スプレッド

海外FXのスプレッド比較

スプレッドとは、外国為替証拠金取引(FX)において、売値(Bid)と買値(Ask)の価格差を指し、単位は「pips(ピップス)」と表される。

スプレッドは、手数料やコストを含めてFX業者が設定するため、業者によってスプレッドの幅は異なる。

スプレッドとは

スプレッドの幅は、FX業者の競争力を左右する重要な要素であり、スプレッドが狭いほど、競合他社と比較してコストが低いと言える。

そのため、スプレッドはトレーダーにとって重要な指標の一つとなり、トレードコストの削減や利益の最大化を目指すためには、スプレッドの狭いFX業者を選ぶことが重要になる。

本ページでは、スプレッドを徹底解説し、海外FX取引業者を比較した。

このページでわかること


  • スプレッドが狭く取引コストが低い海外FX業者が知りたい
  • 複数の海外FX業者のスプレッドを比較したい
  • FX通貨ペア以外の銘柄のスプレッドを比較したい
  • スプレッドがどういうものでどう影響するか知りたい

海外FXのスプレッド・取引手数料を徹底比較

今回比較するブローカーは、FXPEDIAで掲載しているブローカーの開設可能な口座タイプ全てを徹底比較していく。

為替では、メジャー通貨のドルストレートとクロス円を比較、CFDでは、ゴールド・シルバー・原油・天然ガス・日経・ダウ・ナスダック・S&Pが対象だ。

また、記載してある数値は2022/10/20〜2022/11/21の1ヵ月間の平均スプレッドとなっており、最も狭いスプレッドは赤色で表示している。

スタンダード口座のスプレッド一覧表

海外FXブローカーにて、取り扱いのある一般的な口座タイプ(スタンダード口座)でのスプレッドを比較した結果は、以下の通りである。

Noブローカー結果詳細
iFOREXのロゴマーク7通貨ペアで1位獲得詳細をみる
AXIORYのロゴマーク6通貨ペアで1位獲得詳細をみる
Exnessのロゴマーク上位2社の次点をマーク詳細をみる
スタンダード口座のスプレッドランキング
スクロールできます
ブローカーiFOREXAXIORYExnessTiTanFXGemforexのロゴマークXMTradingHFMのロゴマークFxProtradeviewFBSIFC MarketsFXGTのロゴマークLandFXExclusive MarketsIronFXMyfx Markets
USDJPY0.9pips1.3pips1.7pips1.6pips1.6pips2.0pips1.8pips1.8pips2.3pips2.4pips1.5pips2.0pips1.5pips1.8pips2.1pips1.4pips
EURUSD0.9pips1.2pips1.2pips1.4pips1.7pips2.1pips1.3pips1.7pips2.0pips1.1pips1.5pips1.8pips1.5pips1.9pips2.2pips1.5pips
EURJPY1.3pips1.4pips2.4pips2.1pips2.4pips2.8pips2.1pips2.3pips2.7pips3.0pips2.4pips2.8pips2.4pips2.3pips2.6pips2.7pips
GBPUSD1.3pips1.4pips1.8pips2.3pips2.7pips2.9pips2.3pips1.8pips2.9pips2.0pips2.9pips2.4pips2.2pips2.1pips2.0pips2.5pips
GBPJPY2.3pips2.5pips2.9pips3.3pips3.0pips4.3pips3.6pips3.5pips3.6pips3.9pips5.3pips4.4pips2.6pips3.1pips4.6pips4.2pips
AUDUSD1.3pips1.7pips1.7pips1.5pips2.4pips2.1pips1.7pips1.9pips2.3pips2.0pips1.6pips1.9pips2.0pips2.0pips2.2pips1.7pips
AUDJPY3.0pips1.6pips2.7pips2.3pips3.4pips3.8pips2.3pips3.1pips3.2pips3.3pips3.0pips3.4pips2.3pips3.1pips5.4pips2.7pips
NZDUSD2.3pips2.0pips2.6pips2.2pips3.7pips3.4pips2.6pips3.2pips3.3pips2.7pips2.9pips3.0pips2.8pips2.5pips2.8pips2.6pips
NZDJPY3.0pips2.1pips4.8pips2.9pips3.7pips3.9pips2.4pips3.1pips4.0pips2.2pips5.5pips3.7pips3.6pips3.0pips3.5pips3.1pips
USDCHF1.8pips1.6pips1.8pips2.2pips4.2pips2.8pips2.2pips2.7pips2.9pips2.4pips1.9pips2.9pips2.4pips2.0pips2.4pips2.7pips
CHFJPY2.0pips2.1pips3.7pips3.1pips4.3pips4.1pips2.9pips4.5pips4.4pips7.0pips4.1pips4.3pips4.4pips2.3pips3.6pips3.6pips
USDCAD2.3pips1.9pips2.4pips2.1pips2.6pips2.9pips2.4pips2.1pips3.1pips2.7pips2.8pips2.8pips2.4pips2.1pips1.9pips2.8pips
CADJPY2.2pips2.0pips3.3pips2.4pips3.8pips4.3pips2.7pips2.5pips3.7pips4.0pips3.7pips3.6pips2.9pips2.9pips4.3pips2.9pips
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スタンダード口座のスプレッド比較表

スタンダード口座ではiFOREXAXIORYが1、2位を独占する結果となった。次点でExnessが3位にランクインした。しかし、iFOREXはスキャルピングに一定の規制があるため、短期売買にはおすすめしない。

下記の表は、今回の比較結果から、一般向けの口座のスプレッドの平均値と中央値を算出したものである。上記の表のスプレッドの数値が下記の表の数値より小さければスプレッドの狭いブローカー、大きければスプレッドの広いブローカーと判断できる。

平均値と比較すると、上位にランクインしたブローカーのスプレッドがいかに狭いかがわかる。

通貨ペアスプレッド
平均値
スプレッド
中央値
USDJPY1.7pips1.8pips
EURUSD1.6pips1.5pips
EURJPY2.4pips2.4pips
GBPUSD2.3pips2.3pips
GBPJPY3.7pips3.6pips
AUDUSD1.9pips1.9pips
AUDJPY3.1pips3.1pips
NZDUSD2.8pips2.8pips
NZDJPY3.5pips3.5pips
USDCHF2.4pips2.4pips
CHFJPY3.8pips4.0pips
USDCAD2.5pips2.4pips
CADJPY3.2pips3.3pips

ECN口座・プロ口座のスプレッド一覧表

ECN口座、プロスペックの口座のスプレッドを比較した結果は以下の通りである。

ECN口座では取引手数料が発生する口座が多いため、スプレッドのみでコストパフォーマンスを比較することはできない。そのため、取引手数料が発生する口座については、スプレッドと取引手数料を合算した数値を記載している。

Noブローカー結果詳細
Exnessのロゴマーク断トツで1位を獲得詳細をみる
Gemforexのロゴマーククロス円のスプレッドが狭い詳細をみる
tradeviewドルストレートのスプレッドが狭い詳細をみる
ECN口座・プロ口座のスプレッドランキング
スクロールできます
ブローカー
口座名
Exness
ロースプレッド
Exness
プロ
Gemforexのロゴマーク
ノースプレッド
tradeview
ILC
AXIORY
ナノスプレッド
FxPro
cTrader
Exclusive Markets
プロフェショナル
IronFX
STP/ECN
XMTrading
ゼロ
HFMのロゴマーク
ゼロスプレッド
TiTanFX
ブレード
FBS
ECN
FXGTのロゴマーク
ECN
LandFX
ECN
Myfx Markets
プロ
USDJPY1.2pips1.1pips0.6pips1.1pips1.2pips1.1pips1.4pips1.3pips1.5pips1.2pips1.4pips0.9pips1.3pips1.2pips1.3pips
EURUSD0.8pips0.7pips0.7pips0.9pips1.0pips1.4pips1.4pips1.3pips1.5pips1.0pips1.2pips0.9pips1.5pips1.2pips1.2pips
EURJPY1.4pips1.5pips1.2pips1.5pips1.6pips1.7pips1.5pips1.6pips2.1pips1.8pips1.9pips1.8pips2.5pips2.0pips2.3pips
GBPUSD1.2pips1.1pips2.1pips1.6pips1.2pips1.6pips1.4pips1.3pips2.1pips1.6pips2.0pips1.5pips1.4pips2.3pips2.2pips
GBPJPY1.7pips1.8pips2.4pips2.4pips1.7pips2.6pips1.9pips1.8pips3.4pips2.2pips3.1pips2.2pips3.5pips2.4pips3.7pips
AUDUSD1.0pips1.0pips1.0pips1.0pips1.4pips1.7pips1.4pips1.4pips1.4pips1.2pips1.2pips1.5pips1.5pips1.3pips1.6pips
AUDJPY1.5pips1.7pips1.3pips1.6pips1.7pips2.6pips2.6pips2.1pips2.6pips2.0pips2.1pips1.6pips2.6pips1.4pips2.3pips
NZDUSD1.5pips1.6pips2.1pips1.6pips1.6pips2.1pips1.4pips1.4pips2.1pips2.2pips1.9pips1.5pips1.7pips1.8pips2.1pips
NZDJPY2.6pips3.1pips2.1pips2.3pips2.9pips2.1pips2.6pips2.2pips3.7pips2.2pips2.7pips2.2pips2.9pips2.8pips2.9pips
USDCHF1.1pips1.1pips1.8pips1.6pips1.6pips2.8pips1.4pips1.4pips2.1pips1.7pips1.8pips1.6pips1.4pips2.2pips2.0pips
CHFJPY2.1pips2.3pips3.0pips2.8pips2.5pips3.0pips2.1pips2.2pips2.9pips2.7pips2.9pips2.4pips2.9pips3.6pips3.9pips
USDCAD1.6pips1.5pips1.3pips1.6pips1.8pips1.8pips1.4pips1.4pips2.1pips1.9pips1.9pips1.7pips1.9pips2.0pips2.7pips
CADJPY1.8pips2.0pips2.2pips2.0pips2.2pips2.0pips2.1pips2.2pips2.9pips2.2pips2.2pips2.2pips2.8pips2.1pips2.7pips
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ECN口座・プロ口座のスプレッド比較表

Exnessの全ての口座が、ドルストレートおよびクロス円でランクインする結果となった。一番使いやすいの口座は、取引手数料が発生しないプロ口座だ。

また、ランクインしたGemForexには、スキャルピングに一定の禁止事項があるので注意が必要だ。

下記の表は、中上級者向け口座のスプレッドの平均値と中央値を算出したものである。Exnessは全ての通貨ペアでスプレッドが狭いことがわかる。

また、先に示したスタンダード口座の平均・中央値と比較すると、全ての通貨ペアでECN口座・プロ口座の方がスプレッドが低い。スプレッドの狭さを重視するなら、中上級者向け口座であるECN口座・プロ口座がおすすめだ。

通貨ペアスプレッド
平均値
スプレッド
中央値
USDJPY1.2pips1.2pips
EURUSD1.1pips1.1pips
EURJPY1.7pips1.7pips
GBPUSD1.6pips1.6pips
GBPJPY2.4pips2.3pips
AUDUSD1.3pips1.4pips
AUDJPY2.0pips1.9pips
NZDUSD1.8pips1.8pips
NZDJPY2.6pips2.7pips
USDCHF1.7pips1.6pips
CHFJPY2.7pips2.8pips
USDCAD1.8pips1.8pips
CADJPY2.2pips2.2pips

CFD(貴金属・株価指数・原油)のスプレッド一覧表

CFDでは、スタンダード口座とECN口座で同じスプレッドを提供しているブローカーが多い。このため、CFDの検証は口座をスタンダード口座とECN口座を分けずに比較した。

Noブローカー結果詳細
Exnessのロゴマーク貴金属で第1位詳細をみる
tradeviewエネルギーで第1位詳細をみる
XMTrading株価指数で第1位詳細をみる
CFDのスプレッドランキング
スクロールできます
ブローカー
口座名
Exness
スタンダード
Exness
ロースプレッド
Exness
プロ
XMTrading
スタンダード
XMTrading
ゼロ
tradeview
X Leverage
tradeview
ILC
TiTanFX
スタンダード
TiTanFX
ブレード
FBS
スタンダード
AXIORY
スタンダード
AXIORY
ナノスプレッド
HFMのロゴマーク
プレミアム
HFMのロゴマーク
ゼロスプレッド
FxPro
インスタント
FxPro
cTrader
iFOREXIFC Markets
固定
IFC Markets
変動
FXGTのロゴマーク
スタンダード
FXGTのロゴマーク
ECN
Gemforexのロゴマーク
オールインワン
Gemforexのロゴマーク
ノースプレッド
LandFX
Live
LandFX
ECN
Exclusive Markets
スタンダード
Exclusive Markets
プロフェショナル
IronFX
スタンダード
IronFX
STP/ECN
Myfx Markets
スタンダード
Myfx Markets
プロ
ゴールド2.1pips1.4pips1.3pips3.7pips3.3pips4.2pips1.7pips1.7pips1.7pips30.0pips2.6pips2.6pips4.6pips4.5pips3.3pips2.8pips3.3pips2.4pips2.7pips22.4pips43.0pips43.0pips2.8pips2.7pips
シルバー0.5pips0.3pips0.3pips0.3pips0.2pips0.3pips0.1pips0.2pips0.2pips5.0pips0.4pips0.4pips0.8pips0.6pips0.3pips0.2pips0.3pips0.3pips0.3pips0.9pips16.0pips16.0pips0.2pips0.1pips
WTI(原油)8.7pips4.7pips5.4pips2.2pips2.2pips6.0pips5.6pips2.0pips10.1pips10.1pips6.0pips6.0pips6.2pips11.2pips3.5pips取引不可6.7pips取引不可5.0pips5.0pips6.6pips13.6pips
ガス1.5pips11.5pips2.2pips2.1pips4.0pips4.0pips2.5pips1.0pips2.7pips48.0pips48.0pips
S&P5001.7pips1.0pips1.0pips0.5pips0.5pips1.0pips1.0pips1.5pips0.9pips25.0pips1.3pips1.3pips1.3pips1.3pips3.0pips3.0pips2.0pips取引不可1.8pips取引不可16.9pips16.9pips1.7pips7.7pips
DOW307.8pips7.0pips4.8pips3.6pips3.6pips3.9pips3.9pips3.6pips3.0pips2.0pips5.1pips5.1pips12.3pips12.3pips8.5pips3.0pips5.4pips取引不可17.2pips取引不可28.0pips28.0pips7.4pips12.4pips
NASDAQ1005.3pips2.9pips3.3pips1.7pips1.7pips3.1pips3.1pips2.2pips1.6pips25.0pips3.2pips3.2pips4.1pips4.1pips4.7pips3.0pips3.2pips取引不可2.2pips取引不可16.9pips16.9pips2.8pips8.8pips
日経22511.7pips取引不可7.3pips6.0pips6.0pips6.2pips6.2pips10.6pips10.0pips124.2pips124.2pips30.0pips30.0pips7.3pips8.3pips27.6pips取引不可19.4pips取引不可154.0pips154.0pips20.7pips91.2pips
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CFDのスプレッド比較

貴金属商品ではExness、次点でTitanFXMYFX Marketsとトップにバラつきが出たが、エネルギー商品ではTradeviewが好成績を記録した。

株価指数ではXMTradingが2位と”0.60”の大差をつけてダントツの1位となった。2021年に株価指数CFDのスプレッド縮小を行ったことが大きいだろう。

なお、一部調査が不十分なブローカーもあるため、参考程度にしてほしい。現時点での平均値、中央値も掲載しておく。

銘柄スプレッド
平均値
スプレッド
中央値
ゴールド7.8pips2.8pips
シルバー1.8pips0.3pips
WTI(原油)6.3pips6.0pips
ガス11.6pips2.7pips
S&P5004.1pips1.3pips
DOW308.5pips5.4pips
NASDAQ1005.5pips3.2pips
日経22542.7pips15.6pips

海外FXのスプレッドが狭いおすすめランキング

ここからは、スタンダード口座、ECN口座・プロ口座、CFD(貴金属、エネルギー、株価指数)のスプレッド比較でランクインしたブローカーの詳細を紹介していく。

Exness

Exness公式HPの写真
EXNESSの特徴
  1. 圧倒的にスプレッドが狭く、取引手数料が低い
  2. 最大レバレッジは無制限の超ハイレバレッジ
  3. 業界最高水準のセキュリティとサポートで安心・安全な取引環境

Exness(エクスネス)は、最大レバレッジ無制限でロスカット水準が0%というスペックが特徴的な、中上級者に人気の海外FX業者だ。

月間の取引量も世界最大を誇っており、プロ口座は日本でも多くの専業トレーダーに利用されている。ロースプレッド口座とプロ口座という2種類のECN口座があり、平均的に狭いスプレッドで取引できるのはロースプレッド口座である。

Exnessは全銘柄のストップレベルがゼロであり、無制限レバレッジを活用したハイレバなスキャルピング取引と相性抜群だ。

また、本人確認作業無しで入金・トレードができるので、口座開設後すぐに取引を始められる。低スプレッド×ハイレバレッジな環境でトレードしたい方や、がっつりスキャルピング取引をしていきたい方にはExnessがおすすめ。

>>Exnessの公式サイトをみる

GemForex

GEMFOREX公式HPの写真
GemForexの特徴
  1. 業界トップクラスの狭いスプレッドと低コストを実現
  2. ただし低スプレッド口座はボーナス対象外
  3. 豪華なボーナスプログラムが有名

GemForex(ゲムフォレックス)は、海外FX業者の中でもボーナスが豊富で、最大レバレッジが1,000倍と高いため、低コストで取引が可能な業者だ。特にドル円のスプレッドが一番狭く、ユーロドルのスプレッドもわずかに狭くなっている。

GemForexの口座開設ボーナスが30,000円、入金ボーナスが100%と非常に有利であり、スキャルピングやデイトレードを行いたい方にはロースプレッド口座がおすすめだ。

また、ミラートレードを利用すれば、プロトレーダーと同じポジションを持つことができ、スマホ1台で取引が可能。ただし、ノースプレッド口座は最低入金額が30万円、自動売買が使えないため、少しハードルが高めとなる。

GemForexは日本語に対応しており、日本人トレーダーにとって、使いやすく安心できる取引環境を提供している。

>>GemForexの公式サイトをみる

TradeView

Tradeview公式HPの写真
TradeViewの特徴
  1. ILC口座のスプレッドが狭く低コストで取引できる
  2. 大口トレードができる上級者向けのブローカー
  3. 公式サイトには情報が少なく手が出しにくい

TradeView(トレードビュー)は、海外FX業者の中でも最狭スプレッドを誇り、大口取引にも対応しているため、コスト削減を求めるトレーダーにはおすすめだ。今回の比較では、ILC口座のスプレッドがコモディティや株価指数で狭いことがわかった。

また、約定力やスピード、スリッページが少ないといった優位性も持ち合わせている。加えて、16年以上の運営実績があり、ケイマン諸島の金融ライセンスを取得しているため、安全性や信頼性もトップクラスといえる。

ただし、ILC口座の初回入金額が10万円からと高く、ロスカットレベルが100%と厳しいため、初心者には少々難しい。しかし、元手資金に余裕があり、本格的に海外FX業者でトレードを行いたい方や、より快適な取引環境を求める方にはおすすめの業者だ。

>>TradeViewの公式サイトをみる

iFOREX

iFOREX公式HPの写真
iFOREXの特徴
  1. 海外FX業者の中で運営歴の長いブローカー
  2. スプレッドも狭く低コストで取引ができる
  3. 入金ボーナスなどのキャンペーンが豊富で、初心者にもおすすめの業者

iFOREX(アイフォレックス)は、海外FX業者の中で運営歴の長いブローカーであり、スプレッドも狭く低コストで取引ができる。入金ボーナスなどのキャンペーンも豊富で、初心者にもおすすめの業者だ。日本語サポートも高品質であり、スムーズに解決することができる。

MT4・MT5を導入していないため、独自ツールでしか取引できないというデメリットがあるが、ロスカット水準0%でハイレバレッジなトレードができる。iFOREXで狭いスプレッド、かつ低コストな取引を体験してみよう。

ただし、スキャルピングは許可されていない取引行為として禁止されている点には注意しよう。

>>iFOREXの公式サイトをみる

AXIORY

AXIORY公式HPの写真
AXIORYの特徴
  1. スキャルピングに最適!トップクラスのスプレッド狭さと約定力の高さ!
  2. 完全信託保全完備!安心・安全で透明性の高さ
  3. 入金額最低2万円から手数料無料!初心者にはスタンダード口座がおすすめ!

AXIORY(アキシオリー)は、海外FX業者の中でもスプレッドが非常に狭く、約定力も高いため、スキャルピングトレーダーからの支持が高い安全性の高い海外FX業者だ。

スキャルピングに適したスペックが揃っているため、スキャルピング制限がないことも特徴の一つ。STP口座・ECN口座ともに主要通貨のスプレッドが平均的に狭い。

AXIORYは信託保全を採用し、安全性・透明性の高さにも定評がある。また証拠金残高1,000万円まではレバレッジ制限されないため、まとまった金額で口座運用したい方にもおすすめだ。

初心者にはスタンダード口座がおすすめであり、スプレッドも狭いため、有利に取引が可能です。AXIORYのナノスプレッド口座、テラ口座もスプレッドが全体的に狭く、使いやすさと最低入金額は2万円と低い。初心者から上級者まで幅広くおすすめできる。

>>AXIORYの公式サイトをみる

XMTrading

XMTrading公式HPの写真
XMTradingの特徴
  1. 「KIWAMI極口座」で驚異の狭スプレッド
  2. 最大レバレッジ1000倍!どのスタイルのトレーダーにもおすすめの万能口座
  3. 口座開設ボーナスもあり!海外FX初心者から上級者まで幅広く対応

XMTrading(エックスエム)は、海外FX業者の中でもトップクラスの実績・信頼性を誇る業者だ。

これまではスプレッドが広く、スキャルピングなど短期トレードには不向きと言われていたが、新しく「KIWAMI極口座」をリリースし、取引コストを大幅に削減した。

ドル円で平均0.7pipsという狭いスプレッドで取引できる上、最大レバレッジ1000倍で取引できるため、どのスタイルのトレーダーにもおすすめできる万能口座だ。

また、口座開設ボーナスもあり、少額から始められる点も魅力的だろう。海外FX初心者から上級者まで、幅広いニーズに対応したXMTradingで安心・安全なトレードをすることができる。

>>XMTradingの公式サイトをみる

変動スプレッドと固定スプレッドの違い

MT5のスプレッド

スプレッドには「変動スプレッド」と「固定スプレッド」と、FX業者が価格差(スプレッド)を設定する2つの方法がある。メリット、デメリットをまとめた。

変動スプレッド固定スプレッド
メリット相場の変動に応じてスプレッド幅が狭くなる

取引コストを抑えることができる
スプレッドは常に一定

相場が安定している時期でも取引コストが予測しやすい
デメリット相場が急激に変動する時期にスプレッド幅が広がる

取引コストが高くなる可能性がある
変動スプレッドより広い設定

相場が急激に変動する時期でもスプレッド幅が変わらない
変動スプレッドと固定スプレッドの違い

どちらの方式が適しているかは、トレーダーのトレードスタイルや目的によって異なる。それぞれのFX業者の特徴やトレードスタイルに合わせて、変動スプレッドと固定スプレッドを比較して、適切なFX業者を選択することが重要だ。

変動スプレッドとは

スプレッドの考え方

変動スプレッドは、相場の変動に応じてスプレッド幅が変化する方式のこと。相場が安定している時期にはスプレッド幅が狭くなり、相場が急激に変動する時期にはスプレッド幅が広がる傾向がある。

そのため、変動スプレッドは、相場環境に合わせてスプレッドを調整することができ、トレードコストを抑えることができる。しかし、急激な相場変動時にはスプレッドが広がり、トレードコストが高くなる可能性があるため、トレーダーはスプレッド幅の変化に注意を払う必要がある。

また、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる22:00〜2:00頃は1日で最も市場参加者が多い時間帯となっているため、もっとも取引量が多く、スプレッドは狭い傾向にあるのが特徴だ。

為替市場の取引可能時間

固定スプレッドとは

固定スプレッドは、相場環境に関係なく、FX業者があらかじめ設定したスプレッド幅が常に適用される方式のこと。中には、原則固定スプレッドとしていることもある。原則の基準は、注目される経済指標発表前後の時間帯、取引量が少ない時間帯、大きな暴騰暴落が発生している時を除いて、固定スプレッドを提示するというものだ。

固定スプレッドは、相場変動が激しい時期でも、スプレッド幅が変わらないため、トレードコストが予測しやすく、トレード計画を立てやすいという利点がある。しかし、相場が安定している時期には、スプレッドが広がることがないため、変動スプレッドよりも取引コストが高くなる可能性がある。

口座タイプによるスプレッドの違い

海外FX業者では、口座タイプによってスプレッドの幅が異なる場合がある。「スタンダード口座」と「ECN口座」を提供しているのが一般的であり、ECN口座の方が狭いスプレッドを提示している。

スプレッドが狭い口座タイプは、取引コストが低く、トレードチャンスが多くなる反面、レバレッジが低く、証拠金の維持率が高くなることがある。一方、スプレッドが広い口座タイプは、取引コストが高くなり、トレードチャンスが少なくなる反面、レバレッジが高く、証拠金の維持率が低くなることがある。

口座タイプスタンダード口座ECN口座
スプレッド広い狭い
取引手数料なしあり
レバレッジ高め低め
ボーナスありなし
証拠金維持率低い高い
スタンダード口座とECN口座の違い

狭いスプレッドを提供しているECN口座だが、スプレッド以外に取引手数料を設けていることが多い。取引数量に対し、決められた金額を支払うこととなる。取引手数料は、各FX業者、取引通貨ペアにより大きく異なるが、1ロットあたり片道3〜5USDの取引手数料が一般的だ。

よくある質問(FAQ)

スプレッドとは何か

買値(Ask)と売値(Bid)の価格差を指す。短期トレードをメインとしているのであれば、口座を選ぶ際、最優先項目のひとつとしてスプレッドを注視すべきだ。

海外FXブローカーのスプレッドが広いのはなぜか

基本的にFXブローカーの多くはNDD方式を採用している。NDD方式のブローカーはトレーダーが注文するときに発生するスプレッド・取引手数料・スワップポイントの3つによって利益を生み出している。

しかし、国内FXブローカーの多くはDD方式にて取引を実施しており、NDD方式のブローカーとは異なり、トレーダーの注文を呑む「呑み行為」が可能だ。この結果、呑み行為によっても利益を上げることができ、NDD方式のブローカーよりも狭いスプレッドを提供できる。

これが海外FXブローカーのスプレッドが広い理由だ。

スプレッドが広がる時はどんな時か

市場が活発に動かない日本時間6:00〜9:00前後。大きな経済指標の発表前後やサプライズイベント(予期せぬ戦争や権力者の予定にない発言など)が起きた時。

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著者情報

トレード歴8年の元証券会社勤務の編集長を筆頭に、複数名の現役トレーダーとサイト情報の更新を行っている。トレーダー目線で偽りのない有益な情報を発信することを心掛ける。また、コンテンツ内には客観的な事実をもとに編集部の見解を述べている。