分割管理
高信頼度 ライセンスなし
中信頼度 ライセンスなし
低信頼度 ライセンスバヌアツ金融サービス委員会(VFSC)40313

TitanFXはバヌアツ共和国に本社、アメリカ・オーストラリア・インド・ロンドンに拠点を置き活動している。

ちなみに、Titan Trade(TITAN BINARY)というBO(バイナリーオプション)ブローカーが存在するが、正直あまり評判が良くない。しかし、TitanFXに関係性を直接問い合わせたところ一切関係ないことが確認できた。

金融ライセンス

TitanFXはバヌアツ金融サービス委員会 (VFSC)のライセンスの元、運営している。

オーストラリアを拠点とするPepperstoneから独立した時は、隣国であるニュージーランドにて起業し、FSP(Financial Service Provider Register)というライセンスの元、運営していた。

しかし以前GemForexの評価ページでも触れたが、ニュージーランドの金融庁に該当する機関はニュージーランド金融市場庁(FMA)であり、Fxpediaでは先述したFSPを”金融ライセンス”として位置づけていない。

そのこともあってかTitanFXはバヌアツに拠点を移し、低信頼度ライセンスではあるが、FSPより断然信頼のおけるVFSCを取得したものと考えられる。

資金管理区別

TitanFXでは分割管理による資金管理方法を採用している。「世界有数のトップ銀行で信託保管されている」とあるが、具体的にどの銀行に預けているかなどの詳細は公表していない。

補償保険

TitanFXは、2021年より金融サービス業における外国為替市場に関する紛争問題解決に取り組む国際機関であるFinancial Commission(金融委員会)に加盟している。

これにより、TitanFXがFinancial Commissionの裁定に従わない場合、またはTitanFXがそれに対して与えられた判断の下で支払うことなくFinancial Commissionから削除された場合のみ執行する。上限は1人あたり2万EUR(約260万円)だ。

ちなみに、Financial CommissionにはAXIORYやexnessといったブローカーも加盟している。

口コミ

海外最大級のFX掲示板FPA(Forex Peace Army)でTitanFXの評価は”3.105”だ。しかし、レビュー数は3件と少なく、ここに投稿されている内容は真偽が不確かな投稿も多いため、点数は参考程度にすると良いだろう。

アカウント

項目TitanFX
口座タイプ2
最大口座数15 ※1
注文方式NDD(STP/ECN)
レバレッジ最大500倍 ※2
ゼロカットシステムあり
法人口座あり

最大口座数は基本的に15口座まである。しかし、16口座目以降を希望であればTitanFXに問い合わせを行い、担当部署にて追加開設が可能か判断が行われ基準を満たせば作ることができる。(※1)また、法人口座の開設も可能だ。

口座タイプ

TitanFXでは口座タイプはZeroスタンダード口座とZeroブレード口座の2種が存在する。いずれもMT4、MT5で取引可能だ。

取引方式

TitanFXでは両口座タイプでNDDを採用しており、Zeroスタンダード口座はSTP、Zeroブレード口座はECNと分かれている。また、TitanFXにさらに詳しく問い合わせたところ、両口座でMarket Executionを採用していることが判明した。このことからTitanFXの取引環境は非常に透明性が高いことが証明されている。

Zero Point テクノロジー

TitanFXでは各口座タイプの名称に”Zero”が付くが、これは”Zero Point テクノロジー”という独自の技術から由来するものとみられる。下記3つの技術を総称して”Zero Point テクノロジー”と呼ぶ。

  •  Zero Point 自動スプレッド最小化システム(ZP-ASM)
  • ダイナミック・リクイディティ・アグリゲーション(ZP-DLA)
  • 光速度による注文がスタンダードのZero Point約定スピード最適化機能(ZP-OEO)

これらを用いて、顧客の注文をLP(リクイディティ・プロバイダ)に繋いでいるため、他ブローカーの追随を許さない低スプレッド・約定スピード・流動性・為替レートを実現している。

また、TitanFXは公式ホームページのトップ画面にて”次世代型のECNブローカー”と自称している。Zero Point テクノロジーを用いていることから、よりスピーディーかつ低スプレッドが可能なブレード口座(ECN)を推奨しているのだろう。

レバレッジ

TitanFXでは証拠金がいかなる場合でも仮想通貨FX、株式CFDを除き、最大レバレッジは500倍である。

通常他社ブローカーでは、最大レバレッジが有効証拠金残高もしくは証拠金残高によってレバレッジ規制が入ることが普通である。しかし、TitanFXは有効証拠金残高による規制がないため、レバレッジ規制を逃れようと出金手続きや別口座に資金移動をするなどの必要はない。

しかし、貴金属、エネルギー、および株価指数CFD商品を金曜日のクローズ約30分前~月曜日のオープン約15分後の間に新規のポジションを保有した場合、最大レバレッジは100倍となる。仮想通貨CFDも同様に、金曜日のクローズ約1時間前~月曜日のオープン約15分後の間に新規ポジションを保有した場合、最大レバレッジは5倍となる。(※2)

なお、口座レバレッジの変更(引き下げ)も可能だ。

ストップレベル

TitanFXではのストップレベルが設定されていない。つまり、EURUSDをロングしたい場合、現在のレートの0.00001pips下に指値を入れることができ、スキャルピングには最適な環境だ。ちなみに、ブローカーがDDによる注文方法を採用していた場合、ストップレベルをゼロに設定することはその性質上難しい。

その他にもXMTradingAXIORY・Tradeviewでもストップレベルはゼロであり、もちろんすべてNDDブローカーである。

最大ポジション数・最大ロット数

TitanFXでは1注文あたりの最大ロット数は100ロット、1口座あたりの最大ポジション数は200ポジションである。つまり、1口座につき2万ロットまで保有できるのだ。さらに、最大口座開設数は基本15口座であるため、実質30万ロットまで保有することが可能となる。

手数料・スワップポイント

項目TitanFX
最低初回入金額200USD(約2万円)
取引手数料なし ※3
スプレッド(USD/JPY)1.33 pips
スワップポイント(USD/JPY)ロング:-2.35
ショート:-3.8
口座維持手数料なし
ボーナス/ディスカウントなし

TitanFXの最低入金は200USD(約2万円)とやや敷居が高い。また、ボーナスキャンペーンも行っておらず初心者には嫌煙されるかもしれない。しかし口座維持手数料が掛からないため、一度口座開設をしておいても損はないだろう。

入金・出金

TitanFXでは、以下の4点の方法で入金が可能である。

  • クレジットカード(VISA・Mastercard・JCB・AMEX)
  • bitwallet(ビットウォレット)
  • 銀行送金
  • STICPAY

基本的に出金方法も入金方法と変わらないが、出金の場合AMEXは適用外である。

取引手数料・スプレッド

TitanFXのスプレッドは他社ブローカーより狭く設定されている。また、ブレード口座ではさらに狭いスプレッドで取引できる代償として、取引手数料片道3.5USDを支払う必要がある。この金額は他社と比較してもかなり良心的であり、スキャルピングには最適な口座だ。(※3)

ちなみに、AXIORYも同額でECN口座を取引することができる。

スワップポイント

TitanFXのスワップポイントはマイナススワップが多い。ただし、現在の海外FXブローカーの多くがマイナススワップばかりであり、TitanFXだけが特別なわけではないことを考慮すると”並”といったところ。

現在は公式ホームページでスワップポイントを公表しておらず、口座を開設しMT4・MT5の「気配値>仕様」で確認しよう。

また、基本的には日本時間の木曜日6:00(冬時間は7:00)をまたいで持ち越したポジションに対しスワップを3日分付与される。しかし、エネルギー・株価指数CFD・仮想通貨CFDに関しては、月曜日の市場オープン時間まで持ち越したポジションに対しスワップが3倍となるので注意が必要だ。

また、仮想通貨CFDのスワップはクローズ価格を元に算出され、ロングポジションの場合-25%、ショートポジションの場合-15%のマイナススワップが日本時間6:01(冬時間は7:01)に付与される。

取扱銘柄の種類

項目TitanFX
外国為替60種類
株式100種類
株式指数21種類
ETFなし
コモディティなし
貴金属11種類
エネルギー5種類
仮想通貨24種類

TitanFXで取扱っている株式CFDは全てアメリカ株であり、MT5でのみ取引可能だ。2021年8月25日に新たに35銘柄追加され、現在では100銘柄取引可能となった。

また、貴金属はXAU(ゴールド)対USDを筆頭にEUR・JPY・GBP・AUD・CHFクロスの商品も取扱っており、他社ではあまり見かけない組み合わせを取り揃えている。

ちなみに仮想通貨CFDは、日本時間で金曜日5:55にクローズされ月曜日の6:01からオープンとなるため実質2日間取引できなくなるため注意が必要だ。

プラットフォームとツール

項目TitanFX
デモトレードあり
独自のプラットフォームなし
メタトレーダー4(MT4)あり
メタトレーダー5(MT5)あり
cTrader(シートレーダー)なし
ソーシャルトレード/コピートレードあり
VPSあり

TitanFXでは両口座タイプでMT4、MT5を選択することができる。

VPSは「お名前.comデスクトップクラウド」と「使えるねっとFX専用VPS」を推奨している。お名前.comデスクトップクラウドと契約した場合”Titan FX MT4”がプリインストールされており、簡単に自動取引を始めることが可能だ。

モバイルトレーディング

項目TitanFX
Android アプリあり
Apple iOS アプリあり

android、iPhoneともにアプリストアからMT4/MT5をダウンロードし、売買が可能。

リサーチ

項目TitanFX
デイリーマーケット解説なし
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース)なし
ウィークリーウェビナーなし
経済カレンダーあり

TitanFXでは「市場分析」「月間為替レポート」「FXライフスタイル」といったコンテンツが存在する。

市場分析は毎週月曜日に更新している。執筆者が日本人であるため、翻訳したときに起こるニュアンスの変化も心配する必要がなく読みやすい。しかし、月間為替レポートは2018年12月より更新が止まっている。

FXライフスタイルは「凄腕FXトレーダーにインタビュー!」と題し、トレーダーの日常や経緯、トレードスタイルなど他社にはないユニークなコンテンツとなっている。

学習コンテンツ

項目TitanFX
FX教育の実施なし
CFD教育の実施なし
ウェビナーなし
ウェビナー(アーカイブ)なし
トレーディング動画なし
投資家辞書(用語集)なし
チュートリアル/ガイドなし

TitanFXではFX基礎知識というコンテンツが存在する。全16記事があり更新は2017年8月20日で止まっている。

サポート

項目TitanFX
日本語対応あり
ライブチャットあり
メールあり
電話あり

海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分がゆえに上手くコミュニケーションが取れない事例があるが、TitanFXは日本人が対応してくれるためそういった心配はない。

そもそも前述したとおり、Pepperstoneが日本を撤退したことがきっかけでTitanFXが誕生したため、日本語サポートは万全である。ライブチャットは平日24時間対応だ。

総評

結論から言うと、評価できる海外FXブローカーだと言えよう。AXIORYと非常に似た特徴を持っており、主に類似点として以下の4点が挙げられる。

  • 低信頼度ライセンス1つのみ
  • Financial Commission加盟ブローカー
  • ECN口座の取引手数料が同額
  • 口座維持手数料・ストップレベルなし
  • ボーナスは一切なし

お互い意識しあっているのだろう。しかし、相違点としてAXIORYは信託保全による資金管理を採用している。そもそも、信託保全を採用している海外FXブローカーは数えるほどしか存在しない。そのため安全性で言えばAXIORYに軍配が上がる。

しかし、サポートの対応をみると他社より丁寧な印象を受けた。前身のブローカーが日本撤退の際、創設したブローカー=日本人の顧客目的に創設したブローカーと考えてもいいだろう。このことからも我々日本人には好印象を受ける。

また、TitanFXには有効証拠金残高がいくらであってもレバレッジ最大500倍という唯一無二の強みがある。AXIORYはそもそもの最大レバレッジが400倍であるためその時点でTitanFXの方が優秀なのだが、無限レバレッジを謳っているExnessでさえも約300万円を超えると最大レバレッジが400倍となってしまう。GemForexでも証拠金残高200万円以上でも最大レバレッジ500倍で取引可能だが、正直安全性の保証はTitanFXより圧倒的に劣る。

このことからも、有効証拠金によるレバレッジ規制を気にするトレーダーにはうってつけと言える。しかし、信託保全ではないため巨額を運用することはおすすめしない。また、大金を運用する予定がなくとも口座維持手数料が一切ないため、口座開設をしていても損はないだろう。

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著者情報

トレード歴8年の元証券会社勤務の編集長を筆頭に、複数名の現役トレーダーとサイト情報の更新を行っている。トレーダー目線で偽りのない有益な情報を発信することを心掛ける。また、コンテンツ内には客観的な事実をもとに編集部の見解を述べている。

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