AXIORY(アキシオリー)の評価・評判

AXIORY(アキシオリー)は海外FXブローカーだ。Axiory Global Ltd.(AXIORYの運営会社)は2007年に、金融システムやFXトレードインフラの開発会社として設立された。

2011年、これまでのシステム開発のノウハウを生かしてシステム提供会社の設立をし、MetaTraderライセンスの取得や金融ライセンスの取得などの準備を行った。その後にプラットフォーム「MultiTrader」をリリース(EA)。

2013年、「MyAxiory」を開発し、MetaTrader4のサービス提供と共にブローカーとしての活動を開始した。

AXIORY バナー

AXIORYの総合評価

総合評価 3.9
安全性 4.0
アカウント 4.0
手数料・スワップ 4.0
取扱銘柄の種類 4.5
プラットフォーム&ツール 4.5
モバイルトレーディング 4.5
リサーチ 2.0
学習コンテンツ 0.0
サポート 4.5
メリット
  1. 資金管理方法が海外ブローカーでは珍しく信託保全であるため、安全性は高いといえる
  2. NDD方式Marketを採用しており、取引の透明性は高い
  3. ホームページ上での情報開示に積極的
  4. 証拠金残高が100,001ドル(約1000万円)になるまでレバレッジ規制が掛からない
  5. 1ポジション1000ロットまで持つことができ、保有ポジション数も無制限
  6. スプレッドはやや狭いといった印象
デメリット
  1. 信頼度が高い金融ライセンスを取得に期待
  2. ボーナスには消極的なため期待はできない

安全性

項目
安全性80
運営会社Axiory Global Ltd.
住所ベリーズ
No. 1 Corner of Hutson Street
and Marine Parade,
Belize City, Belize
設立年2007年
株式公開(上場)なし
銀行運営なし
資金管理区分信託保全
高信頼度 ライセンスなし
中信頼度 ライセンスなし
低信頼度 ライセンスベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC) 000123/163

低信頼度のライセンスが1つとやや不安が残るが、信託保全を採用しているのはかなり好印象である。また、公式ホームページ内のいたるところで「価格操作をしていない」と記載しているが、国内外かかわらず、ここまではっきり言い切っている会社は見たことがない。その他に情報開示にも積極的で、非常に透明性が高い会社と言える。

金融ライセンス

2011年、ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)が発行するライセンスに取得した。IFSCは他国の金融ライセンスに比べて比較的登録しやすく、低信頼度の金融監督機関とFXPEDIAでは位置づけている。また、ベリーズという聞き慣れないオフショア国であまり信頼度が高くない印象があるが、IFSCは法的権限を持っているため国が管轄していると言っていい。

信託保全

AXIORYでは、海外FXブローカーでは一般的な資金管理方法である分割管理ではなく、顧客資金をドーハ銀行(Doha Bank)で信託保全を行っている。万が一破綻したとしても顧客の資金は守られ返還される。

分別管理資金を引き出す場合は、①口座名義人の承諾、②アキシオリーのアカウンティングチームの承認、③第三者監査機構の3つの承認を必要とし、許可がないと資金の引き出すことはできない。なお、2019年まではユニオン銀行での管理であったが、海外銀行送金での入出金に時間がかかることが多かったため、現在のドーハー銀行に変更したとしている。

また、預かり資金の補償に関しても「万が一の場合、お客様からの入金額並びに確定運用損益、未決済時の評価損益が補償の対象となる。」と公表している。通常の場合では入金額のみとしているブローカーが多いが、AXIORYの場合は全額が補償対象となる。

ホームページ上で取扱いに関して公表していることも好感を持てることから、信用度は高いと言えるだろう。

口コミ

海外最大級のFX掲示板FPA(Forex Peace Army)でAXIORYの評価は「3.358」である。ちなみに比較対象として、日本人が一番利用しているブローカー「XM」の評価は「3.054」となっている。しかし、ここに投稿されている内容は真偽が不確かな投稿も多いため、点数は参考程度にすると良いだろう。ただ、レビュー数はAXIORYの方が圧倒的に少ないため、海外(英語圏)での知名度はXMには及ばないと言える。

アカウント

項目
口座タイプ4
最大口座数10
注文方式NDD方式(STP / ECN)
レバレッジ最大400倍
ゼロカットシステムあり
法人口座あり

AXIORYでは、スタンダード、ナノ・スプレッド(以下ナノ)、テラ、アルファと4つの口座タイプを提供している。1つのアカウントにつき最大10つ口座を持つことができる。また法人口座の作成も可能だ。

注文方法

AXIORYでは、アルファ口座以外の取引は全てNDDによる取引方法を採用している。さらに細分化すると、スタンダード口座、ナノ口座でcTraderを選んだ場合ECNであることは間違いないが、それ以外の口座やプラットホームでは、STPかECNなのかは公式では公表されていない。ただ、取引手数料が掛かる口座はECN、掛からない口座はSTPの可能性が高い。

ちなみに、インターバンク直結(ECN)を謳っているブローカーで、本当にインターバンク直結であることが確認できているブローカーはAXIORYのみである。

約定率

約定率99.99%を謳っており、AXIORYの自信がうかがえる。また約定実績の開示や、取引統計のグラフを公式ホームページで公開している。他社でここまで情報を公にしているところはない。

ストップレベル

AXIORYではストップレベルがない。ストップレベルとは指値(逆指値)注文を入れるとき、現在の価格から数pips離す幅のことである。例えばUSDJPYのストップレベルが3pipsの場合、買値が100.000の時に入れられる指値は99.970が最も近い指値となる。

レバレッジ

FXの場合、最大400倍と海外FXブローカーとしては低めに設定されているが、証拠金残高が100,001ドル(約1000万円)になるまでレバレッジ規制が掛からない。ただし、FX以外では各銘柄でレバレッジが異なるので注意が必要だ。制限がないブローカーに比べるとやや劣るが、約1000万円までレバレッジ400倍が使えるのは魅力的である。

ロット数・保有可能ポジション数

AXIORYではFXの場合、1回の注文で可能な最大ロット数は1000ロット、1口座内で保有可能なロット数は無制限となっており、他社と比較しても類を見ない設定となっている。Exnessも保有可能ポジション数は無制限になっているが、時間帯により1注文あたりの最大発注可能ロット数が異なるため、自由度を加味するとAXIORYには及ばない。大口トレーダーにとっては打って付けのブローカーと言えよう。

手数料・スワップポイント

項目
最低初回入金額1100円
取引手数料なし※1
スプレッド(USD/JPY)1.3pips
スワップ(USD/JPY)ロング:-2.08
ショート:-4.06
口座維持手数料なし※2
ボーナス/ディスカウントあり

最低入金額は1100円だが、2万円以下の入出金には手数料1000円(国際銀行送金のみ1500円)掛かるため、他社より融通が利かない。その反面、口座維持手数料はどの口座も一切掛からず、半永久的に口座を所持できる点では他社より優れている。(※2)

入金

入金可能なサービスはCurfex、国際銀行送金、VISA、JCB、STICPAY、BitPay、VLoadだ。

多くの海外FXブローカーでbitwalletによる入出金が可能だが、現在AXIORYでは取扱っていない。その代わりにCurfexを採用している。Curfexは、日本の金融庁に資金移動業者として正規登録されている香港の法人会社で、資金移動する際は手数料として送金金額の1%をCurfexに支払わなければならない。しかし、Curfexと銀行送金以外で入金の場合は1回あたり50万円が上限だが、Curfexでは1回で50万円以上の入金が可能となるため利点ともいえる。

出金

出金できるのは、Curfex、国内銀行送金、国際銀行送金、VISA、JCB、STICPAY、BitPay、VLoadだ。また、国内銀行送金は出金のみで入金には対応していない。最低入金額同様、最低出金額も1100円から出金できるが、2万円以下の入出金には手数料1000円(国際銀行送金のみ1500円)掛かる。

取引手数料・スプレッド

スタンダード口座では取引手数料は掛からず、スプレッドは海外FXブローカーの中ではやや狭い。

ナノ/テラ口座では、取引するときのみ1ロットにつき片道3ドルの取引手数料がかかる。代わりにスプレッドが最低0.0pipsから取引できるため、スキャルパーやデイトレーダー向きと言える。他社の似たようなシステムを取る口座でも取引手数料がかかるが、片道3.5~5ドルくらいが相場の中、AXIORYは良心的な価格設定だ。(※1)

ちなみに、ナノ口座はMT4かcTrader、テラ口座はMT5とそれぞれプラットホームが違うだけであり、それ以外の仕様は同じである。

スワップポイント

他の海外FXブローカーと比べると平均的である。しかしスワップポイント狙いのキャリートレードには向かず、ポイントが優秀な他社ブローカーを選ぶとよいだろう。

ボーナス

近年ではボーナスキャンペーンを開催しているが、一昔前までは、「顧客のニーズに応えスプレッドを狭くしたい」という理由で、ボーナスに消極的だった。お年玉やお中元を名目に年に2回程キャンペーンを開催しているが、ボーナスに積極的な同業他社に比べるとインパクトが弱い。

ボーナスに積極的になれない理由として、AXIORYでは主な収入元がスプレッド・取引手数料・スワップポイントしかなく、呑み行為をしていないことが上げられる。それゆえ、DDブローカーのような派手なボーナスキャンペーンを打つことができない。

また、あまり知られていないが、AXIORYがPrimeXMのホワイトラベルであることも原因と言える。

取扱銘柄の種類

項目
外国為替61種類
株式現物:122種類
CFD:78種類
株式指数現物:10種類
ETF69種類
コモディティなし
貴金属4種類
エネルギー5種類
仮想通貨なし

AXIORYでは、61種類のFX通貨ペア、その他多数のCFD銘柄を扱っている。大きな特徴として、現物の株式、ETF銘柄も取り揃えていることだろう。取扱銘柄は海外ブローカーの中でも圧倒的に多いと言っていい。

株(現物)・ETF取引

AXIORYはFXブローカーだが、株(現物)、ETF専用のアルファ口座がある。銘柄もアメリカ、ヨーロッパの各主要企業の株を122銘柄、ETFも69銘柄と幅広く取り揃えている。実際に株主となり配当金をもらうことはできるが、譲渡や証券会社の変更をすることはできない。また、現物なのでレバレッジは全銘柄1倍である。

プラットフォームとツール

項目
デモトレードあり
独自のプラットフォームなし
メタトレーダー4(MT4)あり
メタトレーダー5(MT5)あり
cTrader(シートレーダー)あり
ソーシャルトレード/コピートレードなし
VPSなし

MT4はスタンダード口座とナノ口座、MT5はテラ口座とアルファ口座にそれぞれ対応している。また、スタンダード口座、ナノ口座ではcTraderが使えるのは大きな魅力となるだろう。

cTrader

スタンダード口座、ナノ口座に対応している。cTtaderとは、2011年にロンドンの「Spotware System」という会社が開発したプラットフォームだ。特徴として以下の3点が上げられる。

  • ECN専用なので価格操作がない
  • 株のように板情報が見れる
  • リクオートがなく、同時決済も可能

上記の特徴から、透明性が高いことがわかる。また、約定スピードが優秀で、スキャルピングやデイトレードとの相性が良い。

これだけ聞くと「口座開設する際はcTtader一択」となりそうだが、cTtaderを使っているトレーダーはさほど多くない。理由として、取扱いがあるブローカーがAXIORY以外に2社しか確認できず、普及していないことが挙げられる。また、MT4やMT5に慣れていると、扱い方が独特なうえ、初期設定のインジケーターが少ないといったデメリットがある。

ただ、使い慣れればMeta Traderより利点が多いので、今から慣れておくのも手と言えよう。

モバイルトレーディング

項目
Android アプリあり
Apple iOS アプリあり

android、iPhoneともにアプリストアからMT4、MT5、cTtaderをインストールして売買が可能。cTtaderのみAXIORY専用のアプリとして提供されている。

リサーチ

項目
デイリーマーケット解説なし
外国為替ニュース(トップレベルの情報ソース)あり
ウィークリーウェビナーなし
経済カレンダーあり

公式ホームページの「マーケットニュース」で、前営業日に起きた市場の主な流れをまとめた記事が1日1記事掲載される。

学習コンテンツ

項目
FX教育の実施なし
CFD教育の実施なし
ウェビナーなし
ウェビナー(アーカイブ)なし
トレーディング動画なし
投資家辞書(用語集)なし
チュートリアル/ガイドなし

AXIORYでは特にこれといった学習コンテンツは用意されていない。

サポート

項目
日本語対応あり
ライブチャットあり
メールあり
電話なし

海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分がゆえにうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、AXIORYは日本人が対応してくれるためそういった心配はない。

総評

やはりAXIORYの一番の強みといえば「安全性、透明性」に尽きる。

NDD方式を採用し、国内FXブローカーで義務付けられている信託保全による資金管理をしている。「安全性」を第一に考えるのであれば、海外FXブローカーではAXIORY一択になる。また、AXIORYは顧客の信用を得られるように、情報開示に積極的になり「透明性」という付加価値が付いた。このような企業努力が、ライセンスの不安要素を払拭してくれる。

デメリットと言えば、2万円以上でないと入出金手数料を取られる点と、bitwalletに対応していない点が挙げられる。初心者にはボーナスのインパクトも弱く、やや敷居が高く感じる人もいるかもしれないが、正直これ以外悪いところが見つからない。

口座維持手数料もなく長い付き合いができる、口座を持っていても損はないブローカーと評価する。

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著者情報

トレード歴8年の元証券会社勤務の編集長を筆頭に、複数名の現役トレーダーとサイト情報の更新を行っている。トレーダー目線で偽りのない有益な情報を発信することを心掛ける。また、コンテンツ内には客観的な事実をもとに編集部の見解を述べている。

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