

安全性 | 2.5 |
アカウント | 2.5 |
取引手数料 | 2.0 |
取扱銘柄の種類 | 4.5 |
プラットフォーム | 4.5 |
モバイルトレード | 4.0 |
リサーチ | 4.0 |
学習コンテンツ | 4.0 |
サポート | 2.0 |
- 圧倒的な取扱商品数(金融商品の作成も可能)
- 取引条件に関する情報開示に積極的
- 最大取引数量は無制限と大口取引に積極的
- ロスカットレベルは10%
- 1,000万通貨以下の取引はスリッページなし
- リサーチ・教育コンテンツを多数あり
- 最大レバレッジが低い上にレバレッジ規制方法が多い
- 自社決済をしているがボーナスには消極的
- スプレッドが広い
- スタンダード口座の最低入金金額は10万円と敷居が高い
- サポートの対応が冷ややか

IFC Marketsの総評
IFC Marketsは情報開示に積極的なブローカーだ。
IFC Marketsはハイブリットブローカーであることを公表しており、1,000万通貨未満ではNDD/STP・Instant Execution、1,000万通貨以上ではNDD/STP・Market Executionを採用している。
どこのSTPブローカーも大なり小なり相対取引を実行しているが、このあたりの情報を開示しているブローカーは非常に珍しく、IFC Markets同様AXIORYとFxProもハイブリットブローカーであることを公表している。
また、顧客に直接還元される保険ではないものの、上限なしのブローカー向け補償保険に加入しており、日本在住者を管理する”IFCMARKETS. CORP.”も補償対象だ。
IFC Marketsの最大のメリットは、何と言っても取扱商品数の多さだ。デフフォルトでも株式CFDや先物などその多さは業界トップクラスだが、合併商品を自身で作成することで自身が取引したい商品を作ることができる。通常はブローカーが用意した商品のみ取引可能だが、IFC Marketsでは自由な取引を可能としている。
しかし、最大レバレッジの低さやスプレッドが広いというデメリットもある。最大レバレッジ1,000倍以上のブローカーも増えてきた現在で、スタンダード口座の最大レバレッジ200倍は正直物足りなさを感じる。
これらのことから、トレード手法としては短期間でハイレバレッジを使用した取引には向いていない。複数の商品にてポートフォリオを組む、または他社では見かけない商品を取引したいトレーダーにおすすめな海外FXブローカーだ。また、取引数量に上限を設けていないことから大口取引も可能としている。
ただし、IFC Marketsは顧客の資金補償制度を設けていない。大口取引が目的であればAXIORY・Exness・Tradeview・TitanFXでは、1口座あたりの最大保有ロット数に上限を設けていない上に顧客の資金補償制度を設けているため、これらを検討するのもよいだろう。
口座タイプ | FX | 貴金属 | エネルギー | 株価指数 | 仮想通貨 |
STD | – | – | 2位 | 2位 | – |
ECN | – | – | – | – | – |
STD(USD) – | STD(JPY) – | ECN(USD) – | ECN(JPY) – | コモディティ – | 株価指数 – |
USD – | JPY – | 高金利通貨 – |
- 5位までランクを表記、6位以下はランク外表記をしている。
- USD表記はドルストレート、JPY表記はクロス円を指す。
- STD表記はスタンダード口座、ECN表記はECN口座・プロ口座を指す。
IFC Marketsの安全性:評判△
項目 | IFC Markets |
---|---|
安全性 | 50 |
運営会社 | IFCMARKETS. CORP. |
住所 | イギリス領ヴァージン諸島 Quijano Chambers,P.O. Box 3159, Road Town,Tortola, British Virgin Islands |
設立年 | 2006 |
株式公開(上場) | なし |
銀行運営 | なし |
資金管理区分 | 分割管理 |
高信頼度 ライセンス | なし |
中信頼度 ライセンス | キプロス証券取引委員会(CySEC)147/11 |
低信頼度 ライセンス | 英国領ヴァージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC) SIBA/L/14/1073 ラブアン金融サービス庁(LFSA)MB/20/0049 |
IFC Marketsの日本語公式ホームページの日本語は不自然な点が多く、時より解釈が難しいため、本稿は英語公式ホームページと日本語公式ホームページの記載をまとめた内容と評価である。
金融ライセンスはグループで3ヶ取得している
IFC MarketsはIFCM Groupに運営されており、4社3つの金融ライセンスを所持している。日本在住者は”IFCMARKETS. CORP.”に管理されており、BVIFSCの規制の下運営を行っている。
以前は”Infin Markets Limited”がInfin Marketsと言うFXブローカーを運営していたが、2017年7月、IFC Marketsと完全統合となり、会社名を”IFCM CYPRUS LIMITED”と改めた。
余談だが、公式ホームページの最下部に「IFCMARKETS. CORP.はアメリカ合衆国、日本とロシアの居住者に金融サービスを提供していない」との記載があるが、問い合わせたところ日本の金融庁対策だそうだ。実際には”IFCMARKETS. CORP.”は日本在住者に金融サービスを提供している。
分割管理かつ上限なしの補償保険に加入
IFC Marketsの資金管理区分は分割管理だ。信託先の銀行などは公開していない。
また、ニューヨークに本社を構える世界トップクラスの保険会社”American International Group(AIG)”の傘下”AIG EUROPE LIMITED”にて、上限なしの補償保険に加入している。
ただし、この保険は顧客に対する補償はなく、あくまでIFC Marketsを補償する保険であり、IFC Marketsが経営不振や破綻・システムエラーなどを起こしたとしても顧客を直接補償する保険ではない。情報サイトでは「補償保険により顧客の資金を補償」との記載が多く見られるが、事実と異なり公式でも否定している。
2021年11月14日から1年間の契約では、以前はあった補償上限(100万米ドル)を撤廃し上限なしに変更、また以前は”IFCM CYPRUS LIMITED”のみ補償対象だったが、日本在住者を管理している”IFCMARKETS. CORP.”も補償対象に加え、補償額の上限と補償範囲の大幅拡大を行った。
補償保険加入を公開しているブローカーはさほど多くなく、IFC Marketsの資金管理に対する意識の高さが窺える。
FPAでは低評価だがTrustpilotでは高評価
海外最大級のFX掲示板FPA(Forex Peace Army)のIFC Marketsの評価は32レビュー”2.337”と老舗にしてはレビュー数が少なく、点数も低い。以下では、FPAでのIFC Marketsの評価と創業開始時期が近いブローカーの評価を比較した。
レビュー数は7社中6番目、点数は最下位と散々な結果となっている。というのもFPAは、2010年から2012年の間に計3回、IFC Markets従業員によるIFC Marketsを称賛する投稿を指摘しており、「非常に高いレベルの注意を推奨」と注意喚起している。
これに対し、IFC Marketsは公式ホームページにて、TrustpilotのIFC Marketsの評価を掲載している。そちらでは311レビュー”4.3”と比較的高評価となっている。
レビュー数は2番目に多く、点数は3番目に高い評価となっており、FPAの評価と比較すると雲梯の差だ。
以下ではFPAとTrustpilotの口コミの一例を記載する。しかし、口コミサイトの投稿には真偽が不確かな投稿も多いため、点数や投稿内容は参考程度にすると良いだろう。
- 出金が迅速
- スプレッドは公平
- 安全で信頼できる
- ウェビナーや経済カレンダーでトレードスキルを身に付けることができる
- デモ口座のスプレッドとリアル口座のスプレッドが違う
- 顧客サービス担当者は基本的なサービスマナーに欠ける
- ポジションのクローズ注文が実行されなかった
- スプレッドが広くスキャルピングには不向き
IFC Marketsのアカウント:評判△
項目 | IFC Markets |
---|---|
口座タイプ | 6 |
最大口座数 | 28 |
注文方式 | NDD/STP |
レバレッジ | 最大400倍 |
ゼロカットシステム | あり |
法人口座 | あり |
IFC Marketsの取引方式は、取引数量により注文方式が変化するハイブリット方式を採用している。海外FXブローカーの大半がハイブリットブローカーであると言われているが、ここまで情報開示をしているブローカーは珍しい。
また、口座はプラットフォーム・スプレッド形式・基軸通貨がすべて同じ口座は複数開設できないため、最大口座開設数は28口座となる。法人口座も同様である。
口座タイプは大きく6種類ある
IFC Marketsでは、独自取引プラットフォームである”NetTrade”を始め、MT4とMT5の計3つから選択可能だ。さらに、NetTradeXではビギナーとスタンダード、Meta Trader(MT4/5)ではマイクロとスタンダードから選択できるため、大きく6つの口座タイプに分けることができる。
各口座タイプの補足
最大レバレッジ400倍とスタンダード口座の2倍、最低入金金額が100円からとリーズナブル、ポジション数に制限がないため、ビギナー・マイクロ口座が圧倒的に優位に思える。しかし、ビギナー・マイクロ口座は口座残高50万円に達すると新規ポジションを保有することができなくなるため注意が必要だ。
口座残高が50万円になった場合、保有ポジションを全て決済してスタンダード口座に変更、一部もしくは全額出金、別口座に資金移動の3択となる。
また、NetTradeXではロットという概念はなく、表記は全て”通貨”となっているため分かりづらくなっているが、最低取引数量が低い順に口座を並べるとビギナー口座(100通貨)<マイクロ口座(0.01ロット=1,000通貨)<スタンダード口座(0.1ロット=10,000通貨)の順となる。
ちなみにマイクロ口座は0.01ロット(1,000通貨)が最低取引数量となっているため、他社の海外FXブローカーのスタンダード口座と最低取引数量は同じだ。それに対しIFC Marketsのスタンダード口座は、最低取引数量0.1ロット、最低入金金額10万円と名前の割に敷居が高く設定されており、取引手数料こそ発生しないが、他社の中上級者向け口座に匹敵する仕様となっている。
口座残高500万円以上の顧客は取引条件の優遇が可能
IFC Marketsでは口座残高500万円以上の顧客に限り、大口顧客向けサービスを提供している。
スプレッドの縮小、入出金にかかる手数料のキャッシュバック、VPSの無料使用、資金が口座に反映されるまでの時間に最大100万円の貸し出し、ポートフォリオ作成のアナリストによるサポートを行っている。
取引方式は取引数量により変化するハイブリット方式を採用
IFC Marketsの取引方式は複数あり、取引数量により変化する。このように詳細まで情報を開示しているブローカーは極めて珍しく、情報開示に積極的なブローカーだ。取引方式の詳細はこちらを参照。
~100万通貨以下の取引方式
100万通貨(10ロット)以下の注文はNDD/STP・Instant Executionを採用している。
注文は、IFC Marketsの取引端末の気配値で即座に執行され、IFC Marketsがカバーするため、スリッページは起こらない。
このような取引方式を用いている理由としてIFC Marketは、少量注文の大部分は大口の反対取引であり、バランスを取るために相殺、もしくは小口の注文は基本的に合算すると限りなくゼロに近いくなるため、としている。また、一部の相殺されなかったポジションは大口の注文に集約され、LP(リクイディティ・プロバイダー)にカバー取引を行っている。
100万通貨~1,000万通貨の取引方式
100万通貨~1,000万通貨(10ロット~100ロット)の注文はNDD/STP・Instant Executionを採用している。
基本的には、100万通貨以下と同じだが、自社決済の程度は100万通貨以下より低くなることからこのように分割して表記しているのだろう。
海外FXブローカーでは一般的な注文方法の1つだ。
1,000万通貨~の取引方式
1,000万通貨(100ロット)以上の注文はNDD/STP・Market Executionを採用している。DMA(Direct Market Access)を採用しているため、LPが提示したプライスで顧客の注文は約定する。
本来この取引方法であればスリッページは発生してもリクォートは発生しないはずだが、IFC Marketsはスリッページやリクオートの可能性があるとしている。また、DMAを実装している場合、固定スプレッドはその性質上通常あり得ないはずだが、IFC Marketsでは固定スプレッド制口座でもDMA対応とのことだ。
最大レバレッジは200倍と低い設定
スタンダード口座は最大200倍、ビギナー・マイクロ口座では400倍と海外FXブローカーのレバレッジとしては低く設定している。また、数多くのレバレッジ規制を設けていることから、IFC Marketsはハイレバレッジに消極的で保守的なブローカーと言える。
IFC Markets以外で最大レバレッジ200倍のブローカーはFxProやTradeviewのILC口座が挙げられる。
口座残高によるレバレッジ規制
IFC Marketsでは、スタンダード口座のみ口座残高によるレバレッジが規制を設けている。
取引数量によるレバレッジ規制
取引数量が2,000万USDを上回ると最大レバレッジ20倍に制限される。
週末や祝日などのレバレッジ規制
週末や祝日など、市場の状態によりIFC Marketsから事前通告の後、レバレッジが1/2となることがある。これは新規ポジションはもちろん、保有中のポジションでも例外はなく証拠金維持率を圧迫することとなるため注意が必要だ。
ロスカットレベルは10%、ゼロカット採用
IFC Marketsのロスカットレベルは10%と低く設定されており、ポジションを有効証拠金ギリギリまで保有することができる。また、IFC Marketsではゼロカットシステムを採用しているため、口座残高がマイナスとなっても追証が発生することはない。
IFC Marketsの取引手数料:評判△
項目 | IFC Markets |
---|---|
最低入金金額 | 100円 |
取引手数料 | なし |
スワップポイント(USDJPY) | ロング:-2.47 ショート:-4.27 |
スプレッド(USDJPY) | 固定制:1.8pips 変動制:1.4pips |
口座維持手数料 | なし |
ボーナス/ディスカウント | あり |
多くのブローカーでは、しばらく稼働していない口座では口座維持手数料が発生するが、IFC Marketsではいかなる場合でも口座維持手数料は発生しない。
入出金の方法
IFC Marketsの入出金方法は「銀行送金(国際/国内)」「デビット/クレジットカード(VISA/mastercard/JCB)」「オンラインウォレット(bitwallet)」「仮想通貨」の7種類だ。どの方法でもIFC Marketsによる入金手数料は無料だが、銀行送金の場合のみ振込元銀行に振込手数料を支払わなくてはいけない。
ビギナー・マイクロ口座では最低入金金額100円となっているが、最大入金金額は30万円までとなっている。また、クレジット入金1回の限度額も30万円までだ。
IFC Marketsの出金方法は「銀行送金(国際)」「デビット/クレジットカード(VISA/mastercard)」「オンラインウォレット(bitwallet/WebMoney)」「仮想通貨」の6種類だ。
入金方法では、国内銀行送金とJCBも対応していたが、出金方法には対応していない。それとは対照的に、WebMoneyでは入金方法には対応していないが、出金には対応している。
また、デビット/クレジットカードによる1日の出金限度額は10万円となっている。また、IFC Marketsでは出金時に出金手数料が必ず発生するが、bitwalletであれば入金手数料無料・出金手数料100円と1番コストパフォーマンスが良い。
あまりにも取引を行っていない、もしくは残高にあまり変化がない、またはボーナスを受け取る目的と判断され出金を申請した場合、IFC Marketsは入金時に負担していた決済システム手数料、または付与されたボーナスを顧客の口座から差し引くこともあるため、注意が必要だ。
取引手数料は株式CFDのみ・スプレッドは広めの設定
IFC Marketsでは株式CFDのみ取引手数料が発生する。
IFC MarketsのスプレッドはMT4では固定制、MT5では変動制、NetTradeXでは口座開設時に固定制と変動制の2種から選択可能となっている。また、各プラットフォームのビギナー・マイクロ口座とスタンダード口座のスプレッドは同様、各プラットフォームの固定制・変動制のスプレッドは同様となっている。
基本的には変動スプレッド制の方が狭く設定されているが、相場が大きく動いたときなどは固定スプレッド制の方が狭いこともある。
固定スプレッド制はUSDJPYの場合、通常時は1.8pipsだが、ニューヨーク市場クローズ5分前(サマータイム時の日本時間5:55)~オセアニア市場オープン30分(サマータイム時の日本時間6:30)の間ではスプレッドが5.4pipsと3倍に広がる。
以下では、MT5(変動制)のスタンダード口座と他社の自社決済を公表している海外FXブローカーのスプレッドを比較した。
上記の通り、お世辞にも狭いスプレッドを提供しているとは言い難い。GBPUSDではXMTradingと同値を計測、GBPJPYではXMTradingより1pipsも広いスプレッドを計測した。
AXIORY・Exness・iFOREXはスプレッドにて自社決済の還元をXMTrading・iFOREXはボーナスプログラムにて還元していることが想定できるが、肝心のIFC Marketsはスプレッドは広いうえにボーナスプログラムにもそこまで積極的ではない。
ただし、大口顧客向けサービス対象者であれば、通常の顧客のスプレッドより縮小したスプレッドが提供される。
スワップポイントは平均的な値の設定
IFC Marketsのスワップポイントはマイナススワップが多い。しかし、海外FXブローカーのスワップポイントは基本的にマイナスであることを加味すると”並”と言ったところだ。
金利としてボーナスを受け取ることが可能
IFC Marketsのボーナスは、他社海外FXのボーナスと比較すると、ボーナスのインパクトは弱い。
金利としてボーナスを受け取ることができるキャンペーンを行っている。スワップフリー口座・イスラム口座以外が対象で、余剰証拠金の最大7%の利息を受け取ることができ、1日の取引数量により金利は変化する。月末に口座に振り込まれ、出金することも可能だ。
ただし、ボーナス目的とIFC Marketsに判断された場合、出金時に口座残高からボーナスが差し引かれる場合もあるため注意が必要だ。
IFC Marketsの取扱銘柄の種類:評判◎
項目 | IFC Markets |
---|---|
外国為替 | 49種類 |
株式 | 464種類 |
インデックス | 12種類 |
ETF | CFD:4種類 |
コモディティ | CFD:15種類 先物:15種類(MT4/5) |
貴金属 | CFD:10種類 先物:3種類(MT4/5) |
エネルギー | CFD:4種類 先物:4種類(MT4/5) |
仮想通貨 | CFD:5種類 先物:5種類(MT4/5) |
合併商品 | 37種類(NetTradeX)※1 |
上記の記載はIFC Marketsで取引可能商品全てを記載したものであり、それぞれの口座タイプにより取引可能商品数は異なる。また、XPDUSD(パラジウム×米ドル)、XPTUSD(プラチナ×米ドル)は現在取扱っていないため上記の記載には含めていない。
株式CFDや先物、合併商品など取扱商品数が他社より圧倒的に多いことがわかる。
NetTradeXでは合併商品をMT4/5では先物が取引可能
IFC Marketsでは、NetTradeXで37種類の合併商品、Meta Trader(MT4/5)で先物が取引可能だ。
通常トレーダーは、FXブローカーが用意した商品のみ取引可能だが、IFC Marketsではトレーダーが取引したい合併商品を作成、取引することができる。また自身で作成しなくとも、公式ホームページにて現在37種類の合併商品を用意しており、日本人になじみのあるTRYJPYやZARJPYといったクロス円、貴金属×各通貨、エネルギー商品同士のクロス、各通貨指数、金融株やヘルスケア株の指数など他社では見かけない独自の商品をダウンロードすることで取引可能となっている。
また、MT4/5では先物が取引可能となっており、豊富な商品が用意されている。通常FXブローカーで先物が取引可能でも限月の選択はできないことがほとんどだが、IFC Marketsでは同じ商品であっても複数の限月から選択可能だ。
このようなサービスは他社にはなく、IFC Marketsでは自由な取引を可能としている。
IFC Marketsの取引プラットフォーム:評判◎
項目 | IFC Markets |
---|---|
デモトレード | あり |
独自のプラットフォーム | あり |
メタトレーダー4(MT4) | あり |
メタトレーダー5(MT5) | あり |
cTrader(シートレーダー) | なし |
Android アプリ | あり |
Apple iOS アプリ | あり |
ソーシャルトレード/コピートレード | あり |
VPS | あり |
IFC MarketsではNetTradeX・MT4・MT5で取引可能だ。しかし、MacはNetTradeX・MT5に対応していない。Android・iPhoneともにアプリストアからNetTradeX・MT4・MT5をダウンロードし、取引が可能だ。
また、大口顧客向けサービス対象者はVPSの無料アクセス権を受け取ることができる。
独自の取引ツール”NetTradeX”
他社では時折、独自プラットフォームが英語表記のみの事例があるが、NetTradeXは日本語対応している。MetaTraderユーザーには、初期設定のインジケーターはやや少なく感じる。しかしその反面、操作性に関しては問題なく使いこなせるだろう。
NetTradeXを使用する1番のメリットは合併商品を取引可能なところに尽きる。自身でオリジナル商品の作成や公式ホームページから好みの商品をダウンロードし、自身のNetTradeXにインストールすることで取引可能だ。
MT5はヘッジ・ネッティングアカウントの選択が可能
IFC Marketsではヘッジアカウントとネッティングアカウントを選択可能だ。双方の相違点は、ヘッジアカウントは両建て可能だが、ネッティングアカウントは両建てすることができない。
例えば、USDJPYを100.000で5ロットロングしている状態で、110.000で3ロットショートしたとする。
この場合、ヘッジアカウントでは100.000:5ロットロングと110.000:3ロットショートの2ポジション保有している状態となるが、ネッティングアカウントの場合、反対取引が成立した時点で相殺となり、100.000:2ロットロングの1ポジションのみ保有となる。これは同一通貨ペアでのみ起こる現象であり、USDJPYをロングしている状態でEURUSDをロングしてもこのような事態は発生しない。
ヘッジアカウントはMT4と同じく成行きでのみ分割決済が可能だが、MT5のネッティングアカウントでは予約分割決済が可能な反面、両建てすることはできないという特徴がある。
IFC Marketsのリサーチ・学習コンテンツ:評判◎
項目 | IFC Markets |
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デイリーマーケット解説 | あり |
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース) | あり |
経済カレンダー | あり |
トレード学習コンテンツ | あり |
ウェビナー | あり |
IFC Marketsでは多くのリサーチコンテンツが存在し、ブローカーの中でもトップクラスで力を入れている。
特に紹介したいのは”値上がり率と値下がり率”という、IFC Marketsで取扱っている商品の値上がりトップ10・値下がりトップ10をランキング順に見ることができるコンテンツだ。時間軸を1日からその年の1月1日の間で調整でき、市場の方向性を確認することができる。
また多くの学習コンテンツが用意されている。基本的な知識や取引プラットフォームの使い方など様々なコンテンツがあるが、会員登録をすればウェビナーを予約後、視聴することが可能だ。
IFC Marketsのサポート:評判△
項目 | IFC Markets |
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日本語対応 | あり |
ライブチャット | あり |
メール | あり |
電話 | あり |
IFC Marketsでは日本語対応しているが、痒いところに手が届くような対応ではない。これはサポートのみではなく、日本語公式ホームページの記載も違和感を覚えるところが多く見られる。
日本語サポート対応時間は平日13:00~21:30であれば、チャット・電話にてサポートを行っている。