

安全性 | 1.5 |
アカウント | 2.0 |
取引手数料 | 1.5 |
取扱銘柄の種類 | 2.0 |
プラットフォーム | 2.0 |
モバイルトレード | 2.0 |
リサーチ | 1.0 |
学習コンテンツ | 2.0 |
サポート | 2.0 |
- ボーナスに積極的
- ホームページの情報に疑問が残る
- 仮想通貨以外の入金では手数料が発生
- 出金は35USDの手数料が発生
- ロスカットレベルは90%
- スプレッドは広い
- スワップポイントは高い
- 日本語サポートの時間が安定していない
>>VirtueForex公式サイト:https://jp.virtueforex.com/

VirtueForexの総評
忖度なく結論を述べると、安全性・取引環境全ての面で劣悪なブローカーと言わざる負えない。
多くの情報サイトで否定的な見解が多く、Fxpediaでは中立な立ち位置で評価することを運営理念としているが、全く同意見である。
そもそもFXブローカーに限ったことではないが、HP内の自社の住所を書き間違える企業に信用など微塵も置けない。金融ライセンスの取り消し線については、ただただ疑問が残る。
取引コストは取引手数料こそないが、スプレッドが広くスキャルピングには不向きでありデイトレードも躊躇するほどだ。
また、スワップポイントはマイナススワップが凄まじくスイングトレード・キャリートレードには到底不向きな仕様となっており、致命的な取引環境である。
VirtueForexはNDDブローカーで100%入金ボーナスを行っており、AXIORY・exness・FxProには劣るが大口取引が可能なブローカーだ。しかし、上記した観点から少なくとも編集部の評価はVirtueForexを利用するメリットを全く感じない。
口座開設を検討するのであれば、Fxpedia内で紹介している海外FXおすすめブローカーを選択肢にしてほしい。
VirtueForexの安全性:評判△
項目 | VirtueForex |
---|---|
安全性 | 40 |
運営会社 | Virtue Technology inc |
住所 | パナマ共和国 Azuero Business Center 8F Avenida Perez Chitre, Panama City, Rep. of Panama |
設立年 | 2013 |
株式公開(上場) | なし |
銀行運営 | なし |
資金管理区分 | 分割管理 |
高信頼度 ライセンス | なし |
中信頼度 ライセンス | なし |
低信頼度 ライセンス | バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)40379 パナマ共和国金融当局(AVISO)155609612-2-2015-2015-478002 |
VirtueForexは元々、イギリス法人”VIRTUE TECHNOLOGY GROUP LIMITED”が本社であったが現在は本社が変更となり、パナマのVirtue Technology inc”が本社・運営をしている。また、親会社は”EAG TRADING LIMITED”だ。
しかし、これはVirtueForexに問い合わせて初めて発覚したことであり、問い合わせるまではあくまで本社はイギリスと記載していた。問い合わせの2日後にはイギリス法人”VIRTUE TECHNOLOGY GROUP LIMITED”についての記載は削除されている。
企業としての戦略として残しておいたのか、ただ単にズボラなのかは分からないがどちらにしろ企業としての信頼に欠ける。
金融ライセンス
日本語公式ホームページには2社2つの金融ライセンスの記載があるが、VirtueForexを運営しているのは”Virtue Technology inc”であり、VirtueForexとしての金融ライセンスはパナマ共和国金融当局のみとなる。
親会社である”EAG TRADING LIMITED”はバヌアツ金融サービス委員会の金融ライセンスを所持しているがあくまで親会社だ。
ちなみに、日本語公式ホームページ「当社について」→「会社概要」金融ライセンスのパナマ共和国金融当局登録番号の下に「金融ライセンスを参照する」があるが「金融ライセンスを参照する」と表示してあった。この件を問い合わせた2日後は、現在の通り取り消し線が消え、外部リンクに接続可能となっている。
また、英語公式サイトにはバヌアツ金融サービス委員会の金融ライセンスについては記載がない。問い合わせたところ「英語版、日本語版では掲載している内容が一部異なる部分があるが、ライセンスや運営会社、親会社は同じ」と回答を得た。
資金管理
VirtueForexの資金管理区分は分割管理だ。また、公式ホームページには銀行名などの詳しい記載はない。補償保険に関しての記載も一切ないため、未加入であることが想定できる。
口コミ
海外最大級のFX掲示板FPA(Forex Peace Army)では、元々機関投資家専用ブローカーであったためか、VirtueForexの評価は0レビューでまだ点数が付けられていない。
VirtueForexのアカウント:評判△
項目 | VirtueForex |
---|---|
口座タイプ | 4 |
最大口座数 | 5 |
注文方式 | NDD(STP) |
レバレッジ | 最大1,000倍 |
ゼロカットシステム | あり |
法人口座 | あり |
元々機関投資家専用ブローカーであったからか、1口座で最大20万ロットまで保有することができ、法人口座や大口取引が可能だ。しかし上記に記載した通り、安全性に不安を抱きざる負えないため高額入金は検討の余地がある。
口座タイプ
VirtueForexではFX口座と仮想通貨FX口座があり、さらに両口座でスタンダード口座とスーパーボーナス口座に分けられ合計4タイプの口座タイプが存在する。
取引方式
VirtueForexの取引方式はNDD方式を採用している。また、ホームページに記載はないが問い合わせたところNDD/STP(マーケット決済)と回答を得た。このことから、取引方式は一定の透明性が担保されている。
レバレッジ
VirtueForexの最大レバレッジは口座ごとに異なり、スタンダード口座では500倍の設定だが、CFDは全てレバレッジ100倍に規制される。
また、スタンダード口座は口座残高等によりレバレッジ規制されることはないが、スーパーボーナス口座口座では有効証拠金残高による以下のレバレッジ規制が存在する。有効証拠金残高は、含み益やクレジットも含むため注意が必要だ。
最大レバレッジ、レバレッジ規制を他社海外FXブローカーのレバレッジと比較すると、低い設定といえる。
ロスカットレベル・ゼロカット
ロスカットレベルは90%と海外FXブローカーとしては高めだ。また、VirtueForexではゼロカットシステムを採用しているため、口座残高がマイナスとなっても追証が発生することはない。
VirtueForexの取引手数料:評判△
項目 | VirtueForex |
---|---|
最低入金金額 | 1万円 |
取引手数料 | なし |
スワップポイント(USDJPY) | ロング:1.551701 ショート:-14.566476 |
スプレッド(USDJPY) | スタンダード口座:2.5pips スーパーボーナス口座:1.4pips |
口座維持手数料 | なし |
ボーナス/ディスカウント | あり |
VirtueForexの取引コストはとにかく悪い。入出金は必ず手数料が発生する仕組みとなっており、取引環境も目を疑いたくなるほどのスプレッド・スワップポイントとなっている。
入出金の方法
VirtueForexでは、「銀行送金(国内・海外)」「デビット/クレジットカード(VISA・mastercard・AmericanExpress・Diners・Discover)」「仮想通貨(BTC・ETH)」の9種類だ。海外FXブローカーでは、bitwalletなどのオンラインウォレットに対応していることが一般的だが、VirtueForexでは対応していない。
最低入金金額は入金方法に関わらず、一律1万円となっている。また、海外銀行送金と仮想通貨による入金は手数料無料だが、国内銀行送金とデビット/クレジットカードによる入金では手数料が発生する。
VirtueForexでの出金方法は海外銀行送金のみの一択だ。
出金手数料としてVirtueForexに35USD徴収される。つまり、VirtueForexでは入金手数料は無料でも出金する際には必ず手数料が引かれるため、入金した時点でトレーダーはマイナススタートとなる。また、海外銀行送金では約3,000~5,000円の銀行経由手数料が発生する。
上記のことを整理すると、VirtueForexでは入金手数料は無料でも出金する際には必ず手数料が引かれるため、入金した時点でトレーダーはマイナススタートとなり、最低でも約6,500円の利益を上げるまでトレーダーの損失は解消されない。
取引手数料・スプレッド
VirtueForexではどの口座でも取引手数料は発生しないが、VirtueForexのスタンダード口座のスプレッドはかなり広く、他社海外FXブローカーのスプレッドでも類を見ない数値だ。到底スキャルピングには適さない。
また、スーパーボーナス口座はスタンダード口座より狭いが、狭いと言ってもIFC MarketsやXMTradingのスタンダード口座並みのスプレッドであることから業界全体で見れば広いスプレッドである。
スワップポイント
オセアニア通貨をロングした場合プラススワップとなることがある一方、低金利通貨をロングした場合のマイナススワップが凄まじい。特に低金利通貨同士のEURJPYはロング:-14.731624・ショート:-12.45084となっておりスイングトレード・キャリートレードには到底向かない。
他社海外FXのスワップポイントでは、満遍なくマイナスになっていることが多いが、通貨ペアごとに大幅に異なるため、取引には注意が必要だ。
口座維持手数料
VirtueForexでは最終取引・入金・出金・口座間資金移動のいずれかの行為があった日から90日が経過すると休眠口座となる。その時点でボーナスが残っていた場合は全てのボーナスが消滅し、年間6,000円の口座維持手数料が発生する。ただし、口座残高がゼロの場合には口座維持手数料は発生しない。
また、残高がゼロの取引口座は残高がゼロになった日から90日後に凍結口座となる。
ボーナス
VirtueForexではスーパーボーナス口座で入金100%ボーナスを受け取ることができる。上限は1,000万円となっており、海外FXの入金ボーナスでは圧倒的だが、出金することはできない。
またスーパーボーナス口座から出金した場合、全てのボーナスが消滅する。スタンダード口座に資金移動した場合も同様でボーナス全額が消滅するが、スーパーボーナス口座に資金移動した場合は同額のボーナスが移動可能だ。
VirtueForexの取扱銘柄の種類:評判△
項目 | VirtueForex |
---|---|
外国為替 | 35種類 |
株式 | なし |
株価指数 | 11種類 |
ETF | なし |
コモディティ | なし |
貴金属 | 4種類 |
エネルギー | 2種類 |
仮想通貨 | 7種類 |
上記の記載はVirtueForexで取引可能商品全てを記載したものであり、仮想通貨FXは仮想通貨FX口座でのみ、それ以外の商品はFX口座でのみ取引可能だ。また、それぞれの口座内でのスタンダード・スーパーボーナスでは取引可能商品に違いはない。仮想通貨口座は365日取引可能だ。
VirtueForexの取引可能商品数は少なく、近年の海外FXブローカーでは一般的な株式CFDは取扱っていない。
VirtueForexの取引プラットフォーム:評判△
項目 | VirtueForex |
---|---|
デモトレード | あり |
独自のプラットフォーム | なし |
メタトレーダー4(MT4) | あり |
メタトレーダー5(MT5) | なし |
cTrader(シートレーダー) | なし |
Android アプリ | あり |
Apple iOS アプリ | あり |
ソーシャルトレード/コピートレード | あり |
VPS | なし |
VirtueForexではMT4でのみ取引可能だ。しかし、Macには対応していないため注意が必要だ。Android・iPhoneともにアプリストアからダウンロード可能。
また、多くのブローカーではVPSの貸し出しを行っているが、VirtueForexでは行っていない。
VirtueForexのリサーチ・学習コンテンツ:評判△
項目 | VirtueForex |
---|---|
デイリーマーケット解説 | なし |
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース) | なし |
経済カレンダー | なし |
トレード学習コンテンツ | あり |
ウェビナー | なし |
VirtueForexでは「デイリーマーケットニュース」というコンテンツが存在し音声は日本語で配信している。しかし、実際にはデイリーではなく不定期更新となっている。それ以外にリサーチと呼べるコンテンツは存在しない。
また「ビデオ学習プログラム」という教育コンテンツがある。初級は主に基礎知識、中級はテクニカル分析、上級は株式について解説しており、日本語字幕を入れることができる。
VirtueForexのサポート:評判△
項目 | VirtueForex |
---|---|
日本語対応 | あり |
ライブチャット | なし |
メール | あり |
電話 | なし |
海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分がゆえにうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、VirtueForexでは日本語対応しているためそういった心配はない。
公式ホームページには、日本語サポートはメールのみの記載しかないが、実際にはLINEにて日本語サポートも行っている。
LINEサポートは対応時間について問い合わせたところ「開始は9:00前後、最終は18:00~19:00の平日対応で厳格な時間設定は実施していない。」と回答を得た。メールサポートは常時受け付けてはいるが、LINEの対応時間外で返信がきたことはない。