Exness(エクスネス)の評判・評価

exness(エクスネス)は2008年に設立されたセーシェル共和国に本社を置く海外FXブローカーだ。

ヨーロッパを中心に世界中で活動しており、公式ホームページでは14ヵ国語で対応しているグローバル企業である。

過去に日本を撤退していたが、2020年日本に再進出するや否やexnessの代名詞「レバレッジ無制限」が日本でも話題を呼んでいる。

EXNESS バナー

Exnessの総合評価

総合評価 3.4
安全性 4.0
アカウント 4.5
手数料・スワップ 3.0
取扱銘柄の種類 3.5
プラットフォーム&ツール 3.0
モバイルトレーディング 3.5
リサーチ 2.0
学習コンテンツ 0.0
サポート 4.0
メリット
  1. レバレッジ無制限(最大21億倍)
  2. ライセンス数6つと圧倒的な安全性は高いといえる
  3. 注文方式はNDD方式を採用していることから透明性は高い
  4. 情報開示に積極的
  5. スプレッドは狭い印象だ
デメリット
  1. ボーナス・キャンペーンは一切なし
  2. スタンダード口座以外の最低入金額がやや高め
  3. 銀行送金での入出金ができない
  4. 法人口座の開設はハードルが高い

安全性

項目
安全性80
運営会社Nymstar Limited
住所セーシェル共和国
F20, 1st floor, Eden Plaza,
Eden Island, Seychelles
設立年2008
株式公開(上場)なし
銀行運営なし
資金管理区分分割管理
高信頼度 ライセンス英国金融行動監視機構(FCA)730729
中信頼度 ライセンスキプロス証券取引委員会(CySEC)178/12
南アフリカ金融サービス委員会(FSCA)51024
低信頼度 ライセンスセーシェル金融庁(FSA)SD025
英国領ヴァージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC)SIBA/L/20/1133
モーリシャス金融サービス委員会(BVIFSC)GB20025294

Exnessは世界に7社を展開するグループ企業であり、多数のライセンスと高信頼度のライセンスを所持している。また毎月財務実績を公開している点、ビックネームとスポンサー契約をしていた点も踏まえると安全性と透明性を兼ね備えたブローカーと言える。

金融ライセンス

Exnessグループは6つのライセンスを保有している。

exnessグループには”Exness B.V.”という企業が存在し、公式ホームページによると「キュラソーおよびセント・マールテン中央銀行(CBCS)」のライセンスの元、運営している。しかし、このライセンスはいわゆる「金融ライセンス」とは言い難く、Fxpediaでは低信頼度ライセンスにも区分しない。

ただ、日本人は”Nymstar Limited”でFSAにより管理されているため問題ないだろう。また、グループ全体で見た場合多数の金融ライセンスを所持している。特に”Exness (UK) Ltd”が保有するイギリス(FCA)は世界屈指の難易度を誇る金融ライセンスであり、Fxpediaでも高信頼度の金融ライセンスと位置付ける。

資金管理区別

Exnessでは分割管理による資金管理方法を採用している。また、財務実績を毎月公開しており、世界4大監査会社である「デロイト・トウシュ・トーマツ」を監査法人としていることから、企業の透明性は高いと言える。

補償保険

Exnessは、金融サービス業における外国為替市場に関する紛争問題解決に取り組む国際機関であるFinancial Commission(金融委員会)に加盟している。

これにより、ExnessがFinancial Commissionの裁定に従わない場合、またはExnessがそれに対して与えられた判断の下で支払うことなくFinancial Commissionから削除された場合のみ執行する。上限は1人あたり2万EUR(約260万円)だ。しかし、Exnessが債務超過に陥った場合適用外となるため、信託保全とは異なる。

ちなみに、Financial CommissionにはAXIORYTitanFXといったブローカーも加盟している。

スポンサー契約

Exnessは2017年から2020年までの3年間、サッカーの名門「レアルマドリード」の公式メインスポンサーを勤めていた。レアルマドリードはFIFAクラブワールドカップにて、過去4度世界一に輝いた経歴がある世界屈指の強豪クラブである。このことからも潤沢な資金と安全性が見て取れる。

ちなみにレアルマドリードはExnessとの契約終了後、easyMarketsとスポンサー契約をしているが、こちらはメインスポンサーではない。

口コミ

海外最大級のFX掲示板FPA(Forex Peace Army)でExnessの評価は”3.155”で、レビュー数は約500件とXMと同等の数値である。しかし、ここに投稿されている内容は真偽が不確かな投稿も多いため、点数は参考程度にすると良いだろう。

アカウント

項目
口座タイプ4
最大口座数800
注文方式NDD方式(STP)
レバレッジ2000倍※1
ゼロカットシステムあり
法人口座あり

Exnessの取引方式はNDD方式のSTPを採用している。プロ口座のみインスタント、それ以外はマーケットである。

Exnessでは法人口座を開設する場合、ひとまず個人口座で取引をしなければいけない。その後Exnessに問い合わせ、3~6ヵ月間の利用状況をもとに担当部署の判断基準をクリアした場合のみ開設可能だ。

口座タイプ

Exnessでは口座タイプは4つである。全口座タイプでMT4、MT5の2種のプラットフォームから選ぶことができる。

この中でも特に優秀なのがプロ口座である。NDDではあるが、最低スプレッドが0.1pipsと狭く設定されているにも関わらず、取引手数料が掛からないという夢のような口座だ。その分最低入金は1,000USD(約10万円)からである。

上記以外にも「スタンダードセント口座」も存在するが、日本人の口座開設は受け付けていない。

ロスカット

Exnessでは驚異のロスカットレベル0%を採用している。つまり、証拠金維持率が0%になるまでポジションを保有することができる。

ちなみにiFOREXも同様であり、両社ともゼロカットを採用している。Exnessでもアイフォ戦士のようなダイナミックなトレードが可能だ。ただし、株式CFDはロスカットレベル100%であるため、注意が必要である。

レバレッジ

やはり、Exnessの最大の特徴と言えばレバレッジだ。どの口座タイプでも最大2,000倍までレバレッジを使用することができ、条件さえ満たせば無制限となる。つまり、レバレッジ無制限の状況下で有効証拠金が1円であっても、USDJPYを1ロット保有することが可能だ。(※1)

レバレッジ無制限の条件

公式ホームページで大々的に「レバレッジ無制限」と謳っているが、実際には最大レバレッジ21億倍である。正確には無制限ではないが、もはや無制限と呼んでもいいだろう。もちろん現在確認できるブローカーの中では最も高いレバレッジだ。

しかし、どんな状況下でもこのレバレッジが使えるわけではなく、始めに以下の条件を達成する必要がある。

  1. 過去に合計5ロット以上の取引を決済している
  2. 過去に10回以上のポジションを決済している

その後、以下3点の条件を達成することでレバレッジ無制限をいつでも実行することができる。

  1. MT4口座を使用する(MT5は対象外)
  2. パーソナルエリアにログイン後、マイアカウントにて手動でレバレッジ設定を「無制限」に切り替える
  3. 有効証拠金が1,000USD(約10万円)未満を維持している

パーソナルエリアとは、他社ブローカーで言うマイページであたる。公式ホームページのトップページからログインすることができる。

レバレッジ規制の条件

ただし、一定の条件下では最大レバレッジを規制している。

  1. 一部銘柄のレバレッジ制限
  2. 有効証拠金残高によるレバレッジ規制
  3. 特定の時間帯、商品でのレバレッジ規制

有効証拠金によるレバレッジ規制は、どのブローカーにも存在する。Exnessは元がハイレバレッジな分、減少幅が激しく感じてしまうが、そもそも最大レバレッジ500倍以下のブローカーが大半であるため、そう考えれば特に問題ないだろう。

時間帯によるレバレッジ規制は他社ではあまり採用されていないシステムであり、場合によっては極度に証拠金維持率を圧迫するため注意が必要だ。

ストップレベル

ExnessのストップレベルはEURUSDでは1.8pips、USDJPYでは2.7pipsとなっており、他社より広めに設定されている。ストップレベルは各商品で事前に設定されている数値か、現在のスプレッドどちらか広い方が現在のストップレベルとなる。

余談だが、XMTradingも以前はストップレベルが広めに設定されていたブローカーであったが、2021年8月24日よりストップレベルを全商品ゼロとした。

最大ポジション数・最大ロット数

Exnessではポジション量に制限がない。しかし、新規ポジションを保有する時間帯が16:00~05:59までは最大200ロット、6:00~15:59は最大20ロットと一定の制限を設けている。ロンドン市場のオープン時間からニューヨーク市場終了1時間前と覚えておけばよいだろう。

なお、上記の時間はロンドンのサマータイム中の時間割であり、ロンドンが冬時間の時は+1時間となる。

手数料・スワップポイント

項目
最低初回入金額3USD(約300円)※3
取引手数料なし※4
スプレッド(USD/JPY)1.1pips
スワップポイント(USD/JPY)ロング:-0.02963
ショート:-0.24803
口座維持手数料なし
ボーナス/ディスカウントなし

Exnessの初回最低入金は、スタンダード口座では3USD(約300円)と低水準だが、それ以外の口座では1,000USD(約10万円)から受け付けと極端に高い。(※3)

また、一定の期間未取引の口座に口座維持手数料を徴収するブローカーが多いが、Exnessではそのようなものは存在しない。しかし、その一方でボーナスキャンペーンも一切行っていない。

入金・出金

Exnessでは、以下の8点の方法で入出金が可能である。

  • クレジットカード
  • bitwallet(ビットウォレット)
  • 銀行送金
  • SticPay
  • Tether (USDT OMNI)
  • ビットコイン
  • Perfect Money
  • WebMoney

また、どの方法で入出金をしても手数料はかからない。

スプレッド

スタンダード口座ではEURUSDの平均スプレッドが1.0pips、USDJPYは1.1pipsと他社より狭い。しかし、Exnessで口座開設するのであれば、プロ口座がおすすめだ。理由は、平均スプレッドがEURUSD/0.6pips、USDJPY/0.7pipsとNDD方式のFXブローカーとしてはトップクラスにスプレッドが狭いからである。

スワップポイント

マイナススワップがほとんどだが、EURUSDのショートのようにプラススワップも若干ある。現在の海外FXブローカーの多くがマイナススワップばかりであり、Exnessだけが特別なわけではないことを考慮すると”並”といったところだ。

しかし、ExnessではXAUUSD(金VS米ドル)、株価指数と株式CFDの全商品がスワップフリーで取引することができる。基本的に、こちらの商品すべて他社で取引する場合、ロングもショートもマイナススワップとなるため評価に値する。

取引手数料

スタンダード口座・プロ口座では一切取引手数料は掛からないが、ロースプレッド口座・ゼロ口座を取引する場合、取引手数料が発生する。

ロースプレッド口座の場合、名前の通りスプレッドが狭くなる代わりに、片道最大3.5USD(約350円)の取引手数料を支払う。ただし、ETHUSD(イーサリアムVS米ドル)やUS500では片道0.5USD、株式CFDでは取引手数料なしと商品によって異なる場合がある。

ゼロ口座は一部通貨ペア、商品のスプレッドをゼロとする代わりに、片道最低3.5USD(約350円)の取引手数料を支払う。また、ゼロにならなくても、ロースプレッド口座以下のスプレッドで取引可能だ。例えばUSDCADで比較した場合、ロースプレッド口座の場合3.5USD:0.4pipsに対してゼロ口座は5USD:0.1pipsとなっている。(※4)

取扱銘柄の種類

項目
外国為替107種類
株式CFD:71種類
株式指数CFD:10種類
ETFなし
コモディティなし
貴金属CFD:10種類
エネルギーCFD:2種類
仮想通貨CFD:13種類

Exnessでは各口座タイプで取扱商品数が異なる。上記の記載はスタンダードおよびプロ口座で取扱っている商品数である。

基本的にiFOREXの方が商品数を多く取り揃えているが、Exnessでは為替で107通貨ペアとiFOREXの89通貨ペアを超える商品数を取り揃えており、業界トップクラスである。

DKKPLN(デンマーク・クローネVSポーランド・ズウォティ)などマイナー通貨同士の取引も可能だ。また、貴金属はXAU(ゴールド)対USDを筆頭にEUR・GBP・AUDクロスの取引も行え、XAG(シルバー)でも同様である。

プラットフォームとツール

項目
デモトレードあり
独自のプラットフォームなし
メタトレーダー4(MT4)あり
メタトレーダー5(MT5)あり
cTrader(シートレーダー)なし
ソーシャルトレード/コピートレードあり
VPSあり

Exnessでは全口座タイプでMT4、MT5を選択することができる。また、EAやソーシャルトレードにも利用可能だ。

VPS

Exnessでは以下の条件をクリアすれば、無料でVPSを貸し出すサービス「VPSホスティング」を受けることができる。

  • VPS申込口座を登録後、その取引口座に500USD(約5万円)以上の入金実績がある
  • 申込期間である5営業日の間、申込口座に100USD(約1万円)以上の余剰証拠金を維持している

約5万円でVPSを貸し出しているのは破格である。しかし、VPS申込口座で14日連続取引が行われない場合通知メールが届き、さらに2日間取引がなければVPSが停止となるので注意が必要だ。

モバイルトレーディング

項目
Android アプリあり
Apple iOS アプリあり

android、iPhoneともにアプリストアからMT4/MT5をダウンロードし、売買が可能だ。

リサーチ

項目
デイリーマーケット解説なし
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース)なし
ウィークリーウェビナーなし
経済カレンダーあり

Exnessでは経済カレンダーの他に「Web TV」というコンテンツある。これは、世界大手の国際分析機関であるTrading Centralで提供されるニューヨーク証券取引所からの金融ニュースを配信している。また、金融ニュースの他に独自のテクニカル分析による見解も行っている。しかし、両コンテンツは英語で配信されており、日本語字幕および音声は配信されていない。

学習コンテンツ

項目
FX教育の実施なし
CFD教育の実施なし
ウェビナーあり
ウェビナー(アーカイブ)なし
トレーディング動画なし
投資家辞書(用語集)なし
チュートリアル/ガイド(PDFまたはインタラクティブ)なし

Exnessでは特に学習コンテンツと呼べるサービスは行っていない。

サポート

サポート
日本語対応あり
ライブチャットあり
メールあり
電話なし

海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分がゆえにうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、Exnessは日本人が対応してくれるためそういった心配はない。英語、中国語は年中無休24時間対応だが、日本語でのサポート対応は日本時間で平日8:00~0:00までと制限がある。

総評

トレーダーなら1度くらいは”無制限のレバレッジ”を思い描いたことがあるだろう。筆者もトレードを初めた頃に想像したことがある。その”レバレッジ無制限”を実際に実行している唯一無二なブローカーだ。

しかし聞こえはいいが、仮に21億倍でポジションを持った場合、高確率でロスカットされることは容易に想定できる。あくまでも”最大レバレッジ”であることをしっかり理解したうえで取引するべきだ。

実際、最大レバレッジ前後の超ハイレバレッジトレードは、上級者であればあるほどしない。決して聞こえがいいからと言って資金管理を怠ると、改めて「ハイレバレッジの魅力と現実」を思い知ることとなるだろう。

レバレッジに目が行きがちだが、それ以外にもライセンス・NDD方式・スプレッドなど賞賛すべき点も数多く、優秀なブローカーである。特にスプレッドに関しては、他NDDブローカーと比較すると狭く設定されており、スキャルピングも禁止されていない。

結論、ボーナスがない点も加味すると初心者向けとは言い難い。中級者以上のレバレッジを十分理解していて、サブ口座として運用するのであれば口座維持手数料もかからず最適なブローカーである。

また、レバレッジを抜きにしても安全性が高く、取引環境も優れているため、資金管理に自身があるのであればメイン口座として使用することも十分おすすめできるブローカーと評価する。

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著者情報

トレード歴8年の元証券会社勤務の編集長を筆頭に、複数名の現役トレーダーとサイト情報の更新を行っている。トレーダー目線で偽りのない有益な情報を発信することを心掛ける。また、コンテンツ内には客観的な事実をもとに編集部の見解を述べている。

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