FXGTの評価・評判

FXGTは自らを”ハイブリッド取引所”と位置付けている海外の新興ブローカーだ。FXGTの歴史は浅く、2019年12月16日に設立された。

今までFX・CFD・仮想通貨FXを1つの口座で扱うブローカーは多々あるが、FXGTはFXと同等のレバレッジで取引できるため、次第にトレーダー界隈で認知されるようになり現在に至る。

今海外FXブローカーで一番勢いがあるブローカーと言えよう。

FXGT バナー

FXGTの総合評価

総合評価 3.0
安全性 3.0
アカウント 4.0
手数料・スワップ 4.0
取扱銘柄の種類 3.5
プラットフォーム・ツール 2.0
モバイルトレーディング 2.0
リサーチ 2.0
学習コンテンツ 0.0
サポート 4.0
メリット
  1. 仮想通貨を最大レバレッジ1,000倍で取引できるのはFXGTしか存在しない
  2. FXも同じく最大レバレッジ1,000倍まで取引可能である
  1. 仮想通貨を扱っていることもありサポートが24時間対応
  2. ボーナスキャンペーンを定期的に行っている
デメリット
  1. システムエラー、レート異常が起こった過去あり
  2. 新興ブローカーであるため安全性の判断が極めて難しい

安全性

項目
安全性50
運営会社360 Degrees Markets Ltd
住所セーシェル共和国
Suite C, Orion Mall ,
Palm Street, Victoria,
Mahe, Seychelles
設立年2019
株式公開(上場)なし
銀行運営なし
資金管理区分分別管理
高信頼度 ライセンスなし
中信頼度 ライセンスキプロス証券取引委員会(CySEC)8421720-1
南アフリカ金融サービス委員会(FSCA)48896
低信頼度 ライセンスセーシェル金融庁(FSA)SD019

新興ブローカーであるため安全性の判断が極めて難しい。単純に社歴がないことから安全性が薄いと判断することも可能である一方、立ち上げ1年目で損害賠償責任保険に加入していることを評価することもできる。

しかし、社歴による経験不足からか異常レート発生した際、処置を完了するまでの時間は決して短いとは言い難い結果であり、あまり評価できない。

グループ企業と各ブローカー

FXGTグループは4企業5ブローカーを運営している。

”360 Degrees Markets Ltd”は過去に「IN-STAPP.COM」というBO(バイナリーオプション)ブローカーも運営していたが、現在ホームページは閉鎖されているため廃業、もしくは日本を撤退したものと思われる。

また「CryptoAltum」というブローカーも存在し、こちらは運営元を明かしていないが「CryptoGT」と住所が同じであり”Hatio Ltd”による運営と断定できる。ちなみにこの住所を調べていくとBOブローカーである「HighLow(旧ハイローオーストラリア)」を運営をしている”HLMI Ltd”の旧住所となる。偶然なのかグループ会社なのか調査したが、真偽は確認できなかった。

金融ライセンス

FXGTグループは計3つの金融ライセンスを所持している。

”Hatio Ltd”に金融ライセンスについて問い合わせたところ「マーシャル諸島に登記している」と回答されたが、これをいわゆる「金融ライセンス」とは言い難い。このライセンスは監査の入らない可能性が極めて高く、公式で発表しているように「マーシャル諸島に会社として登録している」という意味合いのライセンスである。

このことからか、現在FXGTでは公式ホームページで”Hatio Ltd”をグループ企業と公表していない。しかし、FXGTでは現在でもGTi12(CryptoGT Index)というCryptoGT独自の仮想通貨指数を取引することができるため、関係性があることは確かだ。

資金管理区別

FXGTでは分割管理による資金管理を行っている。管理先の銀行は公表しておらず高格付け(ティア1)の金融機関で保有としている。また、キプロスにある「Renaissance Insurance Brokers Ltd」にて最大100万ユーロ(約1.3億円)を補償する損害賠償責任保険を契約したことを公表している。

異常レート時の対応

2021年8月13日日本時間15:00頃、BTCUSDやXRPUSDなどで異常レートが発生した。BTCUSDでは1分間で約10,400米ドル暴落後、約7分間ほぼ値動きがなく、暴落から約8分後にはほぼ暴落前のレートまで戻した。現在チャートは修正されている。

FXGTは今回の件について翌日である8月14日22:25、第一段階の処置として影響を受けた全ての顧客の口座に現金100米ドル(当時の価格で約11,000円)と取引クレジット(ボーナス)として50米ドル(約5,500円)を24時間以内に提供することを決定した。しかし、15日未明「24時間以内に提供する」という文面を削除した記事を公式ホームページにて発表している。案の定、24時間以内に提供されない顧客も多数いた。

その後16日未明、FXGTは第二処置として、価格異常が発生した際、新規ポジション保有やポジション決済(強制ロスカットも含む)を行っていた場合には、ポジションのロールバック(取引の取り消し)を行うと発表した。

一見妥当な対応に見えるが、この異常レート前にショートを入れていた場合は最悪だ。この9分間の取引は全て無効のため、TPに触れていたとしても利確していない状況のまま返品されてる。また、第二処置の発表があった16日の終値は$46710となっており、もしこの時点でポジションを返品された場合、含み損の状態もしくはSLに掛かった状態で返品されることとなる。

こういった件は全員が納得する形で終わるのは難しい。しかし、過去に「GemForex」は同様の件がゴールドで起きた際、異常レート発生後即座に全額補填を公表し全ての対応が終わるまでを約2日間で行った事例がある。

口コミ

海外最大級のFX掲示板FPA(Forex Peace Army)でFXGTの評価はまだされていない。また同企業が運営しているAltumFxも調べてみたが、こちらもまだ未評価である。前身のCryptoGTは1つだけレビューがあったが、まだ点数は付けられていない。

アカウント

項目
口座タイプ4
最大口座数8
注文方式未公表※1
レバレッジ最大1,000倍
ゼロカットシステムあり
法人口座あり

FXGTではセント・ミニ・スタンダード・ECNの4つの口座タイプがある。仮想通貨FXでレバレッジ1,000倍まで掛けることができるのは現在FXGTのみであり最大の強みと言える。セント口座では仮想通貨FXは取引できないため注意が必要だ。また法人口座も開設可能である。

取引方法

公式では公表していないが、DD方式の可能性が高い。そもそも全てのブローカーに言えることだが、NDDを公表することのデメリットはほぼない。また理由として以下の3点が挙げられる。

  • ボーナスキャンペーンの頻度が多く豪華
  • スワップポイントがプラスのものが多い
  • セント口座があり1,000通貨から取引ができる

ボーナスに関してはNDD方式を採用しているブローカーと比較すると積極的であり、DD方式を採用しているブローカーと比較すると平均的だ。また、インターバンクで受け入れるロットがセント口座の最小ロット数を扱えないため、DD方式で処理していると想定できる。(※1)

レバレッジ

以前まではレバレッジ500倍であったが、2021年6月28日から最大レバレッジ1,000倍で取引できるようになった。これはFXの面で見ても優秀であるが、仮想通貨FXで見た場合、さらに破格である。特にFXよりボラティリティがある仮想通貨において、これほどまでのレバレッジを効かせることができるブローカーは現在FXGTのみである。

ロスカット

FXGTでは証拠金維持率20%、ECN口座のみ40%でロスカットになる。以前までは50%であったが現在の水準に改善された。

手数料・スワップ

項目
最低初期入金額1円
取引手数料なし※2
スプレッド(USD/JPY)1.6pips
スワップ(USD/JPY)ロング:0.12
ショート:-4.75
口座維持手数料なし※3
ボーナス/ディスカウントあり

FXGTでは最低入金はSTICPAYで入金した場合1円から受け付けている。クレジットとビットウォレットでは1,000円から入金可能だ。しかし、VISAは取扱っていないため注意が必要である。

入出金

FXGTでは入出金手数料は無料となっている。入出金方法は4通りある。

  • クレジット(master card・JCB)
  • 仮想通貨(ビットコイン・イーサリアム・テザー2種)
  • ビットウォレット
  • STICPAY
  • 銀行送金

特に仮想通貨に力を入れているだけあって、入出金方法に仮想通貨を積極的に取り入れていることが特徴である。

手数料・スプレッド

取引手数料はセント口座、ミニ口座、スタンダード口座はかからないが、ECN口座のみ$10発生する。

スプレッドは結論から言うとFXで見た場合、”並より若干狭い”といったところだ。FXGTではスプレッドの評価が二分する。というのも以前はXMTradingと同程度でお世辞にも狭いとは言い難いスプレッドであった。しかし、現在のFXGTでは少しづつ改善されて今の数値となっている。

仮想通貨FXとして見た場合、海外ブローカーはもちろん、国内ブローカーと比較しても狭いスプレッドとなっている。しかし、FXGTでは仮想通貨ペアのみマーケットデプスを採用している。これはロット数によってスプレッドの大小が変わる。小ロットであれば狭く、高ロットであれば広く約定するシステムである。(※2)

スワップポイント

FXではメジャー通貨でもプラスに作用する通貨ペアもあることから良心的と言える。

仮想通貨FXではどの通貨ペアでも確実にマイナススワップを支払うことになる。また、FXGTでは仮想通貨FXに限りスワップポイント発生時間が、日本時間1:00・5:00・9:00・13:00・17:00・21:00と1日計6回あり、この時間をまたいだ場合のみスワップポイントが発生する。為替などと違いスワップ3倍デーはないが、仮想通貨は土日かかわらず年中無休で稼働しているため注意が必要だ。

また、FXGTでは「レバレッジ手数料(スワップ)」という表記を使用している。

口座維持手数料

基本は無料であるが90日間以上取引がなく残高がある場合、月10米ドル(約1,000円)の口座維持手数料が発生する。また、残高が10米ドル以下の場合は全額没収となる。(※3)

ボーナス

FXGTでは常時以下の3点のボーナスキャンペーンを行っている。

  1. 初回入金〇〇〇%ボーナス+通常入金○○%
  2. 総額〇〇〇万円当たる
  3. スプレッド〇〇%キャッシュバック

特に1の通常入金○○%に関しては他社だと「今までの総入金金額〇〇万円未満が対象」など総入金金額によってボーナスを受け取れる限界があるが、FXGTでは定期的に「過去入金リセットボーナス」を開催している。また、ゲリラ的に「〇〇時間限定入金ボーナス」を度々開催しており、ボーナスに積極的なブローカーである。

取扱銘柄の種類

項目
外国為替48種類
株式CFD:30種類
株式指数CFD:8種類
ETFなし
コモディティなし
貴金属CFD:2種類
エネルギーCFD:3種類
仮想通貨CFD:30種類

FXGTでは各口座タイプで取扱商品の数が異なり、上記の記載はスタンダード口座の取扱商品である。取扱商品数はFX・CFDを他社と比較すると少ない。普段からマイナー商品を取引しているトレーダーには物足りない。ただ主要な商品は揃っているため、初心者~中級者が困ることはないだろう。

仮想通貨

仮想通貨では米ドル建て・ユーロ建て・円建て以外にもXRPBTCなどビットコイン建てのペアも取扱っている。それ以外にもBTCDOW(ビットコインVSダウ)・BTCXAU(ビットコインVS金)・BTCUSO(ビットコインVSオイル)・BTCAPL(ビットコインVSアップル)など一風変わったペアも存在する。また、FXGTでは定期的に取扱う仮想通貨が増えているため今後も増え続けていくことが予想される。

また、FXGTにはGTi12(CryptoGT Index)という商品が存在する。この商品はCryptoGTで取引されている主要な仮想通貨12種による指数である。

プラットフォームとツール

項目
デモトレードあり
独自のプラットフォームなし
メタトレーダー4(MT4)なし
メタトレーダー5(MT5)あり
cTrader(シートレーダー)なし
ソーシャルトレード/コピートレードなし
無料VPSなし

FXGTではプラットホームはMT5のみ採用している。MT4しか使ったことがない方も大きな操作方法が変化しているわけではないためすぐ慣れるだろう。むしろインジケータはMT5の方が多く内蔵されているため、あえてMT4にこだわる必要はない。

モバイルトレーディング

項目
Android アプリあり
Apple iOS アプリあり

android、iPhoneともにアプリストアからMT5をダウンロードし、売買が可能。モバイル版MT5ではモバイル版MT4とインジケーターの数は同じである。

リサーチ

項目
デイリーマーケット解説なし
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース)なし
ウィークリーウェビナーなし
経済カレンダーあり

FXGTでは経済カレンダーの他に「トレーダーズインサイト」というFXGT内にある一部の商品のポジション状況を確認することができる。しかし、この情報に時間軸の記載がないため正直使う機会はない。またデイリーマーケット解説ではないが週に1回毎週木曜日に週刊レポートを公開している。

学習コンテンツ

項目
FX教育の実施なし
CFD教育の実施なし
ウェビナーなし
ウェビナー(アーカイブ)なし
トレーディング動画なし
投資家辞書(用語集)なし
チュートリアル/ガイドなし

FXGTでは学習コンテンツと呼べるサービスの提供は行ってない。

サポート

項目
日本語対応あり
ライブチャットあり
メールあり
電話あり

海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分がゆえにうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、FXGTは日本人が対応してくれるためそういった心配はない。また24時間対応なため土日でも回答してくれるのはありがたい。

総評

FXGTを安全性で見た場合、金融ライセンスの面でグループ企業であるCryptoGTがどうしても引っかかる。また、単純に社歴が短いことに不安要素を抱える方も多いことだろう。ただ、約1.3億円まで補償する損害賠償責任保険を契約しているため、安全性を勝ち取ろうと努力してしていることは感じられる。

一方需要性で見た場合、FXGTの需要は大いにある。特に仮想通貨FXは他社を寄せ付けないほど秀逸である。レバレッジ改正前の500倍でも業界トップクラスであったが、1,000倍ときたらしばらくは右に出るものはいないだろう。仮想通貨FXを取引したい方には最適の環境と言える。かといって、FXだけで見ても大きなデメリットがあるわけではない。

結論、これをきっかけに仮想通貨FXを取引してみたいと思った方、もしくは仮想通貨FX目的でついでにFXも取引したい方には最適な環境がとり揃っているブローカーといえる。まさに”ハイブリット取引所”といったところだろう。今でこそ新興ブローカー扱いだが、5年後、10年後に期待できるブローカーだ。

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著者情報

トレード歴8年の元証券会社勤務の編集長を筆頭に、複数名の現役トレーダーとサイト情報の更新を行っている。トレーダー目線で偽りのない有益な情報を発信することを心掛ける。また、コンテンツ内には客観的な事実をもとに編集部の見解を述べている。

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