Land-FX(ランドFX)の評価・評判

Land-FX(ランドエフエックス)は2013年創業の海外FXブローカーだ。

韓国の財閥であるGSグループの元社員により設立され、現在ではニュージーランドを拠点とし、イギリス・中国・アメリカ・フィリピン・ロシア・シンガポール・インドネシア・マレーシア・エジプトなどに支店が存在するグローバル企業である。

LAND-FX

Land-FXの総合評価

総合評価 2.8
安全性 3.0
アカウント 2.0
手数料・スワップ 3.0
取扱銘柄の種類 3.0
プラットフォーム&ツール 3.0
モバイルトレーディング 3.0
リサーチ 2.0
学習コンテンツ 4.0
サポート 3.0
メリット
  1. ボーナスキャンペーンがある
  2. スプレッドが狭い
デメリット
  1. 取引方式はNDDと謳っているが、DD(OTC)の可能性がある
  2. Land-FXがリスク管理をしていないと判断した場合、セロカットが適用されず追証の可能性がある
  3. 既定のロット数取引をしていない状態で出金を行うと手数料が発生する

安全性

項目Land-FX
安全性50
運営会社Land Prime Ltd
住所ニュージーランド
Plaza Level, 41 Shortland Street,
Auckland, 1010, NewZealand
設立年2013
株式公開(上場)なし
銀行運営なし
資金管理区分分割管理
高信頼度 ライセンス英国金融行動監視機構(FCA) – 709866
中信頼度 ライセンスなし
低信頼度 ライセンスセントビンセント・グレナディーン諸島金融サービス庁(SVGFSA) – 23627 IBC 2016

Land-FXは”Land-FX UK Ltd”と”Land Prime Ltd”からなるグループ企業だ。この2社の各公式ホームページでは、金融ライセンス・スポンサー契約・取引方式など曖昧な記載が多い。また、Land-FXグループは”WISEBITCOIN”という仮想通貨ブローカーも運営している。

金融ライセンス

Land-FXの金融ライセンスの有無については賛否が分かれているのが現状だ。結論から言うと、日本在住者を管理している”Land Prime Ltd”はセントビンセント・グレナディーン諸島金融サービス庁(SVGFSA)の金融ライセンスを所持している。SVGFSAの公式サイトにも「Active」となっているため、現在も金融ライセンスを所持している。

しかし、このような疑惑が流れる理由は”Land Prime Ltd”の公式ホームページには「Regulated by the Finance Services Authority (FSA) : 23627 IBC 2016」とホームページの下部にて英語で小さく記載はあるが、それ以外に金融ライセンスについての記載がないのが原因だろう。

これに対し、Land-FXグループである”LandFX UK Ltd”の公式ホームページにはしっかりと”規制機関”というページを作って英国金融行動監視機構(FCA) によって規制されていることがわかるようになっている。しかし、なぜUKサイトのように堂々と記載をしないのか疑問が残るのは確かだ。

資金管理区別

Land-FXでは分割管理による資金管理を行っている。また、補償保険に加入していないためLand-FXが倒産した場合、顧客の資金は補償されないため注意が必要だ。

サーバーダウン

Land-FXは2019年6月6日にサーバーダウンを起こしている。その際、サポートに連絡をした顧客に対し「全額補填と損失額の30%のボーナス(出金不可)を支給」という対応でこの問題を収めた経緯がある。その後サーバーを増設し、今後はこのような問題が起きないよう対策を行った。

スポンサー契約

Land-FXは”Land Prime Ltd”の公式ホームページにて現在までのスポンサー契約遍歴を以下のようにしている。

  • 2015~2016 FSVマインツ05
  • 2016~2018 クイーンズ・パーク・レンジャーズFC(QPR)
  • 2018~2021 FSVマインツ05

しかし、”Land-FX UK Ltd”の公式ホームページでは「2018~2021 FSVマインツ05」の記載がなく、「2016~2018 クイーンズ・パーク・レンジャーズFC(QPR)」で止まっている。

このことについて”Land Prime Ltd”の公式ホームページに問い合わせたところ「お客様がご覧になられているサイトはLand-FX UK Ltd.のサイトであり、こちらはグループ会社のサイトとなります。」と明言を避けた返答があった。

ちなみに、FSVマインツ05の公式ホームページではLand-FXをスポンサーと記載していない。しかし、グループ企業である”WESEBITCOIN”がスポンサーとして名を連ねている。

口コミ

海外最大級のFX掲示板FPA(Forex Peace Army)でLand-FXの評価は47レビュー”3.679”だ。FPAの評価はAXIORYの35レビュー”3.408”とほぼ同等の評価である。しかし、ここに投稿されている内容は真偽が不確かな投稿も多いため、点数は参考程度にすると良いだろう。

また、噂程度でしかないが出金拒否や口座凍結などが他社と比べても多い印象だ。”Land Prime Ltd”の公式ホームページ内の”スペシャルプロモーション”には「ボーナスの不正行為件数が増加している」との記載があるため、このような処置を受けてた顧客がいることは間違いないだろう。しかし、不正取引をしていたのであれば当然の処置である。

アカウント

項目Land-FX
口座タイプ3
最大口座数7
注文方式NDD(STP/ECN)
レバレッジ最大500倍
ゼロカットシステムあり ※1
法人口座あり

最大口座開設数は基本的に7口座だが、Restart LP BONUS口座は一人につき1口座までしか開設できない。また、法人口座も開設可能だ。

口座タイプ

Land-FXではLive口座・Restart LP BONUS口座・ECN口座の3種存在する。Live口座とRestart LP BONUS口座の違いは開催されているボーナスキャンペーンが違う以外は全て同じである。

取引方式

一部の情報サイトではDD方式のブローカーとしているところも見受けられる。Land-FXの問い合わせたところ「Live口座・LPボーナス口座・ECN口座すべてNDD方式であり、STP口座(Live口座、LPボーナス口座)はSTP方式、ECN口座はECN方式」と返答があった。

しかし、”Land Prime Ltd”の公式ホームページ内の「スプレッド&スワップポイント」には「Land-FXをご利用のお客様は、OTC市場で最も競争力の高いスプレッドを介してお取引していただけます。」と記載がある。このOTC(Over The Counter )とは店頭取引という意味であり、相対取引を指す。つまりDD方式と同意だ。

ちなみに、”Land-FX UK Ltd”のホームページ内の「スプレッド」の項目にはOTCについての記載はない。また、”Land Prime Ltd”のLive口座のスプレッドと”Land-FX UK Ltd”のTrader口座はいわゆるスタンダード口座だが、Live口座の方が明らかにスプレッドが狭い。このことから、両社のスタンダード口座は別物であることがわかる。

つまり、Live口座はDD方式、Trader口座はNDD方式と考えるのが最も合理的だろう。(※1)

レバレッジ

Land-FXではLive口座・Restart LP BONUS口座では最大レバレッジ500倍、ECN口座では最大レバレッジ200倍となっているが、口座残高と保有ロット数により最大レバレッジが制限される。

ゼロカット・追証

Land-FXは、完全ゼロカットシステムではなく”部分ゼロカットシステム”である。というのも、Land-FXは「基本的にはマイナス残高は顧客が負担するものとし、サービスの一環で審査の上、Land-FXが負担する」と明記している。(※1)

通常海外FXブローカーでは、口座残高がマイナスとなった場合、各ブローカーによって時間差はあるが、ゼロカットシステムにより自動で口座残高”0”と表示される。

しかし、Land-FXでは顧客がサポートに申請しない限りマイナスのままだ。さらに、サポートに連絡し、Land-FXがリスク管理をしていないと判断した場合追証が発生することがある。また、別口座に残高が存在する場合、マイナス口座と相殺することもあるとしている。

このリスク管理の基準は明確にしていないためかなり曖昧であり、ハイレバレッジを使用可能な環境下に置かれている中で非常に危険だ。

余談ではあるが、FXDDは以前ゼロカットを採用していた。しかし、2015年に起きたスイスフランショックで顧客のマイナス分を回収できないと判断し、今まで行っていたゼロカットシステムを急遽廃止、顧客に追証を請求した過去がある。完全な裏切り行為だ。

しかし、Land-FXの場合事前に告知しているため、大変動が起きた時を想像しただけでぞっとする。

手数料・スワップポイント

項目Land-FX
最低初回入金額5USD(約500円)
取引手数料あり
スプレッド(USD/JPY)0.0pips~
スワップポイント(USD/JPY)ロング:-0.69
ショート:-0.88
口座維持手数料なし
ボーナス/ディスカウントあり

Land-FXではLive口座:3万円、Restart LP BONUS口座:1万円としているが、実際の最低入金はSTICPAYの5USD(約500円)だ。これは各口座のボーナスを受取るための最低入金額を記載している。

Live口座の場合初回入金金額に対してのみボーナスが支給されるため、注意が必要だ。ECN口座は、最低入金は20万円と高い設定となっており、ボーナス対象外である。

また、基本的には口座維持手数料は掛からないが、1ヶ月以上残高が10USD(約1,000円)未満で取引の無い口座は無効化の処理が行われる。

入金

Land-FXの入金方法は以下の4通りである。

  • VISA
  • STICPAY
  • 銀行送金
  • bitcoin

VISAの場合1万円以上、銀行送金の場合5万円以上の入金であれば手数料が発生しない。しかし、出金時に条件をクリアしていないとこの手数料を支払うこととなる。

出金

Land-FXの出金方法は以下の4通りである。

  • VISA
  • STICPAY
  • 銀行送金
  • LAND-FX master card

LAND-FX master cardは現在、新規発行を行っていないため、実質3通りだ。

VISAによる出金は、VISAで入金した金額まで出金可能となっている。それ以上の出金は銀行送金かSTICPAYにより出金することとなるが、銀行送金の場合”送金手数料(約45ドル)+中継銀行手数料+着金手数料”、STICPAYの場合”0.3 USD + 出金額の2.5%”を顧客が負担することとなる。

また、入金金額100USD(約1万円)に対し2ロットの取引を行わず出金を行った場合、Land-FXが負担した入金手数料を支払わなければならない。1,000USD(約10万円)であれば20ロット、10,000USD(約100万円)であれば200ロットとなる。この設定は、入金金額に対しロット数がかなり高めに設定されており、複利を使わない限りかなり厳しい。

仮に1万円入金しUSDJPYが100.000時2ロットエントリーしたい場合、レバレッジは2000倍必要だが、Land-FXは最大レバレッジ500倍であるため不可能であり、USDJPYでは1回の取引で条件をクリアすることはできない。Land-FXでは0.5ロットが精一杯(あくまで例でありおすすめはしない)であるため、複数回取引を行わなければいけないのだ。

なぜ、このようなシステムを取っているのか違和感を感じずにはいられない。

取引手数料・スプレッド

Live口座・Restart LP BONUS口座の取引手数料はなく、ECN口座は取引手数料1ロットあたり3.5USDと良心的だ。また、スプレッドはどの口座も他社より比較的狭く設定されている。

スワップポイント

マイナススワップがほとんどだが、現在の海外FXブローカーの多くがマイナススワップばかりであり、Land-FXだけが特別なわけではないことを考慮すると”並”といったところだ。

ボーナス

Land-FXでは3種類のボーナスキャンペーンを行っている。ECN口座は対象外だが、Live口座限定・Restart LP BONUS口座では実施している。

取扱銘柄の種類

項目Land-FX
外国為替67種類
株式なし
株式指数11種類
ETFなし
コモディティなし
貴金属5種類
エネルギー3種類
仮想通貨なし

上記の記載はLive口座・Restart LP BONUS口座で取り扱っている全商品である。ECN口座はFXのみ取引可能だ。取扱銘柄の種類は取引で不自由することのない”並”といったところ。

また、近年では仮想通貨FXを取引可能とする海外FXブローカーが多いが、Land-FXでは取扱っていない。しかし、グループ企業である”WISEBITCOIN”は名前の通り仮想通貨専門ブローカーであり、そちらで取引可能となっている。LAND-FXと住み分けをしているのだろう。

プラットフォームとツール

項目Land-FX
デモトレードあり
独自のプラットフォームなし
メタトレーダー4(MT4)あり
メタトレーダー5(MT5)あり
cTrader(シートレーダー)なし
ソーシャルトレード/コピートレードなし
VPSなし

Land-FXでは、どの口座タイプを選択してもMT4・MT5から選択することができる。

また、PAMMを使用することが可能だ。PAMMとはソーシャルトレードの一種であり、委託したトレーダーまたはファンドと同等の資金管理の元、トレーダーまたはファンドと同様のトレードを自動で行うシステムである。

モバイルトレーディング

項目Land-FX
Android アプリあり
Apple iOS アプリあり

Land-FXでは、android・iPhoneともにアプリストアからMT4・MT5をダウンロードし、売買が可能だ。

リサーチ

項目Land-FX
デイリーマーケット解説なし
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース)なし
ウィークリーウェビナーなし
経済カレンダーあり

Land-FXでは、経済カレンダー以外にも”市場動向&情報”というコンテンツが存在する。不定期更新でテクニカル分析による今後の見通しを公開している。

学習コンテンツ

項目Land-FX
FX教育の実施あり
CFD教育の実施なし
ウェビナーなし
ウェビナー(アーカイブ)なし
トレーディング動画なし
投資家辞書(用語集)なし
チュートリアル/ガイドなし

Land-FXでは”FOREX教育”というコンテンツが存在し、入門コース・初級コース・中級コース・上級コースと部門が分かれている。

この教育コンテンツは、海外FXブローカーの中では非常に密度が濃い内容となっている。下手な本を買うくらいであれば、無料でホームページにて公開している”FOREX教育”を初心者におすすめする。

サポート

項目Land-FX
日本語対応あり
ライブチャットあり
メールあり
電話なし

海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分がゆえにうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、Land-FXでは日本語対応しているためそういった心配はない。日本語サポートはメールでの対応時間は平日10時~18時、ライブチャットでの対応時間は平日11時~17時となっている。

総評

結論から言うと、「口座開設は良く考えるべきブローカー」とFxpedia編集部は評価する。

まず第一に、ハイレバレッジとゼロカットはセットでない限り海外ブローカーを使うべきではない。当たり前だが、レバレッジを効かせれば利かせるほど追証も膨れ上がる。

国内ブローカーは”追証あり”とはっきり宣言しているため、それなりの備えができるかもしれないが、Land-FXに限ってはどちらとも言えない”サービス”と位置付けている。つまり、”サービス停止”となればいかようにもできてしまう。

また、特筆すべき利点があるわけでもないため口座開設を検討しているのであれば、他の海外FXブローカーをすすめる。

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著者情報

トレード歴8年の元証券会社勤務の編集長を筆頭に、複数名の現役トレーダーとサイト情報の更新を行っている。トレーダー目線で偽りのない有益な情報を発信することを心掛ける。また、コンテンツ内には客観的な事実をもとに編集部の見解を述べている。

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