Fxpedia(以下当サイト)は、FXトレーダーが信頼できるブローカーと口座を開設する前によく検討する必要があるブローカーを簡単に判断できるサイトを作ることを目的とし、このガイドラインを制定する。
レビュー・評価に関するポリシー
FXpediaでは下記の観点を基準としてブローカーのレビュー・評価を行っている。
・必要に応じて、商品に関する専門知識を伝えているか。
Google の商品レビューに関するアップデートについてクリエイターが知っておくべきこと
・メーカーが提供する情報以外の独自のコンテンツで、商品の見た目や使い方を紹介しているか。
・商品に求められる各種の性能がどの程度達成されているかについて、定量的測定を提供しているか。
・競合商品との差別化要因について説明しているか。
・比較対象となる商品を示しているか。または、特定の用途や状況にどの商品が最適か説明しているか。
・調査に基づいて、特定の商品のメリットやデメリットについて述べているか。
・以前のモデルやリリースから商品がどのように改善され、問題点が解消されたかなど、ユーザーの購入決定に役立つ情報を提供しているか。
・商品が属するカテゴリの主な意思決定要因と、その分野での当該商品の性能を明らかにしているか。たとえば、自動車のレビューでは、燃費、安全性、運転のしやすさが主な意思決定要因であると判断し、そうした分野での性能を評価します。
・メーカーからの情報以外に、商品の設計と、それがユーザーに与える影響に基づいて、重要な選択肢を示しているか。
FXブローカーに基準を合わせた場合は、Fxpedia編集部では下記のように解釈する。
- ブローカーに関する専門知識を記載
ブローカーを評価するには前提となる専門知識が必要になる。例えば、スプレッドやライセンスがなぜ重要であるかを理解している方が深いコンテンツになる。また、必要に応じてブローカーの特徴を表などを用い構造的に記載している。 - 独自のコンテンツでのブローカー紹介
ブローカーが提供する公式ホームページの情報以外に、独自で収集した情報で事実確認が取れた情報に限り、コンテンツとして記載している。事実確認の方法はブローカーに問い合わせなどを行っている。またブローカーの機能・スペックに関する情報だけでなく、実際に使用した感想や使い心地等も記載している。 - メリットやデメリットの記載
編集部の調査に基づき、そのブローカーのメリットだけではなく、デメリットも記載している。 - 過去のスペックや仕様変更の記載
ブローカーにおいて、取扱銘柄の変更や取引におけるスペック(口座スペックやレバレッジ、ストップレベルなど)の仕様変更がある場合がある。その場合は日付、以前の状態、仕様変更を経た改善状況などを記載している。 - 意思決定要因となる軸での評価
ブローカーを選択する主な意思決定要因として、後述する評価項目が挙げられる。それらを明示するとともに、その評価項目で正当に評価を下す。 - 定量的測定の結果の記載
ブローカーに求められる各種スペックがどの程度なのか、数値で表現できるものは数値(定量的)での記載をしている。その際、わかりやすいようにサイト内では半角数字、単位の統一を行っている。 - ストーリーの記載
単にブローカーのスペックを紹介するだけではなく、ブローカーの設立、運営にまつわるストーリーがあればそれを理解することに努め、重要であれば記載している。 - 競合ブローカーとの差別化要因の記載
競合ブローカーとの比較を行う上で、どのように差別化をしているか理解し要因を記載している。 - 特定の取引方法や状況にあわせたブローカーの記載
ブローカーの比較を行う上で比較対象となるブローカーをきちんと示す。またブローカーのスペック比較だけでなく、使用シーン別の活用法などを比較対象のブローカーと合わせて記載している。
レビューに際し、口座開設可能なブローカーは実際に取引を行った上でレビューをしている。また、レビューをすることでの対価は一切受け取っていない。
テストデバイス
全てのブローカーのテストは以下に記載されたデバイスで行っている。明記されていない場合は全てのWebサイト、Web取引プラットフォームは最新のGoogleChromeブラウザを使用している。
デスクトップパソコン:OS:Windows10 Pro、64-bit、メモリー:64GB、ストレージ:SSD2TB、CPU:Ryzen 7 5800X、GPU:GeForce RTX 3080 Ti
ノートパソコン:MacBook Pro 13インチ、メモリー:16GB、ストレージ:SSD512GB、CPU:M1
スマートフォン:iPhone11 Pro 256GB、Google Pixel 6 128GB
評価項目
下記評価項目を基準とし、各FXブローカーから収集したデータを組み込んだ独自のアルゴリズムで、総合的な評価を算出している。項目の詳細は後述する。なお評価項目の総合評価への加重は、トレードに直接的に関係する項目は高加重に、間接的またはそれ以外の項目は低加重に設定している。
総合評価 | 評価スコア | 加重 |
---|---|---|
安全性 | 0~5 | 21% |
アカウント | 0~5 | 17% |
手数料・スワップ | 0~5 | 17% |
取扱銘柄の種類 | 0~5 | 10% |
プラットフォーム | 0~5 | 20% |
リサーチ・学習コンテンツ | 0~5 | 10% |
サポート | 0~5 | 5% |
安全性
安全性の算出に使用される項目は、創業年数、各企業が保有する規制ライセンス、企業構造(株式公開・上場の有無、銀行運営の有無など)、及び口コミ等による総合的な意見スコアが含まれる。
安全性 | |
---|---|
安全性スコア | 0~99 |
運営会社 | |
住所 | |
設立年 | |
株式公開(上場) | 有無 |
資金管理区分 | 管理方法の記載 |
分別管理 | 有無 |
高信頼度 ライセンス | 取得ライセンス |
中信頼度 ライセンス | 取得ライセンス |
低信頼度 ライセンス | 取得ライセンス |
金融規制ライセンス
以下は、当サイトが評価基準に取り入れている金融規制ライセンスの一覧である。すべてのライセンスが同じようにランク付けされているわけではない。
- 高 – 信頼度の金融規制ライセンス
-
- オーストラリア証券投資委員会(ASIC) – オーストラリア連邦
- カナダ投資業界規制機構(IIROC) – カナダ
- 香港証券先物取引委員会(SFC) – 香港
- 金融庁(JFSA) – 日本
- シンガポール金融管理局(MAS) – シンガポール共和国
- スイス金融市場監督庁(FINMA) – スイス連邦
- 英国金融行動監視機構(FCA) – イギリス(UK)
- 米国商品先物取引委員会(CFTC) – アメリカ合衆国
- 全米先物協会(NFA) – アメリカ合衆国
- 中 – 信頼度の金融規制ライセンス
-
- 中国銀行監督管理委員会(CBRC) – 中華人民共和国
- キプロス証券取引委員会(CySEC)– キプロス共和国
- アイルランド中央銀行(CBI) – アイルランド
- イスラエル証券庁(ISA) – イスラエル国
- ニュージーランド金融市場庁(FMA) – ニュージーランド
- ロシア連邦中央銀行(CBR) – ロシア連邦
- 南アフリカ金融サービス委員会(FSCA) – 南アフリカ共和国
- タイ証券取引委員会(Thailand) – タイ王国
- ドバイ金融サービス機構(DFSA) – アラブ首長国連邦
- 低 – 信頼度の金融規制ライセンス
-
- バハマ証券取引委員会(SCB) – バハマ
- ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC) – ベリーズ
- バミューダ金融庁(BMA) – バミューダ諸島
- 英国領ヴァージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC) – イギリス領バージン諸島
- ケイマン諸島金融庁(CIMA) – ケイマン諸島
- モーリシャス金融サービス委員会(FSC) – モーリシャス共和国
- セーシェル金融庁(FSA)– セーシェル共和国
- バヌアツ金融サービス委員会(VFSC) – バヌアツ共和国
- セントビンセント・グレナディーン諸島金融サービス庁(SVGFSA) – セントビンセント・グラナディーン諸島
安全性スコア
理解を簡単にするために、安全性のスコアを3つのレベル(低、平均、高)に分けて考えている。
- 低リスク:85~99
-
低リスクの業者は、最も信頼できると考えられ安全性が高いと言える。口座開設後に業者とトラブルになることは、ほぼあり得ないと言えるだろう。しかし、低リスクの業者が予測不可能なトラブルに巻き込まれることは考えられ、市場の変化がFXブローカーに壊滅的な影響を与える可能性もあり得る。また当サイトのリスク評価は決して無期限の将来における支払能力を保証するものではない。
- 平均的なリスク:70~84
-
平均的なリスクの業者は、安全ではあるが、口座を開設して資金を入金する前に精査する必要があると考える。少なくとも、会社の規制ライセンスをチェックすることをおすすめする。ブローカーが潰れたり法的トラブルに巻き込まれたりした場合などの追加の保護規定は確認した方がよいだろう。
- 高リスク(ハイリスク):69以下
-
ハイリスクの業者は、口座を開設する前に精査し、慎重に検討する必要がある。このようなFXブローカーは、ほとんどの場合、信頼できる規制当局のライセンスを受けずに運営されており、法的または財務上の問題を抱えている可能性が高い。リスクの高い業者の口座開設を検討する前に、より信頼度の高い業者があるかどうかを確認することをおすすめする。
アカウント
アカウントの評価に使用される項目は、口座タイプ、最大口座数、注文方式、レバレッジ、ゼロカットシステム、法人口座の有無による総合的な意見スコアを含み算出する。
アカウント | |
---|---|
口座タイプ | 種類 |
最大口座数 | 数値 |
注文方式 | 採用方式 |
レバレッジ | 倍率 |
ゼロカットシステム | 有無 |
法人口座 | 有無 |
取引手数料
手数料・スワップの評価に使用される項目は、最低初期入金額、取引手数料、スプレッド、スワップ、口座維持手数料、ボーナス/ディスカウントによる総合的な意見スコアを含み算出する。なお、スプレッド、スワップは原則としてUSD/JPYを基準とする。
手数料・スワップ | |
---|---|
最低初期入金額 | 金額 |
取引手数料 | 有無 |
スプレッド(USD/JPY) | 数値 |
スワップ(USD/JPY) | 数値 |
口座維持手数料 | 有無 |
ボーナス/ディスカウント | 有無 |
取扱銘柄の種類
取扱銘柄の種類の評価に使用される項目は、外国為替、株式、株式指数、ETF、コモディティ、貴金属、エネルギー、仮想通貨の取り扱い種類により算出する。
取扱銘柄の種類 | |
---|---|
外国為替 | 取扱数 |
株式 | 取扱数 |
株式指数 | 取扱数 |
ETF | 取扱数 |
コモディティ | 取扱数 |
貴金属 | 取扱数 |
エネルギー | 取扱数 |
仮想通貨 | 取扱数 |
プラットフォーム
プラットフォーム・ツールの評価に使用される項目は、デモトレード(デモ口座)、独自のプラットフォーム、メタトレーダー4(MT4)、メタトレーダー5(MT5)、cTrader(シートレーダー)、ソーシャルトレード/コピートレード、無料VPSの有無による総合的な意見スコアを含み算出する。
モバイルトレーディングの評価に使用される項目は、モバイルトレードにおけるAndroid アプリ、Apple iOS アプリの提供の有無による総合的な意見スコアを含み算出する。なお、独自のアプリの有無についても触れる。
プラットフォーム・ツール | |
---|---|
デモトレード | 有無 |
独自のプラットフォーム | 有無 |
メタトレーダー4(MT4) | 有無 |
メタトレーダー5(MT5) | 有無 |
cTrader(シートレーダー) | 有無 |
Android アプリ | 有無 |
Apple iOS アプリ | 有無 |
ソーシャルトレード/コピートレード | 有無 |
無料VPS | 有無 |
リサーチ・学習コンテンツ
リサーチの評価に使用される項目は、デイリーマーケット解説、外国為替ニュース、ウィークリーウェビナー、経済カレンダーの有無による総合的な意見スコアを含み算出する。
学習コンテンツの評価に使用される項目は、FX教育の実施、CFD教育の実施、ウェビナー、ウェビナー(アーカイブ)、トレーディング動画、投資家辞書(用語集)、チュートリアル/ガイドの有無を対象とする。
リサーチ | |
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デイリーマーケット解説 | 有無 |
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース) | 有無 |
経済カレンダー | 有無 |
トレード学習コンテンツ | 有無 |
ウェビナー | 有無 |
サポート
サポートの評価に使用される項目は、日本語対応、ライブチャット、メール、電話の有無による総合的な意見スコアを含み算出する。なおサポートの評判について特筆事項がある場合は記載する。
サポート | |
---|---|
日本語対応 | 有無 |
ライブチャット | 有無 |
メール | 有無 |
電話 | 有無 |
上記評価項目でFXブローカーの特徴または特筆事項がある場合は、客観的な事実をもとにFxpediaの見解としてトピックに記載する。