FXDDの100以上の口コミと評判|プロ評価1.9pt

FXDD(正式名称:FX Direct Dealer・カタカナ表記:エフエックスディーディー)は2002年アメリカにて創業の老舗ブローカーだ。

日本の金融庁が2010年、国内FXブローカーの最大レバレッジを50倍に規制したのを皮切りに、今まで国内ブローカーをメイン口座としていたトレーダーが、海外ブローカーへ関心を示し始めた。

以前から日本市場に参入していたFXDDはメジャー海外FXブローカーだったが様々なトラブルを起こした過去があるため、以前の勢いはなく現在では陰りが見える。

FXDD

>>FXDD公式サイト:https://www.fxddtrading.com/bm/jp

目次

FXDDの総合評価

総合評価 1.9
安全性 1.0
アカウント 1.0
手数料・スワップ 3.0
取扱銘柄の種類 3.0
プラットフォーム&ツール 3.0
モバイルトレーディング 3.0
リサーチ 1.0
学習コンテンツ 0.0
サポート 1.0
メリット
  1. USD・AUD・NZD・CADを買うとプラススワップが多い
デメリット
  1. FXDDはライセンス剥奪された過去があり、FXDDTradingは金融ライセンスを所持していない
  2. スイスフランショック時、ゼロカットを急遽廃止し顧客に追証を請求して以来ゼロカットを廃止したまま
  3. スプレッドが広い
  4. 出金手数料が掛かる
  5. ボーナスに積極的ではない
  6. ライブチャットはつながりにくく、メールの返信も遅い

安全性

項目FXDD
安全性20
運営会社FXDD Bermuda Ltd.
住所バミューダ諸島
Clarendon House, 2 Church Street,
Hamilton HM 11, Bermuda
設立年2015
株式公開(上場)なし
銀行運営なし
資金管理区分分割管理
高信頼度 ライセンスなし
中信頼度 ライセンスなし
低信頼度 ライセンスモーリシャス金融サービス委員会(FSC) –C117017252
マルタ金融サービス庁(MFSA)ー48817

FXDD Tradingの公式ホームページ内の「会社沿革」には堂々と「17年間にわたる革新」と記載があり、老舗ブローカーであることを謳っている。しかし、残念ながらこの公式ホームページは2019年から更新されていないと言っているようなものであり、せっかくの長所が短所となってしまい、非常に不憫である。また、違うページには「14年の歴史を誇るFXDD」と明記しており、構成が雑な印象を受ける。

金融ライセンス

FXDDは2社・2つの金融ライセンスを習得しているが、日本人を管理しているFXDD Tradingは金融ライセンスを所持していない。

資金管理

FXDD Tradingの資金管理区分は分割管理だ。公式ホームページには銀行名などの詳しい記載はない。また、補償保険に関しての記載も一切ないため、未加入であることが想定できる。

罰金・返済・ライセンス剥奪

2012年6月29日:NFA(全米先物協会)は顧客よりFXDDを支持するスリッページ設定(顧客に不利なスリッページ設定)を意図的に発生させていると勧告をした。これに対しFXDDは不服とし、裁判を起こした。

2013年9月18日:NFAは裁判の判決を待たず、FXDDに罰金約110万USD(約8,700万円)、CFTC(米商品先物取引委員会)に対し罰金約91万USD(約7,200万円)、顧客に対し約183万USD(約1億4,500万円)の返済、計約384万USD(約3億円)を支払うよう命じた。結局FXDDは、罰金・返済を支払いこの件に終止符を打った。

2013年9月30日:CFTCは2,000万USD(約22億円)以上の調整後純資本(ANC)を維持する必要があるとしているが、FXDDはこの基準を2010年11月~2012年12月までの少なくとも18か月間維持していなかったため違反金として、FXDDに27.5万USD(約2,200万円)の罰金を請求した。

2014年9月24日:CFTCは前回ANC違反をやめるよう命じたが、その後の2013年4月24日~2013年12月13日の96日間資本不足であったことが発覚した。また、2014年1月13日~2014年2月14日に3回の禁止された株式の引き出しを行ったとして、FXDDに60万USD(約6,600万円)の罰金とライセンス剥奪および3年間の登録禁止とした。

2014年12月10日:NFAはFXDDのマネーロンダリング防止(AML)プログラムが不適切とし、FXDDに50万USD(約6,000万円)の罰金を請求した。

2015年2月20日:NFA脱退

  • 記載している円換算は全て当時のレートである。

ゼロカット撤回・追証

スイス国立銀行(スイスの中央銀行)は2011年9月から、EURCHFを1.2を下回らないよう無限介入を行うことを発表した。2015年11月13日もこの無限介入継続を宣言していたが、2日後の15日、突如無限介入撤廃を発表。その結果EURCHFは1日で41%の急落し、主要国通貨としては過去に例を見ない大変動を記録した。

その結果、ロシアの老舗FXブローカーであるアルパリグループの”Alpari UK(アルパリUK)”は破産に追い込まれ、グループ企業であったアルパリジャパンも最終的には買収されることとなり、多くのブローカーがダメージを負った事件である。

もちろん、XMやAXIORYといった日本でメジャーな海外ブローカーもゼロカットシステムを採用=顧客の負債を買い取る形となったため、大なり小なりダメージを負った。

そんな中、FXDDは今まで行ってきたゼロカットシステムを急遽廃止し、顧客に追証請求したのである。この件についてFXDDは「サービスの度合いを超えたため」としている。FXDDにとってゼロカットはあくまで”サービス”ということだ。前述した通り、資本が潤沢ではないことから、このような行動に出たのだろう。

しかし、このような暴挙を行ったことでトレーダーの信頼を完全に失い、以後FXDDは長い低迷期を迎えることとなる。

スポンサー契約

現在は公式ホームページにて記載がないため、スポンサー契約は行っていないようだが2012年までは様々なスポンサー契約を行っていた。2012年と言えばFXDDがNFA・CFTCとトラブルを起こした年である。

口コミ

海外最大級のFX掲示板FPA(Forex Peace Army)でFXDDの評価は172レビュー”1.768”だ。146レビュー”3.037”のiFOREX、134レビュー”4.065”のTradeviewと老舗かつ同等のレビュー数の2社と比較しても圧倒的に点数が低い。しかし、ここに投稿されている内容は真偽が不確かな投稿も多いため、点数は参考程度にすると良いだろう。

アカウント

項目FXDD
口座タイプ2
最大口座数規定なし
注文方式NDD(STP / ECN)
レバレッジ最大500倍
ゼロカットシステムなし
法人口座あり

FXDD Tradingでは口座開設数に制限はないが、入金がない口座が多数存在する場合、制限がかかる。また、法人口座も開設可能だが、ゼロカットシステムを導入していないため、追証の可能性がある。

口座タイプ

FXDD Tradingはスタンダード口座とプレミアム口座の2種の口座タイプが存在する。

取引方式

FXDD Tradingではスタンダード口座はNDD/STP、プレミアム口座はNDD/ECNによる取引方法を採用している。

レバレッジ規制

FXDD Tradingでは下記の商品は最大レバレッジが規制されている。また、口座残高等や取引量によってはレバレッジ規制を行う場合があるが、明確な基準について明言を避けたため、不明である。

ロスカットレベル・ゼロカット

FXDD Tradingではロスカットは50%と海外ブローカーとしては高めの設定である。しかし、重要なのはロスカットレベルではなくゼロカット不採用の方だ。ゼロカットがないため、追証の可能性がある。

国内FXブローカーの最大レバレッジ25倍・追証ありのスペックですらも、スイスフランショック時には自ら命を絶った人もいたくらいだ。最大レバレッジ500倍での取引は想像もしたくない。ハイレバレッジとゼロカットはセットでない限り、利用するメリットを全く感じられない。

手数料・スワップポイント

項目FXDD
最低初回入金額2万円
取引手数料なし
スプレッド(USD/JPY)スタンダード口座:2.2pips
プレミアム口座:0.2pips
スワップポイント(USD/JPY)ロング:0.208
ショート:-3.09
口座維持手数料なし
ボーナス/ディスカウントあり

初回入金は口座タイプに関係なく2万円からとなっている。スワップポイントは海外ブローカーとしてはプラススワップが多い。

入出金

FXDD Tradingの入出金方法は以下の5通りである。

  • VISA
  • 国内送金
  • 銀行送金
  • bitwallet
  • NETELLER

国内送金で入金した場合、入出金手数料が入金金額の2.5%発生するが、それ以外で入金した場合は発生しない。また、銀行送金はUSD建て口座のみ入出金に対応している。

出金手数料は、1アカウントにつき月1回までの出金は無料だが、2回目以降は50USD(約5,000円)出金手数料が発生する。しかし、銀行出金の場合は出金回数に関わらず、100USD(約10,000円)以下は25USD(約2,500円)の出金手数料、100USD(約1万円)以上の場合は出金手数料が発生しない。

取引手数料・スプレッド

FXDD Tradingのスタンダード口座の場合、取引手数料は発生しない。ただ、スプレッドは国内ブローカーはもちろん、海外ブローカーの中でもかなり広めの設定となっており、スキャルピングには到底向かない。プレミアム口座の場合、取引手数料と引き換えにスプレッドを狭く取引することが可能だ。

スワップポイント

近年の海外ブローカーの多くはマイナススワップがほとんどだが、FXDD TradingではUSDやオセアニア通貨を買った場合プラスとなることが多い。FXDD Tradingの唯一のメリットである。

しかし、高金利通貨のZARをEURZAR・USDZARでショートした場合プラススワップが発生するが、ZARJPYをロングすると-6.77もマイナスとなるため注意が必要だ。

ボーナス

FXDD Tradingでは定期的にボーナスを行っている。入金キャンペーンは頻繁に開催しており、その名の通り入金金額に対し全口座対象で10%のボーナスを付与される。また、以下の条件を満たした場合、出金することも可能だ。

  • スタンダード口座:ボーナス受取金額÷1,000=ロット数の取引
  • プレミアム口座:ボーナス受取金額÷300=ロット数の取引

仮にスタンダード口座にてボーナスを1万円受け取った場合、10ロット取引すればボーナス全額出金することができる。また、取引数量5ロットの時点で出金した場合、5,000円は出金可能だが、残りの5,000円のボーナスは消滅する。

口座維持手数料

FXDD Tradingでは1月1日・4月1日・7月1日・10月1日時点で90日間全くトレードをしていないライブ口座に対し、口座維持手数料が以下の通り発生する。

取扱銘柄の種類

項目FXDD
外国為替56種類
※USD.X(ドルインデックス)も可
株式36種類
株式指数11種類
ETFなし
コモディティなし
貴金属6種類
エネルギーCFD:3種類
先物:1種類
仮想通貨4種類

FXDDの取扱商品数は他社と比較した場合、平均的だ。また、公式ホームページ内に記載されている取引可能商品数と現在の取引可能商品数とは大幅に違う。

例えば、67通貨ペアと記載しているが、実際には56通貨ペア+USD.Xである。それ以外にも全内訳で公式ホームページ内に記載されている商品が現在では取引不可、もしくは記載されていない商品が取引可となっている。

プラットフォームとツール

項目FXDD
デモトレードあり
独自のプラットフォームあり
メタトレーダー4(MT4)あり
メタトレーダー5(MT5)あり
cTrader(シートレーダー)なし
ソーシャルトレード/コピートレードあり
VPSあり

FXDD Tradingでは、MT4・MT5が両口座タイプに対応している。また、ウェブトレーダーと言う独自のプラットフォームが存在し、プレミアム口座のみ対応している。

VPSは月額30USD(約3,000円)で貸出しているが、口座残高が20万円以上で月に5ロット以上取引をしていれば無料で貸出している。他社では口座残高5,000USDもしくは50万円程度で貸出料金無料としているブローカーが多いが、FXDD Tradingでは20万と良心的な設定だ。

モバイルトレーディング

項目FXDD
Android アプリあり
Apple iOS アプリあり

FXDD Tradingでは、android・iPhoneともにアプリストアからMT4・MT5・ウェブトレーダーをダウンロードし、売買が可能だ。

リサーチ

項目FXDD
デイリーマーケット解説あり
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース)なし
ウィークリーウェビナーなし
経済カレンダーあり

FXDD Tradingでリサーチと言えるのは、経済カレンダーくらいである。というのも”市場分析”や”チングーン先生の週刊FXレポート”などがあるが、”市場分析”は全編英語で”チングーン先生の週刊FXレポート”はコンテンツは存在するが中身は1記事も存在しない。

学習コンテンツ

項目FXDD
FX教育の実施なし
CFD教育の実施なし
ウェビナーなし
ウェビナー(アーカイブ)なし
トレーディング動画なし
投資家辞書(用語集)なし
チュートリアル/ガイドなし

FXDD Tradingでは学習コンテンツと呼べるものはない。

サポート

項目FXDD
日本語対応あり
ライブチャットあり
メールあり
電話なし

FXDD Tradingでは日本語対応しているが、実際にはチャットはつながりにくく、メールの返信が数日掛かることもざらである。

情報サイトではサポートを賞賛する意見が多い。公式ホームページにも「行き届いたサービスと献身的なサポートが必須であることは重々承知」「マーケットが動いている時間であれば昼夜関係なくお客様を全力でサポート」とサポートに力を入れているように謳っているが、これは古い情報だ。現在では賞賛するようなレベルではなく、むしろ改善すべきレベルである。

サポートはライブチャットとEメールは平日24時間体制、過去には電話対応をしていたが、新型コロナの影響を受けリモートワークとしたため、現在は休止している。

総評

そもそも、ハイレバレッジとゼロカットシステムがセットになっていないブローカーは正直利用するメリットを感じられず、ただトレーダーが背負うリスクが大きくなる。

国内ブローカーを使った方が最大レバレッジやサポート、信託保全の観点から利用するメリットは大きい。また、口座スペックも特に優れているわけでもなく、何か取り柄はないかいくら調べてもスワップポイントのみだった。

ある程度のトレード経験者であれば、興味本位の方しかここまで拝読していただけてないだろう。

編集部の結論は、口座開設を見送るべきブローカーと評価する。海外ブローカーの口座開設を検討ならば、Fxpedia内で紹介している高評価ブローカーを選択肢にしてほしい。

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【注意】「FXPEDIA」は日本居住者を対象としておらず、また情報の提供のみを目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的とするものではない。掲載情報はあくまでも「FXPEDIA」単体の見解によるものであり、情報の真偽、評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されていない。
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著者情報

トレード歴8年の元証券会社勤務の編集長を筆頭に、複数名の現役トレーダーとサイト情報の更新を行っている。トレーダー目線で偽りのない有益な情報を発信することを心掛ける。また、コンテンツ内には客観的な事実をもとに編集部の見解を述べている。

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