

安全性 | 3.0 |
アカウント | 2.5 |
取引手数料 | 3.5 |
取扱銘柄の種類 | 2.5 |
プラットフォーム | 1.5 |
モバイルトレード | 2.0 |
リサーチ | 1.0 |
学習コンテンツ | 0.0 |
サポート | 4.0 |
- スプレッドがやや狭い口座あり
- ボーナスを行っている
- サポートは非常に丁寧
- 口座残高によるレバレッジ規制が厳しい
- ELITE口座の条件が厳しい
- 入出金方法は国内送金とbitwalletのみ
- 取引可能商品数が少ない
>>Milton Markets公式サイト:https://miltonmarkets.com/ja/
Milton Marketsの公式ホームページ内をパッと見ただけだと、大きなパートナー契約やプロモーションもなく、中には物足りなさを感じた方もいるかもしれない。
それ以外にも口座タイプ・取引可能商品・プラットフォームなど非常にシンプルかつ必要最低限な作りとなっており、Fxpedia編集部では分かりやすさは評価対象となった。
特にNDDブローカー特有のネーミングだけ豪華さを謳っているが、蓋を開けるとルールが厳しく、ネーミングとは掛け離れているいうことはない。
また、SMART口座はスプレッドが狭く、ELITE口座にアップグレードすると業界トップクラスの狭スプレッドで取引可能だ。しかし、その口座の生涯総額入金・ネットバランスを常に100万円以上に保つ必要があり、exnessのプロ口座と比較すると敷居が高い。
さらにレバレッジは最大200倍に制限される。実際にMilton Marketsでレバレッジ1,000倍の取引ができるのは、SMART口座で口座残高が10万円以下の条件下のみだ。
結論、ELITE口座の敷居の高さ、レバレッジ制限等改善点はすべきところはあるが、手厚いサポートやシンプルで小難しくないボーナスと言ったサービスのレベルは高いため、今後の活躍に期待したい新興ブローカーと評価する。
Milton Marketsの安全性:評判〇
項目 | Milton Markets |
---|---|
安全性 | 50 |
運営会社 | Milton Markets Limited |
住所 | バヌアツ共和国 Transpacific Haus, Lini Highway 2nd Floor, Port Vila, Vanuatu. |
設立年 | 2015 |
株式公開(上場) | なし |
銀行運営 | なし |
資金管理区分 | 分割管理 |
高信頼度 ライセンス | なし |
中信頼度 ライセンス | キプロス証券取引委員会(CySEC)–248/14 |
低信頼度 ライセンス | セーシェル金融庁(FSA)– SD040 バヌアツ金融サービス委員会(VFSC) –40370 |
Milton Marketsの歴史は浅く、新興FXブローカーながら3社・3つの金融ライセンスを所持している。またFPA(Forex Peace Army)の評価が圧倒的に高く、今後に期待できるブローカーだ。
金融ライセンス
Milton Marketsは公式ホームページ内にて「複数の国の金融ライセンス」と記載しているが、これにはMilton Primeの金融ライセンスが含まれている。Milton Marketsは日本をターゲットに、Milton Primeはその他海外向けに活動している。
日本在住者は”Milton Markets Limited”により管理されており、バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)の金融ライセンスを所持している。
資金管理
Milton Marketsの資金管理区分は分割管理だ。また、公式ホームページには銀行名などの詳しい記載はない。補償保険に関しての記載も一切ないため、未加入であることが想定できる。
子会社から独立
Milton Marketsは以前”WSM Invest Ltd(現在のMilton Markets Ltd)”という会社名で運営しており、”WSM Investments”の子会社であった。また、”WSM Investments”は2014年にGCMFX(初めてBVIFSCライセンスを所持したFXブローカー)を運営する”Gallant Capital Markets Ltd”を傘下とし、Milton Marketsは”Gallant Capital Markets Ltd”とテクノロジープロバイダーとして契約をしていた。
しかし、2017年4月14日”Gallant Capital Markets Ltd”が破産手続きをしたことを発表。この事件から3日後の4月17日、Milton Marketsは「迅速に他社の大手テクノロジープロバイダーへの切り替えを進めており、通常通りのサービスの提供を行う」と声明を発表した。また、同年2月28日に”Milton Markets Ltd”として独立した内容を発表しており、運営・管理は”Milton Markets Ltd”が行っているため、顧客の口座・資金にも影響はないとした。
”Gallant Capital Markets Ltd”の倒産の理由は明らかとなっていないが、4月12日に”WSM Investments”のオーナーJiri Kubicek氏が詐欺やマネーロータリングの疑いでチェコ警察に連行され、自身の口座が凍結されていたことと関係があるのだろう。
このことから今でも「オーナー逮捕」「親会社倒産」など誇張した情報が多く、Milton Marketsを劣評する情報サイトも少なくない。しかし、事件発覚当時は既に自社運営をしており、倒産した会社とはテクノロジープロバイダー契約をしていただけであるため、Milton Marketsからしてみれば飛んだとばっちりである。
口コミ
海外最大級のFX掲示板FPA(Forex Peace Army)でMilton Marketsの評価は1レビューのみでまだ点数が付けられていない。しかし、姉妹ブローカーであるMilton Primeは22レビュー”4.506”と新興ブローカーのわりにはレビュー数がそこそこあり点数も高い。今までFxpedia内で評価してきたブローカーで最高得点だ。
また日本からの投稿が大半であるため、ぼぼMilton Marketsの評価と言っていいだろう。ちなみに、Milton Primeでは日本在住者の顧客を受け付けてない。しかし、ここに投稿されている内容は真偽が不確かな投稿も多いため、点数は参考程度にすると良いだろう。
Milton Marketsのアカウント:評判△
項目 | Milton Markets |
---|---|
口座タイプ | 3 |
最大口座数 | 4 |
注文方式 | NDD |
レバレッジ | 最大1,000倍 |
ゼロカットシステム | あり |
法人口座 | あり |
Milton Marketsでは口座開設数をFLEX口座1つ、SMART・ELITE口座1つ、計2口座までを上限としていたが、2021年11月11日からSMART・ELITE口座は3口座開設可能となった。法人口座も同様である。
口座タイプ
Milton MarketsではFLEX・SMART・ELITE口座の全3タイプ存在する。
Milton Marketsの口座タイプは3種類存在するが、実際はSMART口座とELITE口座は同じ物と考えた方がスムーズに理解できるだろう。というのもELITE口座はSMART口座のアップグレード口座となっており、スプレッドが優遇される口座となっている。
SMART口座をアップグレードさせるためには、SMART口座の総入金金額が100万円以上であることが絶対条件だ。さらにネットバランス(その口座の生涯総入金金額ー生涯総出金額)が100万円以上という条件がプラスされる。条件をクリア後、自己申請することでELITE口座にアップグレードすることができる。
取引方式
Milton Marketsの取引方式はNDDを採用しており、透明性の高い。NDDはSTPとECNに分類するブローカーが一般的だが、Milton Marketsはどちらでもないと公式ホームページ内で明言している。
STPでない理由として「顧客の注文を執行した後、ブローカーがカウンターパーティ(相手先の金融機関)との間に行うプロセスをSTPと言う」と定義している。
レバレッジ
Milton MarketsではFREX口座・ELITE口座は口座残高によるレバレッジ規制はないが、SMART口座に限り以下のレバレッジ規制が存在する。
海外FXブローカーとしては、口座残高によるレバレッジ規制が厳しい設定だ。最大レバレッジ1,000倍規制は10万円まで、またその下は一気に半分の500倍に制限される。
ロスカットレベル・ゼロカット
FREX口座はロスカットレベル20%と海外ブローカーとしては標準的だが、SMART口座・ELITE口座は50%とやや高めに設定されている。また、Milton Marketsではゼロカットを採用しており、口座残高がマイナスとなっても追証になることはない。
Milton Marketsの取引手数料:評判〇
項目 | Milton Markets |
---|---|
最低入金金額 | 1万円 |
取引手数料 | なし |
スプレッド(USDJPY) | ロング:0.10 ショート:-1.56 |
平均スワップポイント(USDJPY) | FLEX口座:1.7pips SMART口座:1.0pips ELITE口座:0.7pips |
口座維持手数料 | なし |
ボーナス/ディスカウント | あり |
FLEX口座は、初回のみ1万円から、2回目以降は5,000円から入金を受け付けている。また、Milton Marketsでは国内銀行送金キャンペーンというボーナスプログラムを常時開催しており、このプログラムは入金手数料と直結するため、今回は下記の「入出金」にて解説する。
入出金の方法
Milton Marketsの入出金方法は国内銀行送金とbitwalletの2通りのみだ。他ブローカーではメジャーなクレジット・デビットカードでの入出金は受け付けていない。
取引手数料・スプレッド
Milton Marketsではどの口座でも取引手数料は発生しない。スプレッドは各口座で以下の通りだ。
FLEX口座
他ブローカーと比較するとやや広めのスプレッドを提供している。USDJPYをXMTradingのスタンダード口座と比較した場合、Milton MarketsのFLEX口座の方が若干広い。
SMART口座
狭いスプレッドを提供している。NDDブローカーを自称するGemForexのオールインワン口座、DDブローカーのeasyMarketsのVIP口座よりスプレッドが狭い。
ELITE口座
海外FXブローカーでトップレベルの狭スプレッドを提供している。
Traders TrustのVIP口座、exnessのプロ口座と同等のレベルだ。また、Traders TrustのVIP口座は200万円以上の入金かつ取引手数料が発生するが、ELITE口座では前述した通りとなっており、Traders TrustのVIP口座よりはリーズナブルとなっている。その一方、exnessのプロ口座は10万円の入金から取引可能かつ取引手数料も発生しないため、exnessのプロ口座には及ばない。
スワップポイント
多くの海外FXブローカーでマイナススワップが多い中、Milton MarketsではUSDやCADをロング、CHFのショートをした場合プラスとなる通貨ペアも存在し、良心的だ。
口座維持手数料
Milton Marketsでは、30日以上取引・入出金・資金移動がない場合にその時点で残るすべてのボーナス・クレジットは自動的に消滅し、60日以上取引がない場合、休眠口座として扱われ、毎月3,000円が差し引かれる。 また、口座残高がゼロとなった場合、ゼロになった日から30日後に自動的に閉鎖される。
ボーナス
Milton Marketsでは常時下記2つのボーナスキャンペーンを行っている。また過去には、入金キャンペーン・ELITE口座お試しキャンペーンなどのキャンペーンを開催していた。
Milton Marketsの取扱銘柄の種類:評判△
項目 | Milton Markets |
---|---|
外国為替 | 43種類 |
株式 | 26種類 |
株価指数 | 9種類 |
ETF | なし |
コモディティ | なし |
貴金属 | 2種類 |
エネルギー | 2種類 |
仮想通貨 | 3種類 |
Milton Marketsでは、どの口座タイプでも取引可能商品数は同じだ。商品数はさほど多く取り扱ってないが、主要な商品は取り揃えられており、シンプルな構成となっている。
Milton Marketsの取引プラットフォーム:評判△
項目 | Milton Markets |
---|---|
デモトレード | あり |
独自のプラットフォーム | なし |
メタトレーダー4(MT4) | あり |
メタトレーダー5(MT5) | なし |
cTrader(シートレーダー) | なし |
Android アプリ | あり |
Apple iOS アプリ | あり |
ソーシャルトレード/コピートレード | あり |
VPS | なし |
Milton MarketsではMT4でのみ取引可能だ。Android・iPhoneのモバイルもアプリストアからダウンロード可能。また、多くのブローカーではVPSの貸し出しを行っているが、Milton Marketsでは行っていない。
Milton Marketsのリサーチ・学習コンテンツ:評判△
項目 | Milton Markets |
---|---|
デイリーマーケット解説 | なし |
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース) | なし |
経済カレンダー | あり |
トレード学習コンテンツ | なし |
ウェビナー | なし |
Milton Marketsでは”経済指標”というコンテンツ以外に、これと言ったリサーチコンテンツは存在しない。学習コンテンツについても同様に提供されていない。
Milton Marketsのサポート:評判◎
項目 | Milton Markets |
---|---|
日本語対応 | あり |
ライブチャット | あり |
メール | あり |
電話 | なし |
海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分がゆえにうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、Milton Marketsでは日本語対応しているためそういった心配はない。日本語サポートは、メールかライブチャットでマーケットオープン時に対応可能だ。また、実際の対応は非常に親切かつ丁寧で好感を持てる。
Fxpedia編集部が高評価したブローカー:
Fxpedia編集部の評価が近いブローカー:
- Exclusive Markets 2.8
- IronFX 2.7
- MYFX Markets 2.7
- easyMarkets 2.4
- TradersTrust 2.3