IS6FX(旧is6com)の評価・評判

IS6FX(アイエスシックスエフエックス)は新興海外FXブローカーだ。

以前はセーシェルに拠点を置き”is6com”として2016年より活動していた。2020年9月、GMOグループ・GMO GlobalSign,Ltd.から独立したヌーノ・アマラルをCEOとし設立されたコンサルティング&ホールディングス会社”TEC World Ltd”が金融サービスに参入するため、is6comの全運営権を買収する。

そして2020年10月より”IS6FX”とサービス名を変更し、現在に至る。

IS6FX

IS6FXの総合評価

総合評価 2.2
安全性 2.0
アカウント 2.5
手数料・スワップ 3.5
取扱銘柄の種類 2.0
プラットフォーム&ツール 2.0
モバイルトレーディング 2.0
リサーチ 0.0
学習コンテンツ 1.0
サポート 2.5
メリット
  1. 豪華なボーナスが多数
  2. スワップレートが業界1、2を争う高水準
デメリット
  1. is6com時代にサーバーダウン・出金遅延を起こしている
  2. 公式ではNDDを謳っているが、DDの可能性が高い
  3. 10ロット以上は事前連絡、最大取引ロット数は30ロットまでとなっているため、ある程度の資金を運用したいトレーダーには向かない

安全性

項目IS6FX
安全性40
運営会社TEC Solution.Ltd
住所セントビンセント・グレナディーン諸島
Suite 305, Griffith Corporate Centre,
P.O.Box 1510 Beachmont, Kingstown,
St. Vincent and the Grenadines
設立年2020
株式公開(上場)なし
銀行運営なし
資金管理区分分割管理
高信頼度 ライセンスなし
中信頼度 ライセンスなし
低信頼度 ライセンスセントビンセント・グレナディーン諸島金融サービス庁(SVGFSA) – 25965 BC 2020

TEC Worldグループには”TEC World.Ltd”を筆頭に”TEC Solution.Ltd”、”IS6FX.Ltd”の3社が所属している。IS6FXを運営しているのは”TEC Solution.Ltd”だ。また、フィリピン・マニラにサポートオフィスを置いている。

金融ライセンス

is6com時代は金融ライセンスを所持していなかったが、2020年9月からは、セントビンセント・グレナディーン諸島金融サービス庁(SVGFSA)により管理されている。

資金管理

IS6FXの資金管理区分は分割管理だ。公式ホームページには銀行名などの詳しい記載はない。また、補償保険に関しての記載も一切ないため、未加入であることが想定できる。

口コミ

海外最大級のFX掲示板FPA(Forex Peace Army)でIS6FXは登録されていない。しかし、is6comの評価は3レビュー”1.851”とレビュー数が少ないものの、あまりにも低評価だ。

というのもis6com時代、出金遅延やサーバーダウンがTwitter等で話題となった。この件に関してIS6FXは現在「2020年コロナショックで出⾦遅延とサーバー問題で運営が打撃を受けた」と公式ホームページにて理由を説明している。また同ページにて、現在は経営が変わったこと、サーバーの改善を図ったことを記載しており、現在は信頼回復に努めている。

アカウント

項目IS6FX
口座タイプ4
最大口座数5
注文方式DD方式 ※1
レバレッジ最大6,000倍
ゼロカットシステムあり
法人口座あり

後述する取引方式に関して突っ込みどころが多数ある。また、1アカウント(1名義)で最高150ロットまでしか保有できないため、大口取引には到底向かない。

口座タイプ

IS6FXでは、マイクロ口座・スタンダード口座・プロ口座・レバレッジ6,000倍口座の4種の口座タイプが存在する。

しかし、現在プロ口座は新規口座開設を停止中だ。また、レバレッジ6,000倍口座は開設数に制限がある限定口座になる。つまり、常時口座開設できるのはマイクロ口座とスタンダード口座の2種である。

レバレッジ6,000倍口座

IS6FXではレバレッジ6,000倍口座を「業界最高のレバレッジ6,000倍で取引が可能」としているが、Exnessはレバレッジ無制限(正確には最大レバレッジ21億倍)であるため、業界最高は間違いである。さらに入金上限金額は3万円であるにもかかわらず、最低取引ロット数は1ロットであるため、高確率で口座資金を溶かす仕様になっている。

また、利益も50万円までとルールが多い。スキャルピング以外にトレードの選択肢はなく、よほど自信がない限り使用は控えた方がいいだろう。

前述のExnessは溶かす前提の口座スペックではないため、ハイレバレッジで取引をしたいのであればexnessをおすすめする。

取引方式

IS6FXの取引方式は公式ホームページにて記載がない。サポートに問い合わせた結果、NDD方式と回答を得たが、Fxpedia編集部ではDD方式の可能性が非常に高いと考えている。その理由を以下3点にまとめた。

  • ボーナスが豪華
  • 手数料なしのスワップポイントを謳っている
  • 10ロット以上の取引を行う際は事前連絡が必要

NDD方式の場合、スプレッド・取引手数料・スワップポイントが主な収入源となるが、IS6FXの説明のようにスワップポイントに手数料を付けないとなると、収入減が1つ減ることとなる。IS6FXがNDD方式を採用しているであれば、収入減を1つ失ってでも顧客には豪華なボーナスを配布しているということだ。

また、「is6com時代はホワイトラベルであったが、現在はホワイトラベルを独立した」との記載がある。そもそもFXブローカーは、プリンシパル(大元のブローカー)かホワイトラベル(他社のシステムを借りて運営しているブローカー)しかないが、プリンシパルは莫大な資金が必要であり、プリンシパルで運営しているブローカーは一握りしか存在しない。

例えば、プリンシパルであるFxProの資本金は1億EUR(約130億円)だが、IS6FXはTEC Worldグループ合計の資本金が3,600万USD(約40億円)と明らかに資金力に差がある。

このことから、IS6FXがプリンシパルかつNDD方式だとするのであれば、10ロット程度で事前報告をしないといけない規則があるうえ、取扱商品数が少ないため、提携LP(リクイディティ・プロバイダー)が少ないということを自ら語っているようなものだ。

しかし呑むこともできない、さらにスワップに手数料を加えないが豪華なボーナスを顧客に配布するブローカーということになり、ビジネスモデルとして成り立たないため、プリンシパルではないDD方式ブローカーと考えるのが自然である。(※1)

レバレッジ規制

IS6FXでは、マイクロ口座・スタンダード口座の場合、口座残高によりレバレッジ規制が掛かる。

プロ口座・レバレッジ6,000倍口座の場合はレバレッジ規制がなく、常に最大レバレッジ400倍・6,000倍となっている。

最大ロット数

IS6FXではマイクロ口座を除く全ての口座の最大ロット数は30ロットだ。これは1注文あたりでも1口座あたりでも同様である。このことからIS6FXで持てる最大総ロット数は、30ロット×最大口座開設数5口座=150ロットとなる。また、10ロット以上の取引を行う場合事前連絡をしなくてはならない。

ロスカットレベル

海外ブローカーの平均ロスカットレベルは20%~30%だが、IS6FXのロスカットレベルは50%とやや高い水準である。同じ50%だとFxPro、100%だとTradeview、0%だとXMTrading・Exnessなどが該当する。

手数料・スワップポイント

項目IS6FX
最低初回入金額5,000円
取引手数料なし
スプレッド(USD/JPY)0.8pips
スワップポイント(USD/JPY)ロング:0.53
ショート:-3.46
口座維持手数料なし
ボーナス/ディスカウントあり

IS6FXの1番の魅力と言えば、ボーナスの豪華さだ。しかし、ボーナス対象口座はスタンダード口座のみとなっているため注意が必要である。また、スワップポイントは、現在海外FXブローカーではマイナススワップが主流の中、業界トップクラスのスワップポイントレートを提供している。

入出金

IS6FXの入出金方法は以下の2通りである。

  • VISA・JCB・mastercard
  • 銀行送金

1回につき、2万円以上の入金であれば入金手数料は掛からない。

公式ホームページには出金方法に銀行送金のみしか記載がないが、クレジット入金した場合、入金と同額分のみ入金と同じ方法で出金可能である。入金額以上は銀行送金で出金することとなる。

入金後1度も取引をせず出金した場合、4,500円の出金手数料が発生するが、1度以上取引を行っていれば手数料は発生しない。しかし、月に2回目以降出金を行う場合、1回の出金につき2%の出金手数料が発生する。さらに、出金金額が20万円以下の場合、一律4,500円の出金手数料がプラスされる。

取引手数料・スプレッド

IS6FXのスプレッドは広めに設定されている。また、取引手数料は全口座で発生しない。

スワップポイント

現在、海外FXブローカーの多くがマイナススワップばかりだが、IS6FXのスワップはプラススワップも存在する。公式ホームページでは「業界最高水準のスワップレート」「手数料なしのスワップレート」と謳っており、IS6FXの売りの1つとなっている。

AUDやNZDを買った場合、プラススワップになることが多い。USDJPYやEURUSDではUSDを買うとプラススワップを受け取ることができる。また、EURZARをショートした時のスワップポイントは186だが、XM:127、exness:21.1とexnessの約9倍と圧倒的差である。

しかし、公式ホームページにて「最新の現行金利を即反映」と記載しているが、現在のスワップレートを確認することはできない。せっかくのアピールポイントにもかかわらず、非常に残念である。

ボーナス

IS6FXでは不定期に入金ボーナス・口座開設ボーナスなどを行っている。過去には入金金額300%ボーナス・口座開設1万円ボーナスなど国内ブローカーはもちろん、海外FXブローカーでさえ簡単には真似できない破格のボーナスを行ってきた。

しかし、IS6FXではスタンダード口座のみボーナスを受け取ることができるため、口座開設の際はスタンダード口座をおすすめする。

取扱銘柄の種類

項目IS6FX
外国為替31種類
株式なし
株式指数7種類
ETFなし
コモディティなし
貴金属2種類
エネルギー2種類
仮想通貨なし

上記の通り、取扱商品が少ない。しかし主要通貨(USD・EUR・JPY・GBP・AUD・NZD・CAD・CHF)のペアはCADCHF以外取り揃えられているため、これらの通貨を主軸にしているトレーダーであれば、問題ないだろう。また、レバレッジ6,000倍口座では貴金属を取引することができない。

プラットフォームとツール

項目IS6FX
デモトレードあり
独自のプラットフォームなし
メタトレーダー4(MT4)あり
メタトレーダー5(MT5)なし
cTrader(シートレーダー)なし
ソーシャルトレード/コピートレードなし
VPSあり

IS6FXでは、MT4のみ取扱っている。

VPSは月額28USD(約2,800円)で貸し出しをしているが、口座残高が50万円以上であれば無料提供している。しかし、月末時点で口座残高が50万円を下回っていた場合、上記の手数料を毎月第1月曜日にMT4口座から自動引き落としとなる。

モバイルトレーディング

項目IS6FX
Android アプリあり
Apple iOS アプリあり

IS6FXでは、android・iPhoneともにアプリストアからMT4をダウンロードし、売買が可能だ。

リサーチ

項目IS6FX
デイリーマーケット解説なし
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース)なし
ウィークリーウェビナーなし
経済カレンダーなし

IS6FXではこれといったリサーチコンテンツは用意していない。

学習コンテンツ

項目IS6FX
FX教育の実施あり
CFD教育の実施なし
ウェビナーなし
ウェビナー(アーカイブ)なし
トレーディング動画なし
投資家辞書(用語集)あり
チュートリアル/ガイドなし

IS6FXではトップページの最下部に”IS6FXコラム”というものがあり、そこには”FX初心者”、”FX用語解説”など様々なコンテンツがある。日本語で記載されているため非常に読みやすい。

サポート

項目IS6FX
日本語対応あり
ライブチャットなし
メールあり
電話なし

海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分がゆえにうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、IS6FXでは日本語対応しているためそういった心配はない。サポートは365日24時間体制で対応している。

しかし、口座開設をしていないとメールでサポートを受けることができない。だだ、IS6FXでは海外ブローカーとしては珍しく公式LINEがあり、口座開設を検討しているのであればこちらで質問することが可能だ。また、LINEという世界的にマイナーなSNSを採用しているところから、日本人のためのサービスと推測できる。

総評

GemForexとの類似点が非常に多いブローカーである。

  • 無ライセンスだったが、現在はライセンスを所持している
  • サーバーダウンの経験がある
  • 通常最大レバレッジは1000倍、数量限定で更なるハイレバレッジ口座を開設できる
  • 10ロット以上の取引は事前連絡が必要、1口座あたりの最大ロット数は30ロット
  • 取引方式はおそらくDD方式
  • どちらもプリンシパルを名乗っている
  • 豪華なボーナス
  • 取扱っている商品数が少ない
  • 日本人を主なターゲットとしている

相違点で言えば、スワップは断然IS6FXの方が優秀であるが、最低入金はGemForexの方が低く、100円となっている。

このようなことから評価はGemForex同様、メイン口座にするのはおすすめしない。サブ口座でボーナス目的に小額運用するか、初心者が勉強のために小額入金から始めるのに適したブローカーと評価する。

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著者情報

トレード歴8年の元証券会社勤務の編集長を筆頭に、複数名の現役トレーダーとサイト情報の更新を行っている。トレーダー目線で偽りのない有益な情報を発信することを心掛ける。また、コンテンツ内には客観的な事実をもとに編集部の見解を述べている。

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