

安全性 | 3.5 |
アカウント | 3.0 |
取引手数料 | 3.0 |
取扱銘柄の種類 | 3.5 |
プラットフォーム | 4.0 |
モバイルトレード | 3.5 |
リサーチ | 3.0 |
学習コンテンツ | 3.5 |
サポート | 3.0 |
- 大手老舗ブローカーの安心感
- 完全信託保全完備
- スポンサー契約から潤沢な資金力
- 最大レバレッジ3,000倍
- NDD方式を採用
- ボーナスに積極的
- 仮想通貨FXは100種類以上
- 取引可能通貨ペアが少ない
- スプレッドはやや広め
- 最大レバレッジに制限あり
- ボーナスのルールに縛りが多い
- ボーナスにクッション機能なし
結論、完全信託保全は魅力的だがそれ以外の角度からFBSを見た場合、正直「どっちつかず」、良く言えば「バランスの取れたブローカー」と評価する。
近年では、各ブローカーで最大レバレッジの底上げを行う傾向が見られるが、FBSは早い段階から日本にハイレバレッジを持ち込んだブローカーだ。
現在Fxpedia内で紹介しているブローカーで、最大レバレッジ3,000倍以上で取引可能なブローカーはExness・Land-FX・Traders Trust・GemForex・IS6FXの5社だ。
この中でもExnessとLand-FXはレバレッジ規制がFBSより緩く、最大レバレッジも無制限(21億倍)となっており、ハイレバレッジをとことん求めるのであれば、ExnessかLand-FXの2択となる。
また、ExnessとLand-FXはボーナスプログラムを一切行っていないことに対し、FBSではボーナスプログラムが存在するが、GemForexやIS6FXと比較するとボーナスのルールが複雑なうえにクッション機能がなく豪華とは言えない。
今では無限レバレッジを実装しているExnessやLand-FX、豪華なボーナスが魅力的なGemForexやIS6FXの陰に隠れてしまった印象だ。
しかし、FBSは完全信託保全を設けている。国内FXブローカーは金融庁により完全信託保全が義務化されているが、海外FXブローカーで完全信託保全を設けているブローカーは極めて少なく、Fxpedia内で紹介しているブローカーではFBSととAXIORYのみだ。
ただし、AXIORYは信託保全に加え、The Financial Commissionに加入しており、ブローカー側に過失が認められた場合、最大2万ユーロ(約260万円)が補償されるため、FBS以上の補償制度を設けている。
また、大口取引に積極的なAXIORYとは対照的に、FBSではECN口座以外は1口座あたりの最大保有ロット数を制限しており、スプレッドの狭いAXIORYと比較すると、FBSのスプレッドはお世辞にも狭いスプレッドとは言い難い。
せっかく他社にはなかなか真似できないサービスを提供しているだけに、信託保全以外にも何かしらの強みが欲しいところだ。
口座タイプ | FX | 貴金属 | エネルギー | 株価指数 | 仮想通貨 |
STD | 2位 | – | – | – | – |
ECN | 2位 | – | – | – | – |
STD(USD) – | STD(JPY) – | ECN(USD) – | ECN(JPY) – | コモディティ – | 株価指数 – |
USD – | JPY – | 高金利通貨 – |
- 5位までランクを表記、6位以下はランク外表記をしている。
- USD表記はドルストレート、JPY表記はクロス円を指す。
- STD表記はスタンダード口座、ECN表記はECN口座・プロ口座を指す。
FBSの安全性:評判〇
項目 | FBS |
---|---|
安全性 | 50 |
運営会社 | Mitsui Markets Ltd |
住所 | バヌアツ共和国 133 Santina Parade, Elluk, Port Vila, Efale, Vanuatu |
設立年 | 不明 |
株式公開(上場) | なし |
銀行運営 | なし |
資金管理区分 | 分割管理 |
高信頼度 ライセンス | オーストラリア証券投資委員会(ASIC) –426359 |
中信頼度 ライセンス | キプロス証券取引委員会(CySEC)–331/17 |
低信頼度 ライセンス | ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC) – 000102/198 バヌアツ金融サービス委員会(VFSC) –14812 南アフリカ金融サービス委員会(FSCA) –50885 |
日本在住者がFBSで口座開設をすると”Mitsui Markets Ltd”の管理される。「Mitsui」と聞くと日本の大企業を想像してしまうが、全くの別会社だ。
金融ライセンスはグループで5ヶ取得している
FBSでは、5社でそれぞれの金融ライセンスを所持している。
顧客資金は分割管理かつ完全信託保全を設けている
FBSの資金管理区分は、分割管理かつ完全信託保全を設けている。万が一FBSが破綻した場合、顧客の証拠金+含み損益が全額返還される。
公式ホームページにはこれといった記載はないが、FBSに問い合わせたところ「完全信託保全を設けている」と回答を得た。また、それと同時に「ホームページでは本件に関して詳しい情報の記載を控えており、またどの銀行とやりとりしているのかもお伝えすることができない」としている。
そもそも海外FXブローカーで日本在住者を対象に信託保全を設けているのは稀であり、さらに完全信託保全を設けているブローカーとなるとFxpedia内で紹介しているブローカーではFBSとAXIORYのみだ。
積極的にスポンサー契約を行なっている
2020年1月1日、スペインのサッカー1部リーグ”FCバルセロナ”のグローバルパートナーとなったことを発表した。さらに、2021年8月12日、イングランドのサッカー1部リーグ”レスターシティFC”のプリンシパルパートナーにも就任することを発表した。
FBSは、現状世界トップクラスのサッカーチーム2つとスポンサー契約を交わしており、他ブローカーではあまり事例がない。このことから、FBSはパートナー契約に積極的かつ、潤沢な資金力を持っているブローカーであることがわかる。
口コミはやや評価が低い印象
海外最大級のFX掲示板FPA(Forex Peace Army)でFBSの評価は344レビュー”2.544”だ。しかし、ここに投稿されている内容は真偽が不確かな投稿も多いため、点数は参考程度にすると良いだろう。
投稿されている口コミで言及されている内容が多いものをまとめた。
- サポートチームの対応が良い
- VIP分析が素晴らしい
- レベルアップボーナスは時間の無駄
- サーバーの動作が非常に遅い
FBSのアカウント:評判〇
項目 | FBS |
---|---|
口座タイプ | 6 |
最大口座数 | 82 |
注文方式 | NDD/STP・マーケット NDD/ECN |
レバレッジ | 最大3,000倍 |
ゼロカットシステム | あり |
法人口座 | あり |
FBSではセント・スタンダード口座以外は最大10口座まで開設を可能だ。セント口座とスタンダード口座のみプラットフォームをMT4・MT5を選べるため、各プラットフォームにつき10口座まで開設することができる。
また、スタンダード口座と仮想通貨口座はFBS Traderで各1口座開設可能となっている。法人口座も開設可能。
口座タイプは6種類ある
FBSではセント・マイクロ・スタンダード・ゼロスプレッド・ECN・仮想通貨口座の全6タイプ存在する。
注意点として、円建て対応口座は、スタンダード・マイクロ・ゼロスプレッド口座の3つだ。
また、一般的に「セント」や「マイクロ」と名が付く口座は初心者向け仕様に少額取引が可能な口座を指すが、FBSではセント口座は1ロット=1,000通貨のいわゆる初心者向け口座に対し、マイクロ口座は1ロット=10万通貨と一般向け口座と同じ仕様となっている。
FBSのマイクロ口座は固定スプレッド制口座を指す。ネーミングから読み取るイメージだけでは到底思いつかない仕様になっているため、注意が必要だ。
取引方式はNDD方式を採用している
FBSの取引方式はNDDを採用している。ECN口座以外は全てSTP・マーケット決済、ECN口座はその名の通りNDD/ECNだ。このことから、FBSは取引の透明性が高いブローカーと言える。
最大レバレッジは3,000倍の設定
FBSの最大の魅力と言えば、最大レバレッジ3,000倍まで使用可能なダイナミックな取引ができるところと言っても過言ではないだろう。しかし、他ブローカー同様口座残高や商品によるレバレッジ規制が存在する。
有効証拠金残高によるレバレッジ規制
FBSでは有効証拠金残高によるレバレッジ規制が存在する。
レバレッジ3,000倍を実際に取引するためには、有効証拠金残高が約2万円以下である必要がある。
Exnessでは無限レバレッジ(正確には最大レバレッジ21億倍)を採用しており、無限レバレッジで取引を行うためには一定量の取引が必要だが、条件をクリアすれば約10万円までレバレッジ規制を受けることはない。
さらに、Land-FXでは一定の取引数量に関係なく、約10万円未満までレバレッジ無制限が使用可能だ。また、両ブローカー約50万円以下まで最大2,000倍の取引が可能なため、よりハイレバレッジかつレバレッジ規制が緩いブローカーを求めるのであれば、両社に軍配が上がる。
Traders Trustも最大レバレッジ3,000倍で取引可能だが、ダイナミックレバレッジを採用しているため、比較することは難しい。それ以外にFxpedia内で評価してきたレバレッジ3,000倍以上の取引ができるブローカーはGemForexとIS6FXだ。
商品によるレバレッジ規制
FBSでは下記の通り、商品による最大レバレッジが規制されている。
ロスカットレベルは20%・ゼロカットシステム採用
FBSのロスカットレベルは20%と海外ブローカーとしては標準的だ。また、ゼロカットを採用しており、口座残高がマイナスとなっても追証になることはない。
ちなみに、Exnessではロスカットレベルは0%、Land-FXではECN口座:30%・ECN口座以外:0%、Traders TrustではVIP口座:50%・VIP口座以外は20%、GemForexは20%、IS6FXは50%となっている。
一部の商品ではストップレベルはゼロ
FBSでは、一部の商品でストップレベルが設定されていない商品が存在する。
FBSの取引手数料:評判〇
項目 | FBS |
---|---|
最低入金金額 | 1USD(約100円) |
取引手数料 | なし |
平均スワップポイント(USDJPY) | ロング:-2.25 ショート:-8.37 |
スプレッド(USDJPY) | セント口座:2.0pips マイクロ口座:3.0pips(固定) スタンダード口座:2.0pips ゼロスプレッド口座:0.0pips(固定) ECN口座:0.3pips |
口座維持手数料 | なし |
ボーナス/ディスカウント | あり |
スタンダード口座の最低入金は口座タイプにより異なり、最安値がセント・仮想通貨口座の1USD(約100円)、最高値がECN口座の1,000USD(約10万円)となっている。スタンダード口座は100USD(約1万円)だ。
また、FBSでは口座の運用がなくとも口座維持手数料は発生しない。
入出金の方法
FBSの入出金方法は以下の方法が存在する。
日本円で入出金が可能な方法は国内銀行送金・JCB・bitwalletの3つとなる。STICPAYは米ドル、Perfect Moneyは米ドルとユーロに対応している。
また、国内銀行送金で入金することは可能だが、出金には対応していないため、注意が必要だ。
取引手数料・スプレッドはやや広いといった水準
セント・スタンダード口座ではMT5・FBS Traderにて株式CFDを取引可能となっており、下記の取引手数料が発生する。なお、FBSの独自プラットフォーム”FBS Trader”はセント口座に対応していない。
スワップポイントは平均的な値の設定
FBSのスワップポイントはマイナススワップが多いが、近年の海外FXブローカーではマイナスが多いことを踏まえると”並み”といったところだ。しかしCHFをショートした場合はプラススワップとなる通貨ペアも存在する。
ボーナスに積極的ではあるが非常にわかりずらい
FBSでは現在、レベルアップボーナス・100%入金ボーナス・キャッシュバック・ロイヤリティープログラムを行っている。NDDブローカーではあるが、ボーナスに積極的だ。
しかし、蓋を開けてみるとかなり複雑かつネーミングの派手さとは掛け離れた設定となっている物が多い。
FBSの取扱銘柄の種類:評判〇
項目 | FBS |
---|---|
外国為替 | 37種類 |
株式 | 128種類 |
株価指数 | 11種類 |
ETF | なし |
コモディティ | なし |
貴金属 | 2種類 |
エネルギー | 3種類 |
仮想通貨 | 112種類 |
上記の表はFBSで取引可能商品全てを記載しており、各口座タイプ・各取引プラットフォームにより異なる。株価指数・株式・エネルギーはMT4では取り扱っていない。また、仮想通貨は仮想通貨口座でのみ取引可能だ。
FBSでは37通貨ペアしか取り扱いがなく、大手ブローカーとしては圧倒的に少ない。IS6FXの31通貨ペア、BigBossの32通貨ペアと同等の品数だ。
しかし、仮想通貨はFXブローカーとしては圧倒的に多く、112種類もの組み合わせで取引可能だ。仮想通貨VS主要通貨8種+RUB、仮想通貨VS仮想通貨、仮想通貨VSメタルなど他社では取扱っていない組み合わせが多く取り揃えられている。
FBSの取引プラットフォーム:評判◎
項目 | FBS |
---|---|
デモトレード | あり |
独自のプラットフォーム | あり |
メタトレーダー4(MT4) | あり |
メタトレーダー5(MT5) | あり |
cTrader(シートレーダー) | なし |
Android アプリ | あり |
Apple iOS アプリ | あり |
ソーシャルトレード/コピートレード | あり |
VPS | あり |
FBSではMT4・MT5で取引を行うことが可能だ。Android・iPhoneともにアプリストアからMT4・MT5をダウンロード、”FBS Trader”というモバイル専用独自プラットフォームで売買が可能だ。
また、”FBS Trader”という独自プラットフォームはスタンダード・仮想通貨口座のみ使用可能だ。FBS Traderでは取引はもちろん、入出金を24時間いつでも行うことができる。このことから、FBSはFBS Traderを「オールインワン取引プラットフォーム」と評価している。
また、スタンダード口座:MT5にて株式CFDを取引した場合、片道0.35%の取引手数料が発生するが、スタンダード口座:FBS Traderで取引した場合、取引手数料は片道0.15%に軽減される。
条件を満たせば無料VPSの貸出あり
FBSでは、1回の入金が450USD(約4.5万円)以上であれば、VPSを1ヵ月間無料で利用可能だ。2ヵ月目以降は、1ヵ月33USD(約3,300円)の使用料金が発生するが、前月にECN口座以外で3ロット(セント口座は300ロット)以上の取引がある場合は引き続き無料で使用することができる。
FBSのリサーチ・学習コンテンツ:評判〇
項目 | FBS |
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デイリーマーケット解説 | あり |
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース) | あり |
経済カレンダー | あり |
トレード学習コンテンツ | あり |
ウェビナー | あり |
FBSでは”外国為替ニュース””毎日の市場分析””外国為替テレビ””VIP分析”と言った多種多様なコンテンツが用意されている。
VIP分析は過去30日間に500USD(約5万円)以上の入金履歴がある顧客限定で配信されているコンテンツだ。対応言語は現在、英語の他に5ヵ国語が対応しているが、日本語対応の予定はない。
またFBSは投資教育に力を入れているブローカーだ。ビデオレッスンでは日本語音声・字幕に対応している動画もある。また、FXガイドブックでは、初心者・初級・中級・経験者とそれぞれに見合ったクラスを選択して取引スキルを磨くことが可能だ。
FBSのサポート:評判〇
項目 | FBS |
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日本語対応 | あり |
ライブチャット | あり |
メール | あり |
電話 | あり |
海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分がゆえにうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、FBSでは日本語対応しているためそういった心配はない。日本語サポートは平日、日本時間15:00~24:00(冬時間は16:00~25:00)に対応している。また、FBSではLINEにてサポートを行っているが、日本語対応はしていない。