iFOREX(アイフォレックス)の評価・評判

iFOREX(アイフォレックス)は、1996年にプロの銀行家とFXディーラーのグループにより設立された海外のFXブローカーだ。

iFOREXの歴史は20年以上と長い。インターネットの普及に伴いFXが広まったタイミングが1990年代後半であると考慮すると、先駆け的存在と言えるだろう。長期間に渡り、多くの人に利用され続けているFXブローカーだ。

iFOREX バナー

iFOREXの総合評価

総合評価 3.2
安全性 4.0
アカウント 2.0
手数料・スワップ 3.5
取扱銘柄の種類 5.0
プラットフォーム&ツール 2.0
モバイルトレーディング 2.0
リサーチ 3.0
学習コンテンツ 3.5
サポート 4.0
メリット
  1. 老舗であり、巨大グループ企業に属している安心感。親会社はプリンシパルを公表している
  2. ロスカットレベル0%、ゼロカットを使いダイナミックなトレードができる
  3. CFDブローカーを謳っており、取扱っている商品の数が他社より圧倒的に多い
  4. スプレッドはやや狭いといったところ
デメリット
  1. MT4/MT5が使えず、独自のプラットフォームしか用意がない
  2. スキャルピング・自動売買に禁止事項あり

安全性

項目
安全性70
運営会社Formula Investment House Ltd.
住所ギリシャ共和国
15, Nikis st., Syntagma Square,
10557 Athens, Greece
設立年1996
株式公開(上場)なし
銀行運営なし
資金管理区分分割管理
高信頼度 ライセンス英国金融行動監視機構(FCA)613381
中信頼度 ライセンスキプロス証券取引委員会(CySEC)143/11
低信頼度 ライセンス英国領ヴァージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC)SIBA/1/13/1060

まず、iFOREXはサービス名称であり会社名ではない。そのため、各地域・国で同じ名称だが管轄会社が異なり、ライセンスや住所など様々な情報サイトに掲載されている情報が違う。本サイトは日本の顧客を扱っている”Formula Investment House Ltd.”が提供するiFOREXについて解説していく。

金融ライセンス

日本の顧客を扱っている”Formula Investment House Ltd.”は、英国領ヴァージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC)によるライセンスを所持している。

ヨーロッパを中心に活動している”iCFD Limited”はキプロス証券取引委員会(CySEC)、イギリスで活動している”VIBHS Financial Limited”はイギリスの金融行動監視機構(FCA)それぞれのライセンスを所持。金融行動監視機構(FCA)のライセンスは世界屈指の高難易度を誇り、当サイトでも高信頼度の金融ライセンスと位置づけている。

このことから、iFOREXグループ全体で見ると巨大企業であり、ライセンス面では信用信頼がおけるグループであることが分かるだろう。

ちなみにVIBHS Financial Limitedはロンドンに本社を構える上場企業だ。「Vestle」というFXブローカーも経営しており、プリンシパルであることを公表しホワイトラベルを募集していることから、iFOREXグループの親会社的な立ち位置であることが予想できる。

分別管理

ホームページ上には資金管理区分に関わる一切の記載がされてないが、問い合わせたところ分割管理を行っていることが確認できた。安全性の観点から積極的に開示すべき情報であるため、ホームページ上に記載されていない点は不満である。

口コミ

海外最大級のFX掲示板FPA(Forex Peace Army)でiFOREXの評価は”3.245”である。しかし、ここに投稿されている内容は真偽が不確かな投稿も多いため、点数は参考程度にすると良いだろう。

また、TwitterなどSNSでは「アイフォ戦士」という造語がある。明確な定義はないが、ハイレバレッジで低資金から数十倍・数百倍を狙うトレーダー、もしくは成功させたトレーダーを指すことが多い。中には「30万円を3億円にした」などの投稿もあり一時期トレーダー界隈で話題となっていた。

アカウント

項目
口座タイプ1
最大口座数1
注文方式DD方式
レバレッジ最大400倍
ゼロカットシステムあり
法人口座あり

過去には口座タイプが数種類あったが、現在口座タイプは1つ、最大口座数も1つである。なおiFOREXではレバレッジが固定されており、変更することはできない。また法人口座の作成は可能だ。

注文方式

注文方式について公式ホームページに記載はないが、iFOREXに直接問い合わせたところDD方式であることが確認できた。他社だと問い合わせてもはっきり答えてくれないことが一般的だが、さらっと答えてくれたので好印象である。

ロスカット

iFOREXでは証拠金維持率0%までポジションを保有することができるうえに追証もない。これがiFOREX最大の魅力となっている。推奨はしないが口座残高がゼロになるまで耐えることができるため、前述の「アイフォ戦士」のようなチャレンジができるのだ。

ちなみにexnessではロスカットレベルが0%でゼロカットを採用しており、かつレバレッジも条件付きで無制限である。

取引禁止事項

iFOREXでは「許可されない取引行為」として主に以下の4つを挙げている。

1日での取引回数

iFOREXでは「1日で10~数100回に及ぶ取引行為」を禁止している。これは片道なのか往復なのか問い合わせたが、ケースバイケースと回答された。

スキャルピング

スキャルピングは許可されない取引行為として禁止されている。

しかし、前述した通りiFOREXではスキャルピングの定義は「1日で10~数100回に及ぶ取引行為」と位置付けている。一般的なスキャルピングの認識とやや異なるため、「5分間でエントリーとイグジットを9回繰り返す」ことは可能なのか問い合わせてみた。結果、こちらもケースバイケースとのことだった。

ちなみに「iFOREXは高速スキャルピング(数分単位で1pips~5pipsを何回も抜く手法)で勝ち過ぎたトレーダーにはスプレッドを広げて対応している」と言った情報も出ているが、真偽は確認できなかった。

自動売買(EA)

公式ホームページを見るとオートメーション、アルゴリズミック取引などいくつも禁止事項の記載があるが、簡単に言うと裁量トレード以外は禁止されているといっていい。

複数口座の所持

そもそもiFOREXでは一つの名義で持てる口座数は1つまでだ。「複数の口座が持てる時点でiFOREXのミスでは?」と思われがちだが、iFOREXでは口座開設に身分証明書がいらない。これを利用して身分証明書提出前に複数の口座を作成するのを防ぐため、このような項目があるものと考えられる。

手数料・スワップポイント

項目
最低初回入金額1万円
取引手数料なし
スプレッド(USD/JPY)0.8pips
スワップポイント(USD/JPY)ロング:-0.00219%
ショート:-0.00331%
口座維持手数料なし※1
ボーナス/ディスカウントあり

iFOREXでは、身分証明書など面倒な手続きがなく口座開設することができるため、急なチャンスが到来した時にハイレバレッジでトレードをしたくなったらすぐに取引できるというメリットがある。ただし、最低でも出金時までに、身分証明書の提出など他社同様の手続きが必要だ。

入金

入金方法は3種類あり、いずれも手数料は掛からない。

  • クレジット(円対応はVISA/Masterのみ)
  • bitwallet
  • 国際電信送金

出金

iFORXでは出金を希望する度に毎回「出金依頼書」を提出しなければならない。これは他の海外FXブローカーにはないiFOREX独特のシステムで少々面倒くさい。

出金金額10万円以上の場合は月3回まで出金手数料無料で出金可能ではあるものの、10万円以下の場合は出金手数料として2000円発生する。ただし国際電信送金による入金をした場合、例外なく出金時に手数料2000円が必要だ。

スプレッド

以前は固定スプレッド制だったが、現在iFOREXでは変動スプレッド制を採用している。最小スプレッドはEURUSDで0.7pips、USDJPYで0.8pipsと海外FXブローカーでは狭い設定となっている。

ちなみに似た形態を取っているIG証券のノックアウトオプションで取引した場合、EURUSD・USDJPY共に0.6pipsとIG証券の方が若干スプレッドが狭い。

スワップポイント

海外FXブローカー全般でマイナススワップが多い中、iFOREXではスワップポイントがプラスの銘柄もある。また、マイナスでも他社より少なく設定されているため、スイングトレードには利点が大きい。iFOREXではスワップポイントではなくオーバーナイト金利として表示しているため「%」表記となっている。

口座維持手数料

基本は無料であるが、12ヵ月間取引のない口座に対し、3ヶ月ごとに15ドル、または口座残高が15ドル未満の場合は有効保有額の全額を口座維持手数料として徴収される。なお、口座に資金がない場合は口座維持手数料は課されない。(※1)

ボーナス

iFOREXでは常時以下の3点のボーナスキャンペーンを行っている。

  1. 初回入金100%+ウェルカム入金25%
  2. 3%利息
  3. 紹介
  1. 初回入金1000ドル(約10万円)、2回目以降の入金5000ドル(約50万円)まで受け取ることができる。
  2. 有効保有額が1000ドル~15万ドル(約10万円~1500万円)の場合のみ対象。毎月5日に前月分が自動的に入金される。
  3. 一見IBの様だが、このボーナスは紹介で入った顧客にもボーナスが支払われる。また、紹介人数は5人までとなっている。

このような点からiFOREXのボーナスの豪華さは”並”といったところであり、GemForexやFXGTと比較してしまうと劣る。

基本的にボーナスは、新興ブローカーや中堅ブローカーが顧客獲得のために行うことが多く、exnessやFxProなどヨーロッパの老舗企業はボーナスに消極的である。iFOREXは老舗であり、あえてボーナスの豪華さで顧客の気を引く必要がないのかもしれない。そう考えると大企業であるにもかかわらず、ボーナスキャンペーンを打ってくれているのはありがたい。ただ、exnessやFxProはNDDだが、iFOREXはDDである以上もう少し顧客に還元してくれても罰は当たらないだろう。

取扱銘柄の種類

項目
外国為替89種類
株式600種類以上
株式指数34種類
ETF47銘柄
コモディティ7種類
貴金属7種類
エネルギー5種類
仮想通貨20種類

iFOREXの魅力と言えば、他社とは比べ物にならないほど多い取扱商品の種類である。通貨であればハンガリーフォリントやオフショア人民元などマニアックなものがあり、株式に関しては、ポーランド・インド・韓国など世界中の様々な企業の株式を取り扱っている。また取り扱っている商品は全てCFD形式であり、先物や現物はない。

プラットフォームとツール

項目
デモトレードあり
独自のプラットフォームあり
メタトレーダー4(MT4)なし
メタトレーダー5(MT5)なし
cTrader(シートレーダー)なし
ソーシャルトレード/コピートレードなし
VPSなし

iFOREXでは世界で一番使用されているメタトレーダーが使えず、独自のプラットフォームでのみ取引ができる。このプラットフォームではメタトレーダーとほぼ同等の数のインジケータが内蔵されている。しかし、後からインジケータを導入することができないので注意が必要だ。

モバイルトレーディング

項目
Android アプリあり
Apple iOS アプリあり

Android、iPhoneともにアプリストアからダウンロードし、売買が可能。こちらもインジケータの数ではメタトレーダーとほとんど変わらない。口コミではメタトレーダーを使い慣れているからか「使いづらい」などのコメントをよく見るが、入出金をトレードツールでできるのはメタトレーダーにはない利点と言える。

リサーチ

項目
デイリーマーケット解説あり
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース)あり
ウィークリーウェビナーなし
経済カレンダーあり

iFOREXでは「今日の市場ニュース」で事実に基づき独自の見解を述べている記事を1日数回投稿している。すべて日本人による執筆のため、悠長な日本語で読むことができる。

学習コンテンツ

項目
FX教育の実施あり
CFD教育の実施あり
ウェビナーあり
ウェビナー(アーカイブ)なし
トレーディング動画なし
投資家辞書(用語集)なし
チュートリアル/ガイド(PDFまたはインタラクティブ)あり

学習コンテンツとして、1対1の取引トレーニングや初心者のためのPDFガイドが用意されている。どちらも口座開設していれば無料で利用可能だ。なお、コンテンツは独自の取引プラットフォーム、またはアプリから見ることができる。

サポート

項目
日本語対応あり
ライブチャットなし
メールあり
電話あり

海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分がゆえにうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、iFOREXは日本人が対応してくれるためそういった心配はない。また、仮想通貨を取扱っているが、サポートは土日休みなので注意が必要である。

遠隔テクニカルアシスト


iFOREXには「遠隔テクニカルアシスト」というコンテンツがある。まずiFOREXのサポートチームがインターネット経由で顧客のコンピュータに接続する。その後サポートチームのキーボードとマウスを使用して、直面している可能性のある問題の解決を図ることができるというものだ。これは他のブローカーでは提供していないサービスである。

総評

海外FXブローカーを選ぶ際、一番気掛かりな「安全性」に関して言えば、社歴やライセンスの面から問題ないと言える。ただ、DD方式というところで不信感を募らせるトレーダーがいるかもしれない。しかし、これだけの金融商品を用意してあるにもかかわらず全部NDDで処理するのはまず無理だろう。同じような形態のIG証券もDD方式を採用している。

ちなみにiFOREXは自身をFXブローカーというよりはCFDブローカーと認識している点でもIG証券と同じだ。それ以外にどちらも長い歴史があり巨大グループである点、独自のプラットホームでのみ取引可能な点、ハイレバレッジでトレードができるうえに追証がない点など共通点が多い。

似通った特徴のある2社の相違点を比較してみると、iFOREXにはボーナスと仮想通貨FXがあるのが魅力だ。しかしIG証券は金融庁(JFSA)の許可を得て営業しているため、税金面で融通が利くうえに信託保全による資金管理で守られている。またスプレッドもIG証券のほうが狭い。

このことからIG証券を選んだ方が利点が多いのだ。また、他の海外FXブローカーと比較しても正直「iFOREXでなければいけない理由」が見つからない。

結論、様々なブローカーが存在する昨今において、あえてiFOREXを使う必要はない。例えばロスカットぎりぎりまで取引したいのであればexness、様々な商品を1つの口座で済ませたいのであればIG証券、仮想通貨FXがしたいのであればFXGT、ボーナス重視であればGemForexといったようにそれぞれに特化したブローカーを使えば良いと結論付ける。

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著者情報

トレード歴8年の元証券会社勤務の編集長を筆頭に、複数名の現役トレーダーとサイト情報の更新を行っている。トレーダー目線で偽りのない有益な情報を発信することを心掛ける。また、コンテンツ内には客観的な事実をもとに編集部の見解を述べている。

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