海外FXで法人口座が開設可能なおすすめなブローカー|大口取引も可能

海外FXブローカーでは、ハイレバレッジ・ゼロカット・ボーナスなど国内FXブローカーでは実現不可能な取引スペックが多く取り揃えられている反面、税金面では冷遇されている。

しかし、法人口座では国内・海外FXブローカーに拘わらず同率の税金制度となっていることから、節税の観点から法人口座の口座開設を検討したことのあるトレーダーもいるだろう。

本稿ではFxpedia内で総合ランク1〜3(評価5〜2.5)の全16ブローカー中、法人口座を開設できないXMTradingを除いた15ブローカーを比較した。法人口座にあたり重要課題である資金管理方法や補償制度・ライセンスについて徹底的に解説していく。

Fxpedia AWARD

海外FXの法人口座を比較したおすすめブローカー

AXIORY


完全信託保全で補償制度に加入

AXIORY
AXIORY 評価
法人口座

簡単

レバレッジ制限

あり

資金管理

完全信託保全

最大ロット

1,000

補償制度

あり

ポジション数

制限なし

編集部のコメント

AXIORYの信託保全は「万が一の場合確定運用損益、未決済時の評価損益が補償の対象」としている。つまり、補償金額に上限はない。

ちなみにTradeviewも資金管理方法を信託保全としているが補償額に上限があるため、国内FXブローカーと同様の完全信託保全を実装しているブローカーは編集部が知る限りではAXIORYのみ。

またAXIORYはThe Financial Commissionの加入メンバーであるため、AXIORY対する苦情を申請後にブローカー側に過失が認められた場合、最大2万ユーロ(AXIORYの公式サイトでは最大2万米ドルと記載)が補償される。

金融ライセンスは、低信頼度ライセンス1つだけとやや不安があるかもしれないが、完全信託保全に加えてThe Financial Commissionに加盟している以上、上記のデメリット以上のメリットがあると認識している。

さらにAXIORYでは、国内FXブローカーでは決して実装されることはないゼロカットシステム、透明性の高いNDDによる取引方式を採用している。

また、AXIORYのスプレッド、スワップポイントといった取引スペックは非常に高く、日本語サポートも日本人による対応であるため、法人口座または高額運用をするのであれば、おすすめできるブローカーだ。

HotForex


分別管理に補償保険に加入

HotForex
HotForex 評判
法人口座

簡単

レバレッジ制限

あり

資金管理

分割管理

最大ロット

60

補償制度

あり

ポジション数

制限なし

編集部のコメント

HotForexは保険会社”Renaissance Insurance Brokers Ltd”の顧客一人当たり最大500万ユーロ(約6.5億円)補償する保険に加入している。

この保険はエラー、脱落、過失、詐欺など金銭的損失につながる多様なリスクをカバーする補償内容となっており、HotForexの破産を待たずともエラーなどが発生した際にこの補償保険を執行することができる。ある意味、信託保全以上の補償制度と言えよう。

また、金融ライセンスに関しても非の打ちどころはなく、日本語サポートも日本人対応かつ分かりやすく丁重に対応してくれる。

取引スペックも3部門においてランクインしており、法人口座の開設もさほど難しくないことからも、法人口座や大口を運用する上でおすすめできるブローカーだ。

TitanFX


大口でもレバレッジ500倍でトレード可能

TitanFX
TitanFX 評価
法人口座

簡単

レバレッジ制限

なし

資金管理

分割管理

最大ロット

100

補償制度

あり

ポジション数

100

編集部のコメント

The Financial Commissionに加盟しているため、最大2万ユーロ(約260万円)まで補償されている。

基本的には口座残高がマイナスとなった場合ゼロカットが執行されるが、株式CFD・仮想通貨CFDでは「原則適用」としているため、追証の可能性がゼロではないことを示唆している。TitanFXに限らず規約違反を起こした場合の対処として大抵のブローカーでも似たような記述があるため、TitanFXでもこのような意味合いなのだろう。

取引環境においては、スプレッドが優秀でありスキャルピング・デイトレードには最適な環境が取り揃えられており、Fxpediaのレバレッジランキング、スプレッドランキングでは度々ランクインしてくるスペック。また、日本語サポートはネイティブによる対応であり、質問に対し非常に丁寧かつ親切に対応してくれるブローカーだ。

Exness


法人口座は難易度高めだがスペックが魅力的

EXNESS
EXNESS 評判
法人口座

難しい

レバレッジ制限

あり

資金管理

分割管理

最大ロット

200

補償制度

あり

ポジション数

制限なし

編集部のコメント

ExnessはAXIORYと同じく”The Financial Commission”に加盟しているため、1人あたり最大2万ユーロ(約260万円)まで補償されている。また、6つの金融ライセンス、財務実績を毎月公開するなど企業としての透明性も高い。

さらに、Fxpediaによる検証結果では、スプレッド・スワップにおいて数々の部門にて入賞しており、入賞回数はFxpediaで紹介している全ブローカー最大数を誇る。

また、良くも悪くも有効証拠金残高が約300万円以上で最大レバレッジ500倍に規制されるがそれ以上であっても同様のレバレッジ規制となっているため、他社よりもハイレバレッジで大口取引が使用可能だ。

これらのことから業界1、2を争うハイスペックな取引環境が取り揃えられたブローカーと言える。

ただし、口座開設難易度は15ブローカー中、最も難しい。

まず、基本的には現在個人口座ユーザーでない限り法人口座を開設することはできない。さらに個人口座で総入金金額と決められた期間内での取引量を一定値以上クリアすることで入会できるExnessプレミア会員である必要がある。

Tradeview


大口でも最大レバレッジ500倍

Tradeview
Tradeview 評判
法人口座

簡単

レバレッジ制限

なし

資金管理

部分信託保全

最大ロット

補償制度

なし

ポジション数

編集部のコメント

Tradeviewは、最大35,000米ドル(約350万円)を補償する信託保全を設けている。

また、中・上級者向け口座であるILC口座はスプレッド比較にて数多くランクインしており、ロスカットレベルは100%、最大レバレッジ200倍と安全運転で運用できる環境が取り揃えられている。

しかし、日本人を管理している”Tradeview Financial Markets S.A.C”は金融ライセンスを所持していない。母体は巨大企業である以上ないとは思うが、仮に信託保全が執行されなかったとしても”Tradeview Financial Markets S.A.C”を規制する機関が存在しないため、顧客が泣き寝入りをする可能性がゼロではないことは念頭に入れておくべきだ。

また、日本語公式ホームページではあまりにも情報が少ない。サポートも日本語ネイティブが対応しているが、チャットはなくメールのみとなっており、大半は翌日の返信が多い。その返答は細かいことには触れず、淡々と回答もしくは曖昧な回答が多く、とても親切とは言い難い。

これらのことから、Tradeview自体が日本在住顧客獲得に対して積極的ではないことが窺える。これらのことで不安を感じるのであれば、上位4社の法人口座を使用することをおすすめする。

法人口座の総評

ランクインしたブローカーは全てゼロカット実装・NDD方式を採用しているブローカーだ。

その中でも法人口座の開設を検討しているのであれば、AXIORYHotForexの2社が群を抜いた補償を設けている。

AXIORYは完全信託保全と補償制度を両方導入しており、国内外を問わず補償に手厚いブローカーだ。また、AXIORYの加入しているThe Financial Commissionは最大2万ユーロ(約260万円)の補償だが、HotForexは最大500万ユーロ(約6.5億円)を補償する保険に加入している。信託保全と補償保険では内容が異なるため、どちらが良いと言い切ることはできない(詳しくは下記の海外FXブローカー16社|法人口座の比較にて)。

今回ランクインした5社以外でもIFC MarketsFXGTが補償保険加入を公表しているが、IFC MarketsとFXGTは顧客に対する補償ではなく、あくまで自社に掛けている保険であり、顧客に対する直接的な補償ではない。

また、AXIORY、Tradeview以外のブローカーを「信託保全」と記載するサイトがあるが、それらの多くはFCAやCySFCに規制されているブローカーだ。しかし、両規制機関が日本在住者に対してサービスを提供することを禁止しているため、我々は対象外である。

編集部が把握している範囲で日本在住者に対して信託保全を行っているブローカーは、AXIORYTradeviewの2社のみだ。

ブローカーの顧客資金管理方法と補償について

個人口座よりも大金を扱うことが多いであろう法人口座を選ぶうえで、ブローカーの資金管理方法と補償については熟知しておくべきだ。

そんな資金管理方法で最も目にするのが、分割管理(分別管理)と信託保全だ。

分割管理と信託保全の違い

国内FXブローカーは金融庁により信託保全が義務付けられているが、海外FXブローカーでは各規制機関により規制範囲が異なるため、ブローカーにより資金管理方法は様々だが、大半のブローカーは分割管理による資金管理方法を採用している。

顧客管理の安全性

信託保全とは

信託保全とは、分割管理の一種であり、顧客の資金を信託銀行で管理する管理方法を指す。信託保全=補償制度の1つの様な説明がされることがあるがそれは間違いであり、信託保全とは、あくまで資金管理体制の名称である。

信託保全のスキーム

ブローカーは、業務運営用口座と顧客の資金保管用口座の最低2つ以上の口座を所持している。

顧客が自身の運用口座に入金をするとブローカーは、第三者である信託銀行(資金保管用口座)に顧客の資金を信託する。預けられた資金はブローカー内部の者ではない監査機関・会計士・弁護士等の監視下にあるため、ブローカーの一存で出金できない仕組みとなっている。

このことから、ブローカーの経営が傾いた時、顧客の資金を運営目的で使用するなどといった様に乱用される可能性は極めて低い。また、ブローカーが破綻した場合でもブローカーの資金の一部として認められず、差し押さえ対象になることはない。

その結果、ブローカーが破綻した場合、監査機関・会計士・弁護士等の仲介により顧客の元に証拠金+含み損益(スワップポイントも含む)が返還される。

信託保全の注意点として、信託保全とはブローカーが破綻しない限り顧客の元に資金が返還されることはないため、システム障害による損失、顧客にとって不公平な取引(ブローカーにとって有利な取引)、ブローカーによる過失等があった場合に補償されるシステムではない。

また、証拠金残高がマイナスとなった場合に補填、もしくは追証を取り消してくれるシステム(=ゼロカットシステム)とは全く別物だ(詳しくは海外FXレバレッジ比較を参照)。

完全信託保全と一部信託保全とは

信託保全の中でも「証拠金+含み益を返還する”完全信託保全”」と「返還上限が決まっている”一部信託保全”」の2つが存在する。

国内FXブローカーはJFSA(金融庁)により完全信託保全が義務化されているが、これは世界的にはかなり珍しい。

というのもJFSA(金融庁)以上に習得が難しいと言われているFCA(英国金融行動監視機構)も信託保全を義務付けているが、完全信託保全ではなく最大85,000ポンド(約1,275万円)、CySFC(キプロス証券取引委員会)に規制されているブローカーはICF(投資家補償基金)加入が義務付けられており、最大2万ユーロ(約260万円)とどちらも一部信託保全となっている。

上記3つの規制機関は安全性に特化した規制機関であり、その中でも完全信託保全を義務化しているJFSAは日本人好みな制度と言えるだろう。

しかし、FCAとCySFCは日本在住者にはサービスの提供を禁止している。つまり、FCA・CySFCライセンスを所有しているブローカーであっても、日本在住者はFCA・CySFCライセンス以外の規制機関により規制されたブローカー内の会社に管理されているため、当然一部信託保全も対象外だ。

ただし、AXIORY(日本在住者規制機関:IFSC)とTradeview(日本在住者規制機関:なし)は規制によるものではなく、自主的に信託保全を行っている。また、AXIORYは完全信託保全だが、Tradeviewは最大35,000米ドル(約350万円)と一部信託保全となっている。

分割管理とは

分割管理とは、業務運営用口座と顧客の資金保管用口座を分けて管理する資金方法を指す。

このことから信託保全も分別管理の一部ではあるが、一般的には信託銀行に預けていない分割管理方法を総称で「分割管理」と呼ぶ。信託保全と違い分割管理は広域を表すため、実際の管理体制は金融ライセンスやブローカーによって様々だ。

仮にブローカーの内部スタッフのみで信託銀行ではない分割口座を管理している場合、資金移動が信託保全に比べ容易であるため、運用資金として使用されていても内部スタッフ以外知りえない。そもそも実際には分割管理していない可能性も否定できない。

また、実際に分割管理していたとしてもブローカーが破綻した場合、ブローカーの資金の一部として扱われ、差し押さえ対象となる可能性がある。

しかし、このような資金管理体制は最も悪質な例のひとつであり、規制機関によっては分割管理であっても厳しい規制を強いているところも存在する。

また、自身の規制元が定めている条件よりも厳格な資金管理方法を自主的に行っているブローカーや補償保険の加入、The Financial Commissionに加盟することで不測の事態の補償や顧客の資金の安全性を高めるブローカーも存在する。

つまり、一概に危険もしくは安全と言い切ることはできず、規制機関やブローカーの自主性によるところが大きい。また、Fxpediaで紹介したブローカーで、完全信託保全のように返還上限のない補償が完備されている保険に加入しているブローカーは存在しない。

ブローカーの自主性による補償

上記のような背景から、規制機関によるものではなくブローカーが自主的に補償を設けるケースがある。

補償保険に加入しているブローカー

HotForexIFC MarketsFXGTは補償保険に加入している。

HotForex

キプロスにある”Renaissance Insurance Reinvented”にて1人500万ユーロ(約6.5億円)まで補償する保険に加入している。

この保険はエラー、脱落、過失、詐欺など金銭的損失につながる多様なリスクをカバーする補償内容となっている。つまり、破産していない場合でもエラーなどが発生した際にこの補償保険を執行することができるため、HotForexの破産を待つ必要がない。

FXGT

FXGTもHotForexと同じ”Renaissance Insurance Reinvented”の保険に加入しているが補償内容は異なり、最大100万ユーロ(約1.3億円)を補償する企業向け損害賠償保険に加入している。つまり、この保険は企業に対して支払われる保険であり、顧客に支払われる保険ではない。

IFC Markets

IFC Marketsは”American International Group(AIG)”の傘下”AIG EUROPE LIMITED”にて、最大100万米ドル(約1億円)の補償保険に加入している。

ただ、この保険も顧客に対する補償はなく、あくまでIFC Marketsを補償する保険であり、IFC Marketsが経営不振・破綻したとしても顧客を直接補償する保険ではない。さらに、この保険に加入しているのは”IFCM CYPRUS LIMITED”であり、日本在住者を管理している”IFCMARKETS. CORP.”が加入しているわけではない。

The Financial Commissionに加入しているブローカー

The Financial Commissionは金融サービス業における外国為替市場に関する紛争問題解決に取り組む国際機関だ。規制機関や法制度よりも簡単で迅速な解決を目指しており、苦情を公正に検討および解決するための中立的な第三者委員会として設立された。

加盟ブローカーに対する苦情をThe Financial Commissionに申請後、The Financial Commissionによりブローカー側に過失が認められた場合、最大2万ユーロ(約260万円)が補償される。

Fxpediaで紹介しているブローカーではAXIORYExnessTitanFXが加入している。

FAQ(よくある質問)

海外FXで法人口座を開設はどこがおすすめか

AXIORYHotForexをおすすめする。ある程度まとまった資金を運用するのであれば、信託保全や補償保険に加入しているブローカーを選択すべきだ。

個人口座と法人口座の違い

個人口座と法人口座での取引条件やボーナス、サービスなどに違いがあるブローカーはない。単純に法人名義でアカウント登録できるかどうかだけの違いだ。

信託保全とは

分割管理の一種で、信託銀行にて顧客の資産を管理する管理方法を指す。ブローカーが破綻した際、弁護士によって信託されていた資金+含み損益が顧客の元に返還される。ブローカーの過失・システム障害や口座残高がマイナスとなった時に補償するもの(=ゼロカット)とは全く別物だ。

補償保険・補償機関とは

補償保険の中にはブローカーを補償する保険と顧客を補償する保険の2種が存在する。The Financial Commissionは加盟ブローカーに過失があった場合に顧客に最大2万ユーロ(約260万円)補償する機関だ。また、これらの補償は信託保全のように破綻を待たずとも執行される保険も存在する。

総評

多額の資金するにあたって多くのトレーダーが最初に気に掛けることは、運用資金とブローカーの安全性だ。

国内FXブローカーでは完全信託保全が実装されているため、ブローカーが破綻した場合は手厚い補償が備わっているが、海外FXブローカーの場合、AXIORY以外には同等の資金の安全性が担保されたブローカーは存在しない。

これだけを聞くと国内FXブローカーの一択と思われがちだが、国内FXブローカーにはゼロカットシステムは実装されていないため、大きな暴騰・暴落があった場合は追証が発生するリスクがある。海外FXブローカーの大半はゼロカットシステム導入済みだ。

また、海外FXブローカーの一部では、ブローカーが破綻しなくてもブローカーの過失等があった場合、顧客の資金を補償する保険・機関に加入・加盟済みブローカーも存在する。

ちなみに、AXIORYは完全信託保全・ゼロカット実装・The Financial Commission加盟と、資金の安全性では他社の群を抜いており、HotForexは破綻を待たずとも最大約6.5億円の顧客の資金を補償する保険に加入している。

これらのことから、国内FXブローカーか海外FXブローカーといった二択で選択するのではなく、特に海外FXブローカーの場合、各ブローカーで基金管理方法・補償制度は大幅に異なることを理解するべきだ。その上で取引スペックなどで自分好みのブローカーを選択すると良いだろう。

ただ1つ言えることは、どのブローカーであっても100%安全なブローカーというのは存在しない。投資とは自己責任である。

コンテンツ
閉じる