海外FXスプレッド|比較してわかった狭いブローカーランキング

FXに限らず、キャピタルゲインを目的としている以上、スプレッドや取引手数料は損益に直結するため、口座選びの際とても重要視される。

特に、スキャルパーやデイトレーダーには避けて通ることはできない課題であり、口座選択の最重要要素をスプレッドに置いているトレーダーも少なくない。もちろん、スイングトレードでもスプレッドが狭いに越したことはない。

本稿ではスプレッドを徹底解説し、その後16社の全口座タイプを比較した。

Fxpedia AWARD

海外FXブローカーのスプレッドランキング

初心者・スタンダード口座のFX通貨のスプレッド

iFOREX


デフォルト口座

iFOREX
iFOREX 評価
USDJPY

0.9

AUDUSD

1.3

EURUSD

0.9

平均

1.54

GBPUSD

1.3

対象口座

デフォルト

AXIORY


スタンダード口座

AXIORY
AXIORY 評価
USDJPY

1.3

AUDUSD

1.7

EURUSD

1.2

平均

1.59

GBPUSD

1.4

対象口座

スタンダード

Exness


スタンダード口座

EXNESS
EXNESS 評判
USDJPY

1.7

AUDUSD

1.7

EURUSD

1.2

平均

1.89

GBPUSD

1.8

対象口座

スタンダード

TitanFX


スタンダード口座

TitanFX
TitanFX 評価
USDJPY

1.6

AUDUSD

1.5

EURUSD

1.4

平均

1.90

GBPUSD

2.3

対象口座

スタンダード

HotForex


プレミアム口座

HotForex
HotForex 評判
USDJPY

1.8

AUDUSD

1.7

EURUSD

1.3

平均

2.04

GBPUSD

2.3

対象口座

プレミアム

中上級者・ECN口座のFX通貨のスプレッド

Exness


プロ口座

EXNESS
EXNESS 評判
USDJPY

1.1

AUDUSD

1.0

EURUSD

0.7

平均

1.16

GBPUSD

1.1

対象口座

プロ

Tradeview


ILC口座

Tradeview
Tradeview 評判
USDJPY

1.1

AUDUSD

1.0

EURUSD

0.9

平均

1.34

GBPUSD

1.6

対象口座

ICL

IronFX


ECNアブソルト口座

IronFX
IronFX 評判
USDJPY

1.3

AUDUSD

1.4

EURUSD

1.3

平均

1.36

GBPUSD

1.3

対象口座

ECNアブソルト

GemForex


ノースプレッド口座

GEMFOREX
GEMFOREX レーダーチャート
USDJPY

0.6

AUDUSD

1.0

EURUSD

0.7

平均

1.37

GBPUSD

2.1

対象口座

ノースプレッド

FBS


ECN口座

FBS(エフビーエス)
FBS 評判
USDJPY

0.9

AUDUSD

1.5

EURUSD

0.9

平均

1.37

GBPUSD

1.5

対象口座

ECN

CFD(株価指数・貴金属・原油)のスプレッド

Exness


プロ口座

EXNESS
EXNESS 評判
ゴールド

1.30

ガス

シルバー

0.30

平均

2.23

原油

5.70

対象口座

プロ

Tradeview


ILC口座

Tradeview
Tradeview 評判
ゴールド

1.70

ガス

11.50

シルバー

0.10

平均

3.88

原油

2.20

対象口座

ILC

TitanFX


スタンダード口座

TitanFX
TitanFX 評価
ゴールド

1.70

ガス

2.20

シルバー

0.20

平均

2.54

原油

6.00

対象口座

スタンダード

FXGT


ECN口座

FXGT
FXGT 評判
ゴールド

2.80

ガス

1.00

シルバー

0.20

平均

3.80

原油

11.20

対象口座

ECN

Fxpedia AWARD

Fxpediaが下した本気の比較ランキング

Fxpedia AWARD

Fxpediaでは各ブローカーの評価を元に、様々な角度から比較しランキングを作成した。ブローカーにも様々な特色がある。自身のトレーディングスタイルと照らし合わせてブローカー選びの参考にしてほしい。

スプレッドとは

スプレッドとは、買値と売値の価格差を指す。

スプレッドとは

仮に、A口座にてUSDJPYが買値/110.025・売値/110.000の場合、買値と売値の差は「0.025円」となる。米ドルではなく円表記になる理由は、USDJPYという商品は米ドルを日本円に交換する金融商品であるため、最終的には円の単位に合わせる必要がある。

また円の場合、最小単位は1銭(0.01円)となっており、0.025円は「2.5銭」と表すことができるわけだ。

しかしEURUSDの場合、円に交換する商品ではなくユーロを米ドルに交換する金融商品であり、仮に「0.00018米ドル」のスプレッドを提示していた場合、上記のUSDJPYとは通貨が違うため、スプレッドを比較するのは難しい。

このような事態を避ける為に用いられている表記として「pips」が存在する。pipsに変換するのはシンプルで、クロス円(円が含まれる通貨ペア)の場合小数点第2位、クロス円以外では小数点第4位を”1”とする。

クロス円の場合
買値と売値の差0.0010.0100.1001.000
pips表記0.1pips1.0pips10pips100pips
クロス円以外の場合
買値と売値の差0.000010.000100.001000.01000
pips表記0.1pips1.0pips10pips100pips

つまり、上記の例だと「A口座のUSDJPYの現在のスプレッドは2.5pips、EURUSDの現在のスプレッドは1.8pips」と表すことができ、視覚的に比較することが容易となる。

pipsは、一定の範囲を表す言葉で直接価値を示すものではない。例えば、東京駅周辺の1平方メートルとニューヨーク・マンハッタン駅周辺の1平方メートルは同じ面積だが、価格は異なる。この時の「1平方メートル=pips、価格=東京の場合は円・ニューヨークの場合は米ドル」となることと全く同じだ。

スプレッドは、pips表記と通貨ペアの最後の通貨にあわせる場合の2種類で表記することが可能だが、基本的には分かりやすいpipsを使用することが一般的だ。

また、pipsは「USDJPYで30.5pipsの値幅を抜いた」や「現在レートから20pips下に逆指値を入れる」などスプレッド以外にも使用される。

変動スプレッドと固定スプレッドの違い

スプレッドには「変動スプレッド」と「固定スプレッド」の2タイプが存在する。

変動スプレッドとは

変動制スプレッドとは、刻一刻とスプレッドが変動する一般的なスプレッドだ。

FXという仕組み上、こちらがロング(買い注文)をしたいのであれば、自分以外の誰かがショート(売り注文)をしていないと取引は成立しない。また、各々が出す注文量やタイミングは常に一定ではないため、市場の価格は常に変化している。

スプレッドの考え方

ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる22:00〜2:00頃は1日で最も市場参加者が多い時間帯となっているため、もっとも取引量が多く、スプレッドは狭い傾向がある。

為替市場の取引可能時間

また、米雇用統計などの大きな経済指標発表前後は、大きく価格変動を嫌ったトレーダーのポジションクローズと大きな価格変動を好むトレーダーのポジションエントリーといった様に多くの注文が入るため、価格が変動しやすい。

しかし、大きな市場価値の変化はブローカーやカバー先にとってマイナス面が多いことから、リスクヘッジとしてスプレッドを通常時よりも開き対応する。一見取引量が多い=スプレッドが狭くなりやすいと思われがちだが、一概にそうというわけでもない。

固定スプレッドとは

固定スプレッドとは、正確には原則固定スプレッドを提示している。原則の基準は各ブローカーにより異なるが、注目される経済指標発表前後の時間帯、取引量が少ない時間帯、大きな暴騰暴落が発生している時を除いては基本的には固定スプレッドを提示している。

海外FXブローカーでは変動制スプレッドが主流だが、FxProFBSIFC MarketsIronFXでは固定スプレッド口座を開設可能だ。それに対し、多くの国内FXブローカーは固定スプレッド制が主流であり、海外FXブローカーでは真似できない狭スプレッドを提示している。

その理由は、国内FXブローカーと海外FXブローカーの取引方法の違いにあり、海外FXブローカーの多くはNDD方式、国内FXブローカーの多くはDD方式による決済方法を実装していることに由来する。

NDDブローカーは基本的にスプレッド・取引手数料(後述)・スワップポイントの3つ方法で利益を上げているが、DDブローカーはさらに顧客の注文を呑むことで利益を上げることが可能だ。

スプレッド・取引手数料・スワップポイントのような微々たる利益に比べ、注文そのものを呑むことで多くの利益を生むことができ、その結果スプレッドを狭く、スワップポイントはプラススワップを多く設定することでトレーダーの取引メリットを作り出している。

FxPro・FBS・IFC MarketsはNDD方式による決済方法を実装しており、本来のスプレッド(変動しているスプレッド)に被せるようにして固定スプレッドという枠を組み込ませているため、基本的には同ブローカーの変動スプレッド口座より広いスプレッドを提示している。

IronFXでは、DD方式とNDD方式を使い分けている珍しいブローカーだが、Live口座ではDD方式にて決済され、変動スプレッドと固定スプレッドを選択できる。しかし、国内FXブローカー並みの狭いスプレッドではないため、スプレッドというよりもボーナスにて還元していることが想定できる。

取引手数料とは

取引手数料とは、スプレッド以外に取引を行う際に支払う手数料のことを指す。取引数量に対し一定の金額を支払うことで、同ブローカーのスタンダード口座より狭いスプレッドで取引が可能となる。

取引手数料は各ブローカー・各口座、時には各取引通貨ペアにより大きく異なる。1ロットあたり片道3〜5USDの取引手数料が一般的だ。

中にはさらに高い取引手数料を支払うことで限りなくゼロに近いスプレッド、もしくはスプレッドのない取引が可能な口座、取引方式もNDD/STP方式やNDD/ECN方式、または両取引方式が混合する口座など様々だ。

また、スプレッドは生ものであるため、稀にスタンダード口座の方が結果的にコストパフォーマンスが高くなることもある(いわゆる手数料負け)。このような背景から、中級者以上のトレーダーに向けた仕様となっている。

なお、多くのブローカーでは「1ロットあたり片道〇〇米ドル」と表記しているが、実際には往復分の取引手数料が発生する(エントリーとイグジット)ことを念頭に入れておくべきだ。

FAQ(よくある質問)

スプレッドとは何か

買値と売値の価格差を指す。短期トレードをメインとしているのであれば、スプレッドは注視すべき最優先項目のひとつだ。

海外FXブローカーのスプレッドが広いのはなぜか

基本的にFXブローカーは、顧客が注文をするときに発生するスプレッド・取引手数料・スワップポイントにて利益を生み出している。

しかし、国内FXブローカーの多くは取引方法をDD方式にて行っており、顧客の注文を呑むことが可能だ。この結果、上記3つ以外の収入源があるため、海外FXブローカーに多いNDD方式のブローカーよりも狭いスプレッドを提供できる。

スプレッドが広がる時はどんな時か

市場が活発に動かない日本時間6:00〜9:00前後。大きな経済指標前後やサプライズイベント(予期せぬ戦争や権力者の予定にない発言など)が起きた時。

スプレッド(手数料)が安いスキャルピングに適した口座はどれか

一般向け口座:AXIORYHotForexTitanFX
中上級者向け口座:ExnessTradeview

総評

一般向け口座部門にてTitanFX/スタンダードは、ゴールド・シルバーにて最狭スプレッドを計測した。また為替でもランクインしており、一般口座の中ではどの銘柄でも平均的に狭いスプレッドを提示していることがわかる。あらゆる商品を取引したいトレーダーであればTitanFX/スタンダード口座をおすすめする。

また中上級者向け口座では、Exness/プロやTradeview/ILCが常連だ。特に、Tradeview/ILCは為替・株価指数・貴金属・エネルギーと最多ランクインを記録しており、両ブローカーとも安全性・透明性の高いブローカーがこのようなハイスペック口座を提供していることは非常にありがたい。

その一方、Exnessは無限レバレッジとロスカットレベル0%という他社には真似できないダイナミックな取引が可能となっているが、Tradeview/ILCは最大レバレッジ200倍、ロスカットレベル100%と対称的な一面もある。ここぞという時に大胆な取引が可能な口座か、魔が差しても安全第一が優先の口座か好みが分かれるところだ。

しかし、そもそも口座を1つに絞る必要もないため、メイン口座はA口座・サブ口座はB口座や為替はC口座・CFDはD口座といったように使い分けることも可能だ。スキャルピング口座とスイングトレード口座で使い分けるトレーダーも多い。結論、好みやトレードスタイルによって様々だ。

まだ自分のトレードスタイルが決まっていないのであれば、安全性が高く狭いスプレッドを提供しているAXIORYExnessTradeviewをおすすめする。